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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

カテゴリー「睡眠」の記事一覧

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睡眠:まとめ 

睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠がある。
レム睡眠は浅い眠りで
体は眠り、頭は起きている。
記憶の整理や心のメンテナンスを行う。
夢を見るのもノンレム睡眠。
ノンレム睡眠深い眠りで
体も頭も眠っている。
脳の休息とともに成長ホルモンを分泌し
骨や筋肉などの組織の回復や
疲労回復などに必要な睡眠周期。

浅い眠りのレム睡眠は
90分サイクルで現れるため、
そのタイミングで目覚ましをセットすればよい。
(例:4時間半・6時間・7時間半)

睡眠と関わり合いが深いのが
サーカディアンリズム(Circadian rhythm)。
これは生体時計があり、自律神経機能・内分泌機能・代謝機能の
リズムを調節している。
このリズムは25時間(24.8時間)周期
1日24時間と比べると1時間の誤差がある。
この誤差を修正するには外部からの刺激が必要であり
光と食事・運動・社会(人との接触)・
その他の環境(温度・湿度・騒音・振動)が関係する。
割合としては光の影響が最も大きく8割程度を占め、
その他の因子は2割程度である

影響する光の量は
1000~2000ルクス以上は必要と言われている。
屋内では100~300ルクスと低いため
屋外の光の量が必要である。
(屋外では10000~100000ルクスにもなる。)

規則正しく睡眠をとる
 ・レム睡眠による記憶と心のメンテナンス。
 ・ノンレム睡眠による体の回復を図る。
目覚める時間は90分サイクルで
サーカディアンリズムは屋外の光で調節
が重要なポイントである。

睡眠障害では睡眠異常で一般的なものをいくつか挙げた。
 ・過眠症
   (ナルコレプシー、特発性過眠症、反復性過眠症)
 ・睡眠相後退症候群
 ・不眠症
   (入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害)

脳の機能の異常によるものも多く、
規則正しい生活が崩れたり、ストレスによる影響も大きい。
また他の疾患で夜間の睡眠が障害される場合もある。
身体の管理と精神の管理により、
体のリズムは整い、ストレスにも対応しやすくなる。
薬物療法で眠りを誘発したり、気分を調節し
管理しやすい状態に持っていくこともできる。
また規則正しい生活に戻す。光を浴びる。
ストレス発散や問題解決の考え方を学ぶなど
知識でカバーできるものもある。
環境に適応しないときに体は異常を起こす。
その場合、体のせいにするのではなく自分の行動を
変化させることで適応するように
もっていくことが大切ではなかろうか。
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Category: 睡眠

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睡眠:不眠症 

不眠症は睡眠障害の一種で平常と比べ睡眠時間が短くなり、
身体や精神に不調が現れることをいう。
日本人の5人に1人の割合と言われ
特に中年以降に割合は高くなってく傾向がある。

原因は5つのPから始まる単語でまとめられる。
 1. 身体的要因(physical)
  ・痛み、かゆみ、発熱、喘息発作など。
  ・不眠をきたす代表的身体疾患
   脳神経障害   :脳血管障害、パーキンソン病など
   内分泌代謝疾患:甲状腺機能亢進症、クッシング症候群など
   心疾患      :狭心症、心不全など
   呼吸器疾患   :気管支喘息、睡眠時無呼吸症候群など
   消化器疾患   :胃潰瘍、逆流性食道炎、など
   皮膚疾患     :アトピー性皮膚炎など
   睡眠関連運動障害:むずむず脚症候群など
 2. 生理学的要因(physiological)
   環境の変化、温度、湿度、騒音、振動など
   睡眠環境としてふさわしくない生活環境。
 3. 心理的要因(psychological)
   ストレス、不安など。
 4. 精神医学的要因(psychiatric)
   うつ病、神経症、統合失調症など
   精神疾患は不眠が発現しやすい。
 5. 薬理学的要因(pharmacological)
   タバコ、アルコール、降圧薬、ステロイド、
   甲状腺剤などが原因となることがある。

症状入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害
4つに分かれる。
 1.入眠障害
  寝つきが悪く眠れない。寝つきに30分~1時間以上
  かかる場合と定義。
 2.中途覚醒
  起きる時間まで何度も目が覚める。中高年に多い。
 3.早朝覚醒
  朝早く目覚め、再度眠ることが出来ない。
 4.熟眠障害
  眠りが浅く、熟眠感が得られない

治療
ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤、メラトニン、
抗ヒスタミン剤、精神安定剤、抗うつ薬などを用いる。
薬物療法以外では
 ・寝酒は止める(睡眠が浅くなる)
 ・寝る前一時間はテレビ・インターネットなど
  脳に刺激になるものは行わない。
 ・嫌なことを考えない。
 ・寝る時間にこだわり過ぎない。
 ・カフェインをとり過ぎない。
 ・日中日光を浴びる。
 ・寝る前に体を温める。
 ・マッサージやストレッチをする。
 ・リラックスする。
などがある。睡眠のリズムが崩れてしまった場合、
薬物療法をきっかけに調整するのも有効である。
また習慣が睡眠の邪魔をしている場合、
その習慣を改善することも必要である。


