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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

カテゴリー「筋力」の記事一覧

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発達と体幹機能3 

ハイハイが完成するといよいよつかまり立ちである。
10ヶ月頃になると自力で台に頼りながら、
つかまり立ちをする。
このときはまだS字カーブが十分にできていない。

11ヶ月で台から手を離したり、
高這いができるようになり腰椎のカーブは
少しずつ作られてくる。

1歳を過ぎることからヨチヨチ歩きが始まる。
はじめは股関節も外転しゆっくりとしたスピードであるが、
徐々に内転筋が発達して小走りもできるようになる。
このように幼児の段階ですでにコアのベースは作られ、
その後、小学校低学年から高学年の
ゴールデンエイジの間で運動能力は大きく成長する。

体幹をうまく使っていくためにはこのような発達は
非常に参考になる。ハイハイ、高這いなどを行うことで、
体幹と連動した四肢の動きを獲得することも
できるのではないだろうか。
無題 1
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Category: 筋力

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発達と体幹機能2 

6〜9ヶ月ではハイハイが
できるようになることが大きい。
ハイハイができるようになるまでの
流れを示していく。

約6ヶ月で腹這いから上半身を動かす
ピボットターンが可能になる。
これは体幹の側屈が行えているということである。

そして7ヶ月あたりでは
体幹と下肢の協調運動が可能になる。
腹這いから上半身を起こし、
手と足で360度方向転換を行うことができる。
そしてずり這いへ移行する。

8ヶ月あたりでは上半身のみのずり這いに
脚の蹴りがついてくるようになる。
それにより移動速度はアップしてくる。
つかまり立ちができるのもこの時期が多い。
そして徐々にずり這いから
四つ這いが可能になる頃には
体幹と四肢のアウターマッスルがしっかりと働いている。

こうして四つ這いが可能になると
ハイハイの初期が行われるのだが
はじめは上半身を使って進むのだが
9ヶ月頃になると下半身も参加する
ハイハイの後期へ移行する。
上半身の動きに脚の動作も加わることになる。
これで上肢・下肢・体幹の連動を学習することになる。

このハイハイの動きが
その後の歩行の発達に大きく関わることになる。
体幹の筋肉が発達し頭部と骨盤を支持するとともに
初めての自力移動が可能になる。
歩行に向かって無意識に学習されていく
段階的なプログラムは非常に理にかなっていて
素晴らしいものである。

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発達と体幹機能 

ちまたでは体幹・コア・骨盤などの
言葉をよく聞くようになった。
ダイエットとしてもこれらの筋を働かせるような
コンセプトのものも多い。
さてこれら体幹に関わる筋は
どのように発達していくのだろうか。

実は赤ちゃんの頃から
体幹は少しずつ鍛えられているのである。
では発達の段階から述べていきたいと思う。

まず生まれたとき
とにかく泣く。おぎゃーと言った泣き声で
横隔膜と肋間筋、腹横筋が働く。
それから3ヶ月かかって首と手足を
それなりに動かせるようになる。

4ヶ月から6ヶ月経つと、
寝返りが出きるようになる。
脊柱を自ら回旋させるようになり
体重移動ができる。

このように発達していくのだが、
まず泣くことでインナーが発達し、
その後、手足が少しずつ動かせるようになって
その後、脊椎を動かすことができるようになる。
次回は7ヶ月以降にどのように発達していき
体幹が出来上がるのだろうか。
説明していきたいと思う。

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不動による筋力低下 

不動により筋は弱化する部位と
短縮する部位に分かれる。

肺炎や心不全などで全身状態が悪化した場合、
しばらくベッド上安静がとられることも多い。
廃用症候群予防の目的でアプローチする場合、
弱化する筋や短縮する筋を予測して行なうことで
効率よくアプローチを行なうことができる。

