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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

カテゴリー「栄養学」の記事一覧

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消化器の流れ 

冬は胃腸の機能障害が生じやすい。
自律神経系の影響を受けやすい他、
忘年会、クリスマス、正月と
過食になりやすい時期というのも影響として大きい。

では消化器系について考えていく。
まず食べ物は口から入る。
1日1〜1.5ℓ分泌される唾液。
アミラーゼという酵素で炭水化物を
麦芽糖にかえ小さな分子にする。

そして食べ物は咀嚼され食道に運ばれる。
食道は蠕動運動を行ない、逆流せずに胃に送られる。
胃も食道と同じく蠕動運動を行なう。
消化液はペプシンでタンパク質の分解を行なう。
胃酸の分泌は1日1〜2.5ℓ程度である。
胃は1.5〜2ℓも容量がある。

肝臓・胆嚢・膵臓は消化器に付属している臓器である。
肝臓でつくられた胆汁酸を胆嚢で貯蔵し、
十二指腸から分泌される。
膵臓はアミラーゼ・リパーゼ・トリプシノーゲンという
消化酵素をつくる。

消化された栄養素は小腸と大腸で吸収される。
小腸は十二指腸・空腸と回腸があり、
十二指腸でカルシウム・マグネシウム・鉄が吸収される。
空腸ではアミノ酸や水溶性ビタミンと脂肪、
回腸ではビタミンB12などが吸収される。
小腸は約6m程度の長さがあり、3〜6時間で通過する。

大腸では電解質や水を吸収する。
約1.5〜2mで8〜10時間かけて通過する。

食べ、消化し吸収するにはこれだけ多くの内臓が働き、
それぞれが役割を果たしているのは驚きである。

内臓
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Category: 栄養学

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人工甘味料は糖尿病や肥満のリスクを高める 

最近使われているサッカリンなどの人工甘味料は
代謝に関わる腸内環境のバランスを崩し、
血糖値が下がりにくくなる作用がある。
9月17日に科学誌ネイチャー電子板に発表された。
イスラエルの研究チームによる研究で、
スクラロースやアスパムテールにも同じ作用があることが
マウスの実験で示されている。

日本で使われている人工甘味料はサクラロース、アスパムテールの他、
サセスルファムカリウム、ネオテームなどがある。
かつて大量に使われていたのがサッカリンで発がん性の有無で
議論され制限付きで使用が許可されたものである。

また人工甘味料は太るというデータは
テキサス大学の研究も有名である。
ダイエットソーダを飲んだグループと飲まなかったグループを
追跡比較すると飲む人は飲まない人に比べ5〜6倍太ることが
わかっている。
またパデュー大学のマウス実験でも人工甘味料と天然甘味料の
入ったヨーグルトでの実験もある。
ここでも人工甘味料入りのヨーグルトの方が食べ過ぎによって
太ったとされている。

こうした人工甘味料はコカイン以上の中毒性を
持っているとも言われており、
たまに嗜好品として食べるのはいいが、
毎日、習慣的に摂取するのは考える必要があるかもしれない。

Category: 栄養学

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消化にかかる時間 

食べたものは約10秒程度で胃に運ばれ、
約1〜3時間で消化されて、そこから腸に運ばれる。
約30〜120時間で排出される。
S字結腸まで約1日、直腸まで約1〜5日というところである。

そして食べ物によっても消化にかかる時間は変わる。
果物は消化にほとんど時間はかからず20〜30分
野菜1時間〜2時間
炭水化物にはでんぷんを分解するために、
酵素も必要であり時間も8〜12時間かかる。
そしてタンパク質にはタンパク質を分解するための
酵素も必要であり10〜24時間かかる。

果物を食後に食べると果糖が分解されず
腐敗したり分解されなくなる。
また利用されなかった糖質が肥満の原因になることがある。
そのため、消化の良いものから先に食べ、
あとから消化に時間がかかるものを食べるとよい。
また、果物や野菜を先に食べることで、
糖の吸収を穏やかにすることもできる。
無題 1

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脳に必要な栄養素 

現代は飽食の時代といわれ、
食べ過ぎて調子が悪くなることも少なくない。
特にラーメンやライスなど生成された小麦や
米は消化もよく糖質を過剰に摂取してしまう傾向がある。

では脳にとって必要な栄養素は何であろうか。
これはアミノ酸である。
草食動物は腸内細菌からアミノ酸を生成することができるが、
肉食動物は自分自身でアミノ酸を作ることができない。
このように作ることのできないアミノ酸は必須アミノ酸といわれ、
動物の肉を摂取することでアミノ酸を得ることができる。

