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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

カテゴリー「心理学」の記事一覧

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完璧主義の弊害 

完璧主義の人は成功しにくいと言われる。
様々な可能性を検討するのに、
なぜ成功しにくいのだろうか。

完璧主義であると、失敗を恐れるあまり
決断力と行動力が鈍る。
そのため仕事としての効率が極度に落ちてしまう。
またストレスが多い為、精神的にも負担が大きい。
また完璧主義を極めるとかならず投げ出すことになる。
なぜなら完璧なことなど存在しないからである。

人間的にも他人にイライラしやすく、
できない人を酷評する傾向が強い。
評価されないことに力を費やすことは、
仕事においては非効率となる。
苦労して100%にすることはあまり意味がなく、
できる人は60%の仕事を大量にこなすことに重きを置く。

仕事においての成果とは
顧客の満足と売り上げであることが多い。
自らの100%を追うのではなく、
仕事に対しての成果を追うことが
最も大切なのではないだろうか。
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Category: 心理学

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考えすぎてしまうループ 

人によって考えすぎて疲れてしまう人はいる。
物事を難しく考えすぎる理由は「怖い」から。
なんとか理屈で考えて、
解決しようとする癖がついてしまっている。

しかしながら考えて結論が出るどころか、
考えれば考えるだけ身動き取れなくなってしまう
ジレンマを抱えることも少なくない。
考えても心配しても本当にピンチになったときに
できることは知れている。

「よく考えればうまくいく」という思い込みを捨てる事、
これは考えすぎる事は悪い結果になることも多い。
自分が苦しむだけでなく、周りも不愉快な気分にしてしまう。
考えて良い案が生まれることよりも、
気持ちが疲れさらに状況が悪くなることの方が多い。

アメリカのミシガン大学の調査結果では、
心配事の80%は起こらないという結果が出ている。
起きてしまうのは20%で、しかも、その20%の
うちの80%はある程度の準備をしていれば解決可能だという。
手の打ちようながない心配は、全体のわずか4%に過ぎない。

人間の感情は一度否定的になってしまうと、
イースト効果といってネガティブな気持ちから抜け出せなくなる。
なかなか抜け出せなかったら
逆にとことん向き合うという対処もある。
ダラダラと考えるからいつも気になり、
半端に考えを止めてますます気にしてしまう。
なら1時間何も気が散らないように、
紙とペンをもって徹底的に書いてみる。
そして1時間たったらストップし、
「本当にそれ起こるか?」
「じゃあどう解決したらいい?」
それだけで意外にいろいろ見えてくるものである。

Category: 心理学

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勇気の実践 

勇気は内部要因では恐怖行動力が関係し、
外部要因では結果の不確実性と危険が関係する。
また道徳的なものや尊敬・賞賛される行動のみが、
勇気に当てはまると言える。

勇気を持つことは先天的な要素よりも、
後天的な学習が重要だと言われている。
特に自らコントロールしやすいものとしては、
自らの心理が影響する内部要因である。
内部要因では恐怖と行動力が挙げられる。

恐怖行動の抑制を生じること。
危険を感じ用心することで
脳幹・海馬が過剰に活動する。
恐怖を減らすことは耐えることと置き換えられる。
行動力目的に向かい前進すること。
ドーパミンが機能するための快楽中枢の働きが重要となる。
行動力を高めることは戦うことと置き換えられる。
要するに内部要因としての恐怖と行動力は、
行動抑制する恐怖に耐えることと
目的をしっかりとイメージし戦うことである。

その他にもいくつか有効な手段がある。
まず知識を得ることである。
知識は不確実性を減少し不安を和らげることができる。
また開きなおり静観する態度もストレスの減少に役に立つ。
これらは恐怖の抑制に有効な手段である。
また他人に話すことにより、
自分にプレッシャーを与えることや、
恐怖に対して直接対処することは勇敢な自分に身を置き、
行動意思を高めるきっかけに繋がっていく。

