Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

カテゴリー「骨粗鬆症」の記事一覧

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

脊椎の圧潰と骨粗鬆症 

脊椎の圧潰には骨腫瘍・循環障害があるが、
原発性が最も多い。
臨床的な症状としては初期に局所の疼痛があり、
椎体圧潰とともに椎間関節の関節包の緊張や、
脊柱周囲筋や周囲靭帯などの筋・軟部組織の痛みが生じる。

70歳以上の骨粗鬆症の44%以上が圧潰が生じている1)との報告もあり、
骨粗鬆症と圧潰の関連性は非常に高いと考えられる。
骨粗鬆症は低骨量でかつ骨組織の微細構造が変化し、
そのため骨が脆くなり骨折しやすくなった病態と定義される。
2000年には1200万人を越え、
80歳以上の男性で40%以上、女性で60%以上が
発症していると報告されている。2,3)

女が強いのは弱いからである/カント
お互い歳を取ったら、重いものはやはり男が持つべきである。

1)Jensen GF,et al:Epidemiology of postmenopausal spinal
 and bone fractures;a unifying approach to
 postmenopausal osteoporosis.Clin Orthop166:72-81,
 1982
2)井上哲郎:骨粗鬆症の臨床像.The Bone 4:39-47,1990
3)楊鴻生:整形外科的治療とその問題点-超高齢者の骨粗鬆症.整・災外42:
 331-339,1999
スポンサーサイト

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: 0

top △

骨粗鬆症:運動の効果 

骨粗鬆症は運動により予防できることは
いくつかの研究から
導き出されているものであるが
考えられる理論としては
SAIDの原理ウォルフの法則である。

SAID(specific adaptation to imposed demands)の原理
生体に一定のトレーニング負荷をかけると
生体はそれに見合った適応現象を起こすという原理である。
逆に運動を活発にしていた人が急に運動を止めてしまうと
7~10日以内に骨吸収像が認められるという報告もある。

もう一つは
ウォルフの法則というもの。
筋や腱を通じて骨にかかる機械的な負荷は
骨のリモデリングに直接影響するという定義。
これが抵抗トレーニングが骨密度にプラスの効果が
生じる理論の背景にある。

骨の質は運動量で変わり、骨の形は姿勢で変わる。
日々の生活の習慣が年数経つにつれ骨の形に現れる。
興味深く神秘的なことに感じる。

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:リスクファクター 

骨粗鬆症は骨の合成分解のバランスが
崩れることで生じる。
つまり最大骨量が小さい場合と
過剰な骨消失がある場合に生じやすくなる。

最大骨量と骨格の大きさは
遺伝による影響が大きいとされている1,2)
またカルシウムとビタミンDが
栄養素として重要であるが、
ビタミンD受容体(DVR)が骨密度の決定に
20%近く関わっていると言われている。

その他要因として挙げられるものは
 ・薬剤
 ・カフェイン
 ・アルコール摂取
 ・喫煙
 ・カルシウム不足
 ・内分泌異常
 ・標準体重以下
 ・後発月経(初潮)
 ・早期閉経
 ・卵巣/子宮摘出
 ・不規則月経/無月経
 ・ダイエット歴
 ・高タンパクダイエット
 ・身体活動の不足

リスクファクターに関わるものとしては自分で
コントロールできるものとできないものがある。
コントロールできる食事運動などでいかに予防していくか
ということは重要と考える。

1)Rubin LA,Hawker GA,Peltekova VD,
 Fielding LJ,Ridout R,Cole DEC.
 Determinants of peal bone mass:Clinical
 and genetic analyses in a young female
 Canadian coohort.J Bone Miner Res 1999;
 14:633-643.
2)Sowers MFR,Galuska DA.Epidemiology of bone
 mass in premenopausal women.Epidemiol Rev
 1993;15:374-398.