ではアミノ酸が減少すると脳では何が起きるのであろうか。
生命を維持するための下位脳はタンパク質を生成することで
神経機構を働かすことができる。
そのため、アミノ酸が減少すると、脳への供給を減少させないために
筋肉分解や肝臓の合成を一旦ストップする。
そして脳自体も無駄遣いしないように省エネモードに切り替わる。
要するに体の倦怠感や眠気などを生じるきっかけとなる。

炭水化物は効率よくエネルギーが摂取できる反面、
アミノ酸の不足が生じやすくなっている。
アミノ酸スコアでは赤身の肉や卵が
バランス良く有効利用されるアミノ酸とされる。
脳をしっかりと働かせるためには肉食が重要なのかもしれない。

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水の飲み過ぎによる問題 

デトックスや熱中症の予防から、
意識的に水を飲んでいる人は増えてきている。
特に熱くなってくると汗もかくし、
運動をすると水分補給をすることになる。
しかしながら、汗もかかずに運動もしない状態で
水を飲み過ぎてしまうと水中毒になることもある。
アメリカでは水飲み大会で女性が死亡した例もある。

水中毒は水の過剰摂取に伴い、
血液中のナトリウムが希釈され
低ナトリウム血症を生じる。
ひどい場合は脳腫脹や発作や昏睡などを起こし、
死亡することもある。
精神科に従事する医療従事者はよく知っているが、
それ以外ではあまり知られていないものでもある。

1日に2リットルまでであれば、通常では問題ないが、
1日に3リットルを越えたら注意する必要がある。
3リットル以上の飲水をする場合を多飲(polydipsia)、
さらに強迫飲水(compulsive water drinking)、
自己誘発性水中毒(self-induced water intoxication)、
と発展し慢性水中毒(chronic water intoxication)となる。

ここまで至るのは特殊なケースであるが、
脱水を気をつけるのは一番に大切なことだが、
過度にとり過ぎてしまうことは体にとって
害があることも認識しておかなければならない。
女性の場合は特に体が冷えやすくなる、
一つの理由としても念頭に置く必要がある。
何でもほどほどなことは大切になってくる。

Category: 栄養学

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摂食機能の各周期のポイント 

先行期
先行期は口腔へ挿入する前の行為である。
大切なのは座位姿勢である。
座位姿勢では頸部のすわりである定頸と持久力が関わる。
この座位姿勢の状態は摂食・嚥下の予後に関わる。
また先行期は準備期以降にも影響が大きく、
解剖学的構造がむせ・誤嚥・窒息に関わることになる。

準備期
嚥下の準備となる時期である。
咀嚼は主に
 ・咬み切る(咬断)
 ・粉々に砕く(粉砕)
 ・すり潰す(臼磨)
 ・唾液と混ぜる(混合)
これにより嚥下可能な食形態に加工した食塊がつくられる。
食物をこぼしたり流涎があるときは口唇に問題が、
咀嚼の際に粉々に砕いたり、唾液と混ぜることが難しい場合は、
頬や舌に問題があることが多い。
この場合は歯の噛み合わせ面にうまく食物をのせられないので
歯の表面に食べ物が付着する状態となる。

口腔期
嚥下反射を誘発することが重要である。
食事に時間がかかったり丸呑みをしている場合は
嚥下反射に問題がないかチェックする必要がある。
嚥下反射を誘発する部位は主に口蓋弓、咽頭後壁、
舌根部となる、この部分に泡上の唾液が覆われている場合は
嚥下に問題がある可能性が高い。

咽頭期
喉をうまく通り、食道までの道なりである。
喉をうまく通過しない場合は、
痰が絡んだガラガラした嗄声やむせ、
呼吸の乱れや喘鳴などが生じる。
嗄声は咽頭部に食塊がたまっている状態。
むせは咽頭部に食塊が入った(咽頭侵入)状態。
呼吸の乱れや喘鳴は声門を越え気管内に侵入した
いわゆる誤嚥の状態を示す。
咽頭蓋前方に気管がある。
そこを越えると梨状窩がありここで一旦左右に道が分かれる。
その後、一つに収束し食道口に向かうのだが、
座位姿勢で左右どちらかに傾斜している場合は、
傾斜側の梨状窩に食塊が停滞する。

食道期
食道期での問題は食べ物の逆流である。
逆流は誤嚥につながり(逆流性誤嚥)肺炎を発症する。
また逆流の影響で口腔内も影響を受ける。
細菌の増殖による虫歯の進行や
酸性による歯の脱灰と崩壊、きつい口臭などがある。
これらも座位保持が重要である。
座位の耐久性がなく、食後すぐに臥床することでも
逆流を誘発しやすくなる。