勇気というのは先天的な要素だけでなく、
後天的に対処できるものも含まれる。
リスクを回避するリスクマネジメントも大切であるが、
リターンを得るために重要なのは、
許容範囲内でリスクを負うリスクテークである。
そういった部分を考慮していくためには、
精神的な要素である勇気について考えることも重要である。
無題 2
ロバート・ビスワス=ディーナー(著),児島修(翻訳):「勇気」の科学~
一歩踏み出すための集中講義~,大和書房,2013

Category: 心理学

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歩きたいけど怖い 

歩くために必要な関節の可動域や筋力があるけれど、
一度転んだことで歩くのが怖くなることがある。
いわゆる転倒後症候群であるが、
転倒したことによる身体的ダメージよりも、
心理的なダメージの方が回復に時間がかかることも少なくない。

こういった状況では心理的な要因が影響しているのだが、
一歩踏み出すために必要なのはいわゆる勇気である。
今回は勇気について述べていきたい。
勇気に関係する要素としては
外部要因内部要因に分けることができる。

外部要因では結果の不確実性危険が挙げられる。
どういう結果なのか予測できないこと、
そして危険を伴うことは不安である。
初めてのことそして、危ないことに関しては、
できれば避けたいと感じることも少なくない。
転倒後であれば、怪我をしてから歩けるかわからない。
そして、また転んだら骨が折れてしまう。
「痛いのでは・・・」
「もう歩けなくなるのでは・・・」
そういう感情が生じるのではないだろうか。

内部要因では恐怖行動力が関係する。
気持ちの中の恐怖が強い時そして、
行動力が小さいと勇気を出すことが困難となる。
またどんなに勇敢であっても、
自分より弱いものに対してや
社会的に認められるものでなければ、
勇気があるとは言わない。
窃盗や弱者に対する暴力に対して、
勇気がある行動と言われることはないのはそのためである。

よって勇気に関係する要素としては
結果の不確実性や危険といった内部要因と、
恐怖や行動力といった内部要因が関係する。
そしてその他としては道徳的なものや
尊敬・賞賛されるものが勇気に当てはまると言える。
では勇気はどうすれば自分のものにできるのだろうか。
次回は勇気の実践について述べていく。
無題 1

Category: 心理学

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考えを促す質問 

考えることは重要であるが、
それを相手に促すことはさらに難しい。
「自分で考えて。」ということはできるが、
何をどう考えれば良いのか
相手のハードルを考えれば難しい気がする。

問題に気づき、問題を明確化すること。
知識や客観的思考による問題の分解と分析。
目標をもとにそれぞれの案の
優先順位や組み合わせを行い、対処の決定をすること。
考えるということにはこのような段階がある。
それでは相手にそれを促すためにはどういった質問が、
適切な考えを促す質問になるのであろうか。

まず問題を明確化するためには、
何か困っていることはないですか?
という質問がある。
何かもやもやしている時に、
「困っていること」という問いにより
それを具体化して表現することができるようになる。
問題が何なのかをはっきりさせて、
考えるべきポイントを明確にする必要がある。

次に問題の分解と分析においては、
何がわるいのだろうか?
どうすればよくなるだろう?
他の人(他の会社)ならどうするだろう?」などが有効である。
まず「何が悪いのだろうか?」では
問題を絞り込んだり、
その問題をより詳細にしていくきっかけとなる。
次に「どうすればよくなるだろう?」
悪い部分を捉えていてもそれに対する改善案が重要である。
ひとつの方向性で息づまった時は、
正反対の方向性を見ることで対処がみえてくる。
「他の人(他の会社)ならどうするだろう?」では
視野を広げることができる。
自分の中だけでなく、他の人へ意識を向けることで、
より広い視野で物事を考えることができる。
これらの質問によりいくつか案を増やすことができる。

最後に対処の決定については
目的は何なのだろうか?
どういう結果にしたいのだろうか?
何が一番大切だろうか?
これらは目標を再度明確にすることで、
優先順位や案の組み合わせを行い、
決定すべき対処を明確にしていく。
対処の決定は今まで増やした案を
いかに限定していくかの作業になる。