      

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:分類 

骨粗鬆症はいくつかの種類があり、
分類されている。
大きく分けると原発性と続発性の二つに分けられる。

原発性はさらにⅠ型とⅡ型に分かれ
Ⅰ型閉経後骨粗鬆症(特発性骨粗鬆症)
 ・65歳以前の女性に多い
 ・閉経後エストロゲン減少による
 ・急速な海綿骨の喪失
 が特徴であり、椎骨骨折が多い。

Ⅱ型退行性骨粗鬆症(老人性骨粗鬆症)
 ・70歳以降の男女
 ・海綿骨だけでなく皮質骨も減少
 が特徴であり、椎骨骨折・大腿骨骨折が多い。

続発性
・ステロイドの長期服薬
・内分泌疾患
・甲状腺疾患・副甲状腺機能亢進症
がこれにあたり、閉経や加齢以外の
薬物やホルモンの関係が影響したものとなっている。

有病率はWHOの診断基準による調査では、
50歳以上の女性は、腰椎で25-35%、大腿骨頚部で9-13%、
50歳以上の男性は、大腿骨頚部で4%が骨粗鬆症と診断。
日本の骨粗鬆症有病率は、米英より低く米国の非白人に
近いと考えられている。
 

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:骨のリモデリングと病因 

骨粗鬆症の名前については
最近では一般的になっており
知らないという人は少なくなってきている。

骨というのは常に
作られるのと壊されるので
バランスをとっている。
これを分解合成といい、
8カ月で1ターンになる。

分解する役割を果たすのが
破骨細胞2~4週の周期で現れ、
皮質骨の管か海綿骨の吸収窩を形成する。

合成する役割を果たすのが
骨芽細胞骨組織の除去されたところに現れ
基質を再生し造骨を行う。

そしてこれらの働きで骨は生涯にわたり
分解と合成のリモデリングを行い続けていく。
最大の骨量20歳前後で達成され,
その後5~15年硬化が生じている1)
(骨格サイズは変わらないが
ミネラルの増加は継続した状態)

骨粗鬆症とは骨内膜の吸収が
造骨の割合を超えることで生じる
ものである2,3)
閉経の女性に多く閉経後10~15年
年間1~3%(時に5%)近く骨量が喪失する。
閉経後5~10年での減少が最も大きく
その後は緩やかな減少となる4,5)

骨は常に入れ替わっているが
閉経後の5~10年はかなりの骨量減少につながる。
これが骨粗鬆症の影響としては大きい。
骨折としては脊椎圧迫骨折との関わりが大きい。

尻もちをついたときや屈曲し
何かを持ち上げるときなどのストレス。
また座るときにどすっと座ることで生じる
micro fractureも見逃すことはできない。
生活習慣や薬物治療など対策をしていくことで
骨折の予防につながっていく。
脊椎圧迫骨折は多発すると姿勢アライメントが崩れ、
肩凝りや腰痛も生じやすくなる。
QOLを低下させないためにも大事なことである。

1)Riggs BL,Melton LJ,Ⅲ.Involutional osteoporosis.
 In:Evans JG,Willams TF,eds.Oxford Textbook of Geriatric
 Medicine.Oxford,UK:Oxford University Press;1992:405-411.
2)Parfitt AM.Trabecular bone atchitecture in the
 pathogesis and prevention of fracture.Am J Med 1987;
 82:68-72.
3)Eriksen EF.Normal and pathological remodeling of human
 trabecular bone:Three dimensional reconstruction of
 the remodeling sequence in normals and in metabolic
 bone disease.Endo cr Rev 1986;7:379-408.
4)Genant HK,Baylink DJ,Gallagher JC.Estrogens in the
 prevention of osteoporosis in postmenopausal women.
 Am J obstet Gynecol 1989;161:1842-1846.
5)Resnick NK,Greenspan SL.Senile osteoporosis
 reconsidered.JAMA 1989;261:1025-1029.

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

2017-05
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。