今回は弱化する筋をピックアップしてみる。
これらの筋の筋力維持・向上に努めることで
離床に入った際の動作能力は円滑に進めていくことができる。

可動域訓練2

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深層筋と動作 

動作において筋のバランスは重要である。
強い筋の方向へ身体は引っ張られやすくなる。
そのため末梢部分の筋が強ければ
体幹は選択的に動くことができず十分な力は発揮されない。
深層筋と外層筋のバランスが重要である。
下記に深層筋の活性化が不良な場合と、
良好な場合の動作を示す。

深層筋の活性化が不良な場合
体幹が不安定となる。
動作を起こすためには
四肢の活動性を高める必要性がある。
これにより非効率的な運動を強いられる。


深層筋の活性化が良好な場合
体幹が安定している。
そのため四肢の活動性が最小であっても
小さな力で動作を起こすことができる。
image78.jpg

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筋力についての歴史 

筋力については
Delormeの漸増抵抗運動、
MullerとHettingerの等尺性運動。
これが筋力増強訓練の概念の
基礎になったと言っても過言ではない。
そして過負荷の原則(Overload principle)
も有名なところである。

歴史としての大きな流れは
1期(1950〜1960年)
 荷重下の運動の弊害を提唱し個々の筋の
 最大筋力の向上を目的としたのがDeLormeである。
2期(1970〜1980前半)
 個々の患者の症状に応じて細かな適応を重視する
 流れになってきた。
3期(1980年後半〜)
 パフォーマンスの目的を捉え直すべき。

こうした当時では常識であった考え方も、
時間とともに変化していくものである。
今あまたりまえだと思っているものが
いつ覆るのかはわからない。
大切なのは結果が出るのかどうか。
そして本質を外れていないかどうかである。

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廃用症候群による筋萎縮とその取り組み 

体は使わないと筋力が減少してしまう。
1年間平均的な日常生活を行った場合でも
筋力は1%減少していくと言われている。
寝たきりでは2日で1%衰えると言われる。
要するに1年分の衰えが寝たきり2日で
同程度になってしまうのである。

改善するためには長い時間を要することになる。
低下した筋力の回復には少なくとも
以前の状態まで回復するには
2倍ないしそれ以上の期間を要する1)

患者が入院した場合、どうしても日中することもないので
運動量は格段に落ちてしまう。
自宅での日常生活では起きてる時間と寝てる時間の割合は
8:2程度だった人でもたいていの場合は逆転してしまう。
寝ている時間が8で起きてる時間が2程度になるのである。
完全な寝たきりでないにしても8割寝ているとした場合
3ヶ月入院した場合は相当の筋力が落ちていることが予測される。

筋力の回復には1年以上必要になる計算となる。
整形外科的な問題で入院した場合はさらに可動域制限や
筋の短縮や緊張などの要因も絡むため
より状態は悪いかもしれない。

そのため退院後の生活のほうが入院中よりも
運動調節が難しくなる。
筋力の低下が著明なため今まで通りの生活をした時点で
オーバーユースになってしまう可能性は高い。
しかしながら家族からの協力が得られない場合は
非常に大きなダメージとなり
再び外来通院を余儀なくされるかもしれない。
食事程度の運動量ならまだしも
掃除や草抜き、趣味活動や仕事においては
とても許容できることは厳しいのではないだろうか。

痛みが出現することで患者は不安になる。
しかしながらうまく調節をし元の筋力を得るためには
必要な経過なのかもしれない。
1週間に1割程度の増加であればオーバーユースになりにくいこと。
痛みが出ても1週間もすれば落ち着くことが多いということ。
症状が改善しない場合は動作(運動量・様式)、姿勢、
心理的な問題の原因であるためその調節が必要であることを
しっかりと患者に伝え過度に療法士に依存しない
取り組みも必要なのかもしれない。

1) S.J.ギャリソン 他,リハビリテーション実践ハンドブック:
 シュプリンガー・フェアラーク東京,pp11,2005

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筋力をトータルで考える 

筋力を考えていくうえでトータル
考えることは非常に重要だ。
実際の日常生活では一つの筋のみが
働くわけではなく多くの筋連動協調して
はじめて動作として成り立つからである。
そこには中心を安定させる深層の筋も必要であるし、
速い動き強い動きをする外層の筋も必要である。
そして相反する筋のバランス周辺の筋のバランス
大切である。