考えて決断をするということは感情的な結びつきを、
理性的な価値に変えていく作業となる。
そのため感情的な痛みを伴うことにもなる。
あいまいな状態で感情を重視するのか、
それとも具体的に現実的な対処をするのか。
臨機応変に使い分けることが必要ではないだろうか。
考えることの問いかけ

Category: 心理学

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経験則の罠 

考えるにあたって人は
経験則(ヒューリスティック)に頼ることは多い。
経験則は時間を短縮させるために大切であるが、
経験則のには注意する必要がある。
経験則の罠とはどういったものがあるだろうか。

ひとつはフレーミングである。
経験則には感情的な要素が含まれやすいので、
ネガティブな考えであればネガティブ案が中心になりやすく、
またポジティブな考えであればポジティブな案が多くなる。
メリットとデメリットを考えるためには、
常にその案の反対側ももれなく考える必要がある。

また確認バイアスも気をつける必要がある。
自分の考えは自分自身で肯定しすぎる傾向がある。
この自己正当化に注意しなければ、
視野が狭くなってしまうことは否めない。

最後にトレンド印象の強さ
今の流行や印象の強さなどの要素も、
考えの偏りを作るひとつの問題となる。

考えるということは知識や経験をもとにした直感と、
考えの偏りを防ぐための理性が必要となる。
次回は考えるという行為を相手に促すために、
どういった声かけが必要なのかについて述べていく。
考えるということ

Category: 心理学

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考えることの段階 

個人意識が高まり、社会環境としても
ニーズを把握することが重要となっている。
そのため、顧客に近い距離の人間が、
どうパフォーマンスを高めるかが大切である。
上層部が提案し、社員が指示通りに動くことだけでなく、
社員自身が考えて行動する必要が出てきている。

さてそのための「考える」ということはどういうことなのか?
それについての答えは案外難しいものである。
「自分で考える」ように促すことが、
現在の教育には重要と言われている。
しかし、考えるとは何なのかと言われると難しい。
今回は考えるということを述べていきたいと思う。

考えるのには段階がある。
第1に問題の明確化
第2に問題の分解と分析
第3に対処の決定である。

それでは問題の明確化から述べていく。
まずはじめに問題に気づくことからはじまる。
問題に気づかなければ何もはじまらない。
そこには責任感や能動性が必要である。
「どうすれば今よりよくなるだろう?」
「このままだとこんな悪いことが起こるかも?」
こういった視点が必要である。

次に問題の分解と分析である。
問題が明確になったところで、
次は具体的にその問題について考えていく必要がある。
問題をより詳細にしていくことで、
具体的にしていくことが可能となる。
そこには専門的な知識とともに、
客観的思考や分析力が必要となる。
「他人や他の会社ならどうしているか。」
「どうすればよくなるか?なぜ悪いのか?」
など多角的な視点を用いることで、
対処するための案は導きやすくなる。

最後に対処の決定について。
問題を分析していき、対処する案がいくつか挙がったら、
最後は決定していくことが必要になる。
どの案にするかを決定するにあたっては、
目標や目的を明確にしていくことが必要である。
目標や目的が明確になることで、
優先順位をつけることができるとともに、
ある案とある案の組み合わせなどを考えることもできる。

このように考えるということはそれぞれの段階が必要であり、
段階によって必要な能力も変わってくる。
考えるにあたってどの部分が滞っているのか確認することで、
苦手な部分や補う必要のある部分が明確になるかもしれない。

Category: 心理学

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人との関係性の3つの段階 

共同体感覚により、自分他者も大切にすることが、
自分の価値観を高めるために大切だと以前述べた。
しかし、この自分と他者の関係性は非常に難しい。
もう少し具体的にこの関係性について述べていきたいと思う。

この自分と他者との関係性には3つの段階が必要である。
一つ目は自己受容
自分は自分であり変えることはできない。
ありのままを受け入れるということである。
また自分は普通であるということを認めることも大切である。
自分に対する理想が高すぎると無理をしてしまい、
今ある本来の自分を否定することになる。
こうした意味でもありのままを受け入れ、
普通であることを認めていくことが大切である。