食べてすぐ寝ると牛になるということわざがあるが、
牛は食べた後、食べ物を再び胃から口に戻して
噛み直す生き物である。
本当は牛のように食べ物が逆流するから
体に良くないといった意味もあるのかもしれない。

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摂食・嚥下機能 

食べる所作は食べ物を認識し、
口にいれ噛み砕いて飲み込む。
そして口から喉、そして食道に流れていく。
食べ物を認識し、口の中で噛む時期を摂食といい、
飲み込んで胃に入るまでの流れを嚥下という。
広義での摂食機能とはこれらすべてを含めて指す。
歩行に問題がある場合、歩行のどの周期に問題があるか特定し、
その際の運動学的要素を確認し、出現する症状や部位によって
生理学や解剖学を考慮しアプローチする。
摂食機能の問題に対しても同様で、
摂食機能のどの周期に問題があるのかを特定し、
その原因についてアプローチすることになる。

食べる所作は
先行期(認知期)→準備期(咀嚼期)→口腔期(嚥下第1期)
→咽頭期(嚥下第2期)→食道期(嚥下第3期)に分かれる。
先行期は食べ物を認識する時期。
準備期は食塊を形成する時期になる。
口腔期は嚥下反射とともに食べ物が咽頭に移る時期で、
咽頭期は咽頭から食道へ移る時期、
食道期は胃へ移る時期になる。

これらの周期のどこに問題があるかを評価する必要がある。
次回はそれぞれの周期でのポイントを述べていく。

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食事摂取が低下している高齢者 

食べることは栄養摂取だけでなく、
人とのふれあいや生きる原点としての喜びに繋がる。
人としての自信に繋がるので食べることは生きることと
同じように重要なことは言うまでもない。

在宅高齢者の場合、食事摂取が不足していることは多い。
買い物ができない、調理ができない、食費の負担を感じるなど
能力や社会的な問題の他、食欲がない、水分が少ない、
薬の服用がある、咀嚼・嚥下に問題があるなど機能的な問題。
また過度な食事制限やタンパク質の摂取が1日1皿以下、
食事回数が1~2回など偏食なども関わることがある。

上記のような状態の高齢者の場合は
食事摂取が不足していることが多いので
注意深く評価していく必要がある。

無題 1

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経口摂取と経腸栄養について 


経口摂取について述べていく。
経口摂取での食事は常食・軟食・流動食があり、
軟食では全粥と分粥に分かれいわゆる一般食と呼ばれる。
特別食(療養食)とはエネルギーや
栄養素が調節された食事のことで、疾患や病態により調節する。

食事摂取に限度がある場合に栄養補助食品を利用する。
栄養補助食品は液状やゼリー状のものがあり、
少ない容量で高エネルギー、高蛋白の摂取を
行うことができるのが利点である。
また食物繊維や亜鉛・ビタミンなどのミネラルが含まれるもの、
糖尿や腎不全に対応したものなど
さまざまなバリエーションがあるのも特徴である。


経腸栄養は経鼻胃管・胃瘻・腸瘻がある。
半消化態栄養剤というものを用いられ、
糖質はデキストリン、
タンパク質は乳清蛋白や大豆蛋白が用いられる。
半消化態栄養剤は小腸で吸収されるまでに消化機能が必要である。
消化機能が低下しているときは
消化態栄養剤や成分栄養が用いられる。
いずれにしても逆流や下痢を防ぐために
姿勢や投与速度などの注意は必要である。

栄養摂取法はさまざまなものがあり、
方法や種類など検討する必要がある。
患者の状態によって適切な栄養を手助けできるかが
大切になってくる。

Category: 栄養学

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栄養補給の種類と問題点 

栄養補給のやり方はいくつかの種類がある。
消化管に問題がなければ通常の食事(経口摂取)や
経腸栄養が選択される。
腸閉塞や炎症の影響で消化管に問題がある場合は、
静脈栄養が選択される。

消化管を使わないとどういったことが起こるのだろうか。
消化管を使わないと小腸の絨毛萎縮やバリア機能の低下が生じ、
全身性の感染症のリスクやバクテリアル・トランスロケーションが
生じることになる。
バクテリアル・トランスロケーションは腸管の中の細菌が、
粘膜をバリアーを通過して体内に侵入してくることになる。
また嚥下を行わないと嚥下に関わる筋力の低下が生じることになる。

無題 1

Category: 栄養学

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2017-03
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