まず中心を安定させる深層の筋からアプローチを
していく。深層の筋が働くことで身体の安定性が
向上
し、良好な姿勢の保持外層の筋の過負荷の
軽減
につながる。また持久力系に有効な筋群なので
持久力の向上にも有効である。

深層筋の働きが行えるようになってきたら
深層筋が働いた状態での外層筋による
四肢の協調動作に移していく。
深層筋の活性化→四肢の協調→実際のパフォーマンス
の順で行うことで段階的なアプローチにつながる。

また障害予防を考えていくと、その他周辺の筋の
バランスを見ていく必要がある。
これはトータルの筋を見ていくうえで弱い筋があると
周辺の筋が過剰に働きover useの原因となるためである。

上下、左右、内外、前後などを見ていき、
差が大きくないように筋力のバランスを整える
(相反抑制の関係上片方が過剰に働けば
反対側は弱化しやすいため)

筋力は単一で働くわけでなく多くの筋の協調
行われている。
深層を活性化し、外層と協調させ、全体のバランスを
整える。それらが機能的に働いてこそ
動作としても機能的な役割を果たすことができるのでは
ないだろうか。

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運動の頻度 

運動の頻度についてはいろいろな意見があるのが現状だ。
一般的なものは
毎日      100%(最も効果的)とした場合、
5日に1回    50%
2週間に1回   0%
それ以上   マイナス

"Position Stand"ACSM(American College of Sports Medicine)が
1990年に出しているものは週3回週2回より効果的というもの。

また膝伸筋の等尺性収縮では週3回が効果的で週2回では
週3回の80%である1)。

頻度は多いほうがいいってこと。
ただしオーバーユースで休息が必要になれば
効率が落ちるし、フォームも崩れるため
そのあたりは考慮が必要だと考える。

1)Braith RW,et sl:Comparison of two versus three days per week of variable resistance training
 during 10-and 18-week programs,Int J sports Med 10:450-454,1989

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筋力の因子 

筋力を決定する因子は大きく分けて2つある。
構成的要素機能的要素である。
構成的要素では筋の断面積などの筋肥大を表し、
機能的要素では神経による改善
運動単位参画パターンの改善インパルス頻度発射への増加などのいわゆる学習によるものを示す1)

運動をはじめて初期
機能的要素の改善が起こり
中期になると機能的要素構成的要素の両方の改善。
後期では構成要素のみの改善になる。
後期は3~5週以降といわれている2)

要するに運動はじめてすぐは力が入りやすくなるという
神経の影響が大きく約1カ月ぐらいして徐々に筋肉が
太く
なってくるということである。

またその他の報告では四頭筋は筋肥大のみの影響になるのは
12週以降(約3カ月)である3)。というものもある。
高齢者と若年者の比較では高齢者の筋力改善は大部分が
機能的要素である神経の増加が大部分であった4)ということであり、
筋肥大が年齢に依存していると考えられている。

おそらく筋サテライト細胞の影響も大きいのではなかろうか。
筋力を向上させる上で構成的要素と機能的要素どちらをターゲットに
するかという点もアプローチの変化に付け加えられるのではなかろうか。

1)猪飼道夫,他:筋肉の生理的限界と心理学的限界の筋電図学的研究,体育学研究5:154-165,1961
2)Moritani T,et al:Neural factors versus hypertrophy in the time course of muscle strength gain,Am J Ph ys Med 58:115-130,1979
3)Hakkinen K,et al:Electromyographic change during strength training and detraining,Med Sci Sports
 Exerc 15:455-460,1983
4)Moritani T,et al:Potential for gross muscle hypertrophy in older men,J Gerontol 35:672-682,1980

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2017-10
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