二つ目は他者信頼
自己に執着するだけでは共同体感覚を得ることは難しい。
他者を無条件に信じ、深い関係を恐れないことが大切である。
浅い関係は傷つくという痛みは小さくなるかもしれないが、
喜びも小さくなってしまう。
相手は仲間であると考え、過度に人を恐れないことが大切である。
人を信じることができなければ幸せになることは難しい。

最後の三つ目は他者貢献
他者に貢献するということは自分のためでもある。
過剰に相手のために尽くし、自己犠牲にするのは
自分と他者が対等ではなくなってしまう。
相手の役に立つことで自分の価値を認めることができる。
ここにいてもよいという自分の居場所は、
こういった行動により自分自身で作ることが大切である。

人がストレスなく幸せに生きていくためには、
自分と他人の関係性が非常に重要である。
さらに深い距離になればなるだけ、
ありのままの自分を受け入れ、他者を信頼し、
他人の役に立つことで自分の価値を認識することが必要になる。
共同体感覚
1)岸見一郎 他:嫌われる勇気---自己啓発の源流「アドラー」の教え,
ダイヤモンド社,2013
2)岸見一郎:アドラー心理学入門-よりよい人間関係のために,
KKベストセラーズ,1999
3)岸見一郎:アドラー心理学 実践入門---「生」「老」「病」
「死」との向き合い方,KKベストセラーズ,2014

Category: 心理学

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幸福のための感覚 

課題の分離と他者の課題の切り捨てができると、
お互いに自律した自由を手に入れることができる。
しかし、ここから幸福を得ることを考えたときには、
それだけでは足りない気がするのではないだろうか。
アドラーは人が幸福になるために大切な要素として、
共同体感覚(コモンセンス)を挙げている。

「私と相手」という関係が社会の最小単位になる。
そして、さらに広く捉えていると、
会社・社会と大きく広がっていく。
自律とともに次に必要なのは、
他者そして大きな世界への繋がりを形成すること。
これが共同体感覚である。

人は自分を最も大切にしている。
しかしそれが強すぎると、
社会と繋がることは難しくなる。
社会と繋がるためには、
自分の執着から他者への関心が必要である。
自分が共同体である相手・会社・社会に関心を示し、
その共同体に貢献できていると感じることで
はじめて自分の居場所ができ、
自分には価値があると感じ、
勇気を持つことができる。
しかし、過剰に適応しようとし自己犠牲を行うことは違う。
自分も大切にし、そして他人も同様に大切にする。
適度な適応が何よりも大切である。

課題を分離し、人との関係性を上下関係である縦の関係から、
対等である横の関係になる。
そうすることで介入でなく援助ができるようになる。
そしてその援助が共同体に貢献できている、
自分には価値があるという感覚を作り出す。

こうした関係性をつくるための認識については
もう少しつっこんで考えなければ難しい。
次回はこの関係性についての考え方を述べていく。

Category: 心理学

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他者の課題の切り捨て 

自分の問題と他人の問題を分けて考える、
課題の分離については前回述べた。
誰の問題なのかわかりにくいときは、
結果を引き受ける人が誰なのかを考えればよい。
そして他者の問題をうまく切り捨てるには、
どうすればよいのだろうか。
今回はそれについて述べていく。

自分の問題と他人の問題が明確になったら、
自分の中でこれは他人の問題なんだと認識する。
そして相手には、
「困ったときには手伝うよ。」と伝える。
その言葉を聞いた相手は、
「これは自分の問題なんだ。」と考える。
そうすることで相手は、
「自分でなんとかしようとする」もしくは
「助けを求めるか」自分で選ぶことができる。
相手が助けを求めるのであれば、
相手の援助をする。

自分の課題については
「信じる」「見守る」というスタンスが重要で、
他人の問題については
「何を選択するのか」という意識が大切である。
他人の問題に関しては自分ではどうしようもない。
要するに他人の評価というものは、
他人のものなので自分ではどうにもできない。
他人の評価を気にすることは、
無意味であるということを認識しておく必要がある。
課題の分離ができることと、
他者の課題の切り捨てができることで、
はじめて人はお互いに自律し、
自由を手に入れることができるのではないだろうか。
課題の分離

Category: 心理学

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2017-06
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