Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

2011年02月の記事一覧

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

回旋筋腱板(rotator cuff) 

回旋筋腱板(rotator cuff)
肩甲骨の前面と後面の筋、
棘上筋棘下筋小円筋肩甲下筋
4つの腱のことを指す。

これらの筋の働きは肩関節の安定効率化
非常に大きな影響を及ぼす。
最初にこの回旋腱板の重要さに気付いたのは
メジャーリーグの伝説の投手ノーラン・ライアンである。
当時はピッチャーの害になるとさえいわれていた
ウエイトトレーニングを取り入れていた。
インナーマッスルとアウターマッスルを鍛える
エクササイズを行って50歳ほどになっても時速150km/h
の投球をしていたという。
現在は野球においての科学的なトレーニング
では常識となってきている。

深部筋であるため弱い負荷でのトレーニングが
重要である。
この回旋腱板の働きで骨頭臼蓋に引きつけ
テコの支点として働くことができる。
外転時に大結節肩峰に衝突しないように
骨頭肩峰下潜り込ませることができる。
関連記事
スポンサーサイト

Category: 肩関節

TB: 0  /  CM: --

top △

加齢と神経機能 

歳を重ねるに従って、神経機能は自然に低下してくる。
具体的に低下するものとしては
ついさっきのことを忘れてしまう短期記憶
さっき聞いたことを忘れたり
とりに来たものを忘れたりというものである。

また認知プロセスのスピード
論理的な話を理解するのに時間がかかり
難しいことがよくわからなかったり、
本を呼んでもいまいち頭に入ってこなかったり、
新しい仕事が憶えられなかったりというものである。

他には睡眠。寝つきが悪くなったり、
一度目が覚めるとなかなか寝付けなかったり、
度々目が覚めたりというものである。

視覚・聴覚の変化姿勢や歩行の変化なども
生じてくることも多い。

これらは自然に低下するものであり、
どの程度の度合いかや、日常生活に支障が出るか
気にする人かどうかなどにより
訴えの重要度は変わってくる。
よって疾患と正常の線引きは難しく、
訴えがないもしくは病院に受診しなければ
治療は受けることはないのが現状である。

その点では症状があるかどうかより
患者のQOLを重視する点ではリハビリテーションの
考えと重なるところもある。

またこれらの神経機能の低下は自然経過とともに
遺伝栄養状態感覚・運動・知的な刺激によっても
影響することが分かっている。
同じ年齢でも神経機能が低下する人としない人の
違いはそれらの要素が関係していると言える。
今後、それらの要素の研究が進めば
神経機能の低下を予防する方法がより
一般的に広がって行くのかもしれない。

1)Morris J,McManus D.The Neurology of Aging;
 Normal versus pathologic change.Geriatrics
 1991;46:8,47-54.
2)Timiras PS.Physiological Basis of Aging
 and Geriatrics,2nd ed.Boca Raton,FL:CRC Press;1994
関連記事

Category:

TB: 0  /  CM: --

top △

THAのルーズニング 

THAlooseningには
回旋する力micromotion)が関わる。

looseninngを生じさせるmicromotionの力は
100μm以上と言われているが
SLRではその力は生じない1)

また荷重でもmicromotionは生じず
早期荷重によるlooseningの報告はない

また骨増殖と時期の関係は
 1カ月 骨が入り込む
 2カ月 骨増殖による固定力が80%一般的な荷重時期
 3カ月 骨増殖終了

THA術後の荷重においてはlooseningに対する注意が必要である。
しかしどのような力がlooseningを生じさせるかは
案外知られていないかもしれない。
当たり前の業務の中の素朴な疑問。
こういうものを問い続け積み上げていくことで
より理にかなったアプローチにつながるのかもしれない。

1)井村槙一・田中義孝,他:セメントレス人工関節ステムの
 micromotionと大腿骨表面の歪み.関節外科,Vol.12 No8,113-121,1993.

関連記事

Category: その他

TB: 0  /  CM: --

top △

痛みと人の転帰 

心の痛みであれ体の痛みであれ、
痛みが生じたときに人は転帰を迎えることが
多いのではなかろうか。
痛みは環境に適応できなかった時の
サインとして生じる。

そして理性が働きにくく本能的な行動を
起こしやすいのが特徴だ。
今までの人生の考え方、行動の仕方が
反映されてくる。

今まで心や体の痛みを生じたときにどのように
対処してきたのかが見えてくるわけである。
今までのやり方でうまくいくならばきっと回復するであろう。
しかし、痛みというのは質や量、タイミングなどの要素で
対処できない場合もでてくる。

そういう時に、今の自分に悲観して落ち込んでしまうのか。
誰かに手伝ってもらおうとするのか。
誰かが助けてくれるのを待つのだろうか。
自分で冷静に考え原因を改善しようとするのか。
人それぞれ。そして余裕の度合いによって
考え方や行動は様々である。
活動性の低下も余儀なくされ嫌でも自分と見つめ合うことになる。
ずっと逃げていた問題、ひっかかってた問題が目の前に訪れる。
幼少期のこと両親との関係、学校や友人のこと。
仕事や職場仲間。付き合ってきた人たちや現在の妻や夫。
本気で心と体がぶつかった場面が印象として残っている。
そしていつしか本気でぶつからなくなったことにも
気づくこともある。