 
  

Category: 睡眠

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睡眠:睡眠相後退症候群 

睡眠相後退症候群
(DSPS:Delayed Sleep Phase Syndrome)
睡眠相遅延症候群ともいう。
生活の時間が普通の人より後ろにずれて
元に戻れない状態が1か月以上続くこと。

慢性的な不眠症7-10%は、DSPSが原因とされている1)。
厳密なICSDの診断基準で無作為に抽出の
ノルウェーの成人10000人では、0.17%が罹患2)。
同様の研究で日本人の成人1525人では0.13%が罹患3) 。
他の研究では、思春期における罹患率は7%にも
なるとされている。

原因としては
夜型の生活が長い
  →体内に不規則な履歴が残る。
体内時計の調節が弱い
  →光の感受性が弱い
などが影響することがあります。

いじめがあり、はじめはただの不登校だったのが
不規則な生活をきっかけに睡眠相遅延症候群により
学校に行けなくなる。また夏休みでの不規則な生活から
朝が起きれなくなるなど精神的なきっかけが
身体的に影響を与え、社会的な問題に波及する。

患者はしつけが悪い、なまけた人と誤解されやすい。
医師の診断も難しい。
睡眠医学の開業医はDSPSが診断される率はかなり低く、
医師が睡眠障害についてしっかり教育を受けることを
望んでいる4)。

治療では少しずつ寝起きする時間を早くする
治療が基本となる。
薬物療法や光療法などを併用することもある。
睡眠障害の中では割合の高いもの。
夜間での生活習慣が体内の履歴として残る場合、
元の生活に戻れなくなることがあることを
忘れないようにしておかなければならない。

1)“Sleeplessness and Circadian Rhythm Disorder”.
 eMedicine World Medical Library from WebMD.
2)Schrader H, Bovim G, Sand T. The prevalence of
 delayed and advanced sleep phase syndromes.
 J Sleep Res. 1993 Mar;2(1):51-55.
3)Yazaki, Mikako et al. Demography of sleep disturbances
 associated with circadian rhythm disorders in
 Japan Psychiatry and Clinical Neurosciences Volume 53
 Issue 2 Page 267 April 1999
4) Dagan, Yaron M.D., D.Sc.; Ayalon, Liat Ph.D. Case
 Study: Psychiatric Misdiagnosis of Non-24-Hours Sleep-Wake
 Schedule Disorder Resolved by Melatonin.
 Journal of the American Academy of Child & Adolescent
 Psychiatry. December 2005;44(12):1271-1275.

Category: 睡眠

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睡眠:過眠症 

夜しっかり寝ているのに眠たい。
これが一時的でなく長期的に続く場合
過眠症が疑われる場合がある。

原因は多岐にわたりはっきりしていないが
大きく分けると脳内の覚醒維持機能の異常
何らかの原因で夜間の睡眠障害があることが
想定されている。

過眠症の主なタイプは3つで
ナルコレプシー・特発性過眠症・反復性過眠症
最も多いナルコレプシーは日本で
600人に1人程度(0.16% - 0.18%)と推定。
突発性過眠症はナルコレプシーよりやや少なく
反復性過眠症は非常にまれな疾患である。

ナルコレプシー
日中、突然に耐え難い眠気に襲われるという睡眠発作
笑いなど感情が昂ぶった際に力が抜けてしまったり
呂律がまわらなくなる情動脱力発作(カタプレキシー)。
寝入り際に幻覚をみる入眠時幻覚
金縛りが起きる、睡眠麻痺
(幽霊を見たと訴えることも多い。)が特徴。

特発性過眠症
ナルコレプシーのような脱力発作はないが、
立ちくらみ、めまい、頭痛、失神が生じる
深刻な睡眠障害である。

反復性過眠症
一日に18~20時間も眠る日が3日~3週間続き(傾眠期)、
これが数週間~数ヶ月の間隔で起こる。

その他としては脳障害や、うつ病、線維筋痛症、
睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などの
他の睡眠障害の症状をともなることがある。
また薬の副作用(向精神薬等)や、
アルコールの乱用でも引き起こされる。

眠気に関しては
世界中の医療機関や産業保健の現場で
広く使われているエップワース眠気尺度
(ESS:Epworth Sleepiness Scsle)というものがある。
眠気を主観的に評価していくもだが信頼性が高く
ある程度の判断が簡易に行うことができる。