弱い自分と見つめ合うことで外見ではない
本音の自分が表れてくる。
子供の頃のような正直な心とそれによる反応。
泣き虫、いじわる、ふてる、怒りんぼう、笑う。
理性は働かない、反応的な自分。

そういった方々に対し、私たちは
何を手助けすることができるのだろうか。
どういう関係になれば目の前の方々は
元の心と体に近づけられるのだろうか。

痛みを考えたアプローチでは切っても切り離せない。
こういった部分は知識やテクニックではなく
知恵や勇気といった倫理的な部分も必要なのではなかろうか。
次のステージに進むのか?
今のステージで欲は捨て受け入れるのか?
どちらが正しいわけでもない。
その時その時で違う対処になるだろう。

現場はそういった部分を逆に学ばせてもらえる
ことも少なくない。
患者さんの前進をただ見つめるのではなく
我々が前進する必要があるのかもしれない。
関連記事

Category: 痛み

TB: 0  /  CM: --

top △

加齢と脳細胞の変化 

歳をとったから脳細胞がどんどん死んでいく。
そんなことをよく耳にすることはないだろうか。

脳細胞という医学用語は実は存在せず、
脳には星状神経膠細胞乏突起神経膠細胞
小神経膠細胞上衣細胞などが存在し、
これらを総称してグリア細胞(神経膠細胞)
呼ばれている。

こうした細胞のニューロンは消失していく部分もあるが
全般的に減少するわけではない。
きわめて限局的な減少を生じる1-3)。
20歳を過ぎると1日に10万個の神経細胞が減少する
といわれていたが、実際は神経細胞の数は、
2歳ぐらいまでに7割ぐらいが消えてしまう。
そして、部位によっては神経細胞の数はその後
ほとんど変わることはない。

具体的な部位では
神経核では脳幹の一部である
星斑核60歳まで約40%低下
この部位は睡眠ホメオスタシス
関わってくるところである。
皮質では前頭・側頭連合皮質の低下が多い。

加齢とともに脳の機能は全てが減少するわけではなく
維持される部分も多くある。
減少する機能を補い、維持する機能を
しっかり使っていくことで
QOLは保たれる部分も多くあるのではなかろうか。
悲観的な解釈はストレスを与え、
より脳の機能低下を招いてしまう。
維持する機能を認識し、減少する機能を受け止め
補うことで現実対処を行うことができれば
より有意義な毎日に変えることができるのではなかろうか。

1)Timiras PS.Physiological Basis of Aging and
 Geriatrics,2nd ed.Boca Raton,FL:CRC Press;1994.
2)Morris J,McManus D.The Neurology of
 Aging:Normal versus pathologic change.
 Geriaricx 1991;46:8,47-54.
3)Drayer B.Imaging of the Aging Brain:
 Part Ⅰ.Normal Findings.Radiology 1998(March);785-796.
関連記事

Category:

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:骨のリモデリングと病因 

骨粗鬆症の名前については
最近では一般的になっており
知らないという人は少なくなってきている。

骨というのは常に
作られるのと壊されるので
バランスをとっている。
これを分解合成といい、
8カ月で1ターンになる。

分解する役割を果たすのが
破骨細胞2~4週の周期で現れ、
皮質骨の管か海綿骨の吸収窩を形成する。

合成する役割を果たすのが
骨芽細胞骨組織の除去されたところに現れ
基質を再生し造骨を行う。

そしてこれらの働きで骨は生涯にわたり
分解と合成のリモデリングを行い続けていく。
最大の骨量20歳前後で達成され,
その後5~15年硬化が生じている1)
(骨格サイズは変わらないが
ミネラルの増加は継続した状態)

骨粗鬆症とは骨内膜の吸収が
造骨の割合を超えることで生じる
ものである2,3)
閉経の女性に多く閉経後10~15年
年間1~3%(時に5%)近く骨量が喪失する。
閉経後5~10年での減少が最も大きく
その後は緩やかな減少となる4,5)

骨は常に入れ替わっているが
閉経後の5~10年はかなりの骨量減少につながる。
これが骨粗鬆症の影響としては大きい。
骨折としては脊椎圧迫骨折との関わりが大きい。

尻もちをついたときや屈曲し
何かを持ち上げるときなどのストレス。
また座るときにどすっと座ることで生じる
micro fractureも見逃すことはできない。
生活習慣や薬物治療など対策をしていくことで
骨折の予防につながっていく。
脊椎圧迫骨折は多発すると姿勢アライメントが崩れ、
肩凝りや腰痛も生じやすくなる。
QOLを低下させないためにも大事なことである。

1)Riggs BL,Melton LJ,Ⅲ.Involutional osteoporosis.
 In:Evans JG,Willams TF,eds.Oxford Textbook of Geriatric
 Medicine.Oxford,UK:Oxford University Press;1992:405-411.
2)Parfitt AM.Trabecular bone atchitecture in the
 pathogesis and prevention of fracture.Am J Med 1987;
 82:68-72.
3)Eriksen EF.Normal and pathological remodeling of human
 trabecular bone:Three dimensional reconstruction of
 the remodeling sequence in normals and in metabolic
 bone disease.Endo cr Rev 1