1.座って本を読んでいるとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

2.テレビを見ているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

3.人の大勢いる場所でじっと座っているとき
  (会議や映画館など)、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

4.他の人が運転する車に乗せてもらっていて、1時間くらい
  休憩なしでずっと乗っているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

5.午後じっと横になって休んでいるとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

6.座って人とおしゃべりしているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

7.お昼ご飯のあとに静かに座っているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

8.自分が車を運転していて、数分間信号待ちをしているとき、
  居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

高いほど日中の眠気が強く、
低いほど眠気は弱いと判定。

総合得点11点以上の場合、
何かの病気が原因で強い眠気が起こっている可能性がある。
10点以下の人でも、しばらく経ってから再び行なうと、
高得点になったりします。慢性的な眠気を感じているのなら、
時期をずらして再評価を行う必要がある。

眠気は気合の問題でなく病気のこともある。
これらは10代から20代前半までに発症することが多いが
あまり知られていないため、診断されることが少ない。
周りから非難されたり、独りで悩んでいることも多い。
適切に医療機関で治療すれば社会生活をある程度
調節して過ごすことができるようだ。

Category: 睡眠

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睡眠:サーカディアンリズム 

体内にはサーカディアンリズム(Circadian rhythm)という
生体時計があり、自律神経機能・内分泌機能・代謝機能
リズムを調節している。
このリズムは25時間(24.8時間)周期となっており、
1時間のずれを外界の因子によって微調節して
保つことができている。
この微調節している外界の因子は
食事・運動・社会(人との接触)・
その他の環境(温度・湿度・騒音・振動)である。
割合としてはの影響が最も大きく8割程度を占め、
その他の因子は2割程度である。

その為、日中太陽の光を浴びることで
体のリズムを整え、良質な睡眠を与えることになる。
生体時計は脳の視床下部の視交叉上核
(suprachiasmatic nucleus; SCN)に存在するとされている。
視交叉上核は光の情報を網膜から受け取り、
松果体 (pineal gland)へ情報を送る。
松果体はこの情報に応答しメラトニン (melatonin) を分泌する。
メラトニンは脈拍、体温、血圧を低下させ睡眠を誘導する。
太陽の光が目に入ってから15時間前後
メラトニンの分泌は起こる。
高齢者の睡眠が浅いのはこのメラトニン分泌
減少するという要因が大きい。

生活の中で太陽光にあたることで
生体のリズムは調節され
自然なメラトニン分泌を促す。
メラトニン分泌に影響する光の量
1000~2000ルクスと言われている。
屋内では
 暗い部屋で100ルクス。
 明るい部屋で300ルクス。
屋外では
 曇りの日で 10000ルクス。
 晴れの日で100000ルクスにもなる。

日中に太陽光を浴びることで生体リズムを整え、
また規則正しく寝ることで組織の回復を促す。
身体機能や精神機能の不調はこうした
当たり前の生活が行えているかが大切である。
体の調子や気分の調子が悪い時、
あれこれ考えたり手を出す前に
お金もかからず気楽にできるこうしたところから
直していくことが大切ではなかろうか。

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睡眠:レム睡眠とノンレム睡眠 

睡眠は人間にとって非常に重要である。
睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠がある。

レム睡眠はいわゆる浅い眠り
体は眠っているが、頭は起きている
記憶の整理心のメンテナンスを行う。
夢を見るのもノンレム睡眠で
記憶と感情が混在した物語となるため
つじつまが合わなかったり、
よくわからないものを見たりすると言われている。
夢で出てくる物や人は記憶によるもので
その時生じた感情は抑圧された深層心理とも言われ、
自らの本当の感情を知る手掛かりになることもある。
レム睡眠というのはREM(Repid Eye Movement:急速眼球運動)
が見られる睡眠周期ということである。

ノンレム睡眠深い眠り
体も頭も眠っている状態である。
脳の休息とともに成長ホルモンを分泌
骨や筋肉などの組織の回復
疲労回復などに必要な睡眠周期である。
肌の新陳代謝やお酒で疲れた肝臓も
この周期による回復の影響は大きい。

睡眠のサイクルは90分サイクル
レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す。
寝入りはノンレム睡眠に入り、
最も深い睡眠が約85分程度続く。
その後レム睡眠が5分程度現れ、
また約75分ノンレム睡眠となる。
その後レム睡眠は15分程度になり
これを繰り返しながら少しずつ
睡眠は浅くなっていく。
浅い眠りのときに目覚めるとすっきりするため
90サイクルを意識し、目覚ましをセットするとよい。
(4時間半、6時間、7時間半など)

睡眠は人間にとって短期的には
栄養の摂取よりも重要な要素である。
適切な睡眠をとることで高次脳の働きを適正化し、
身体機能の回復を図ることで
生活の質は維持されるのではなかろうか。

Category: 睡眠

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2017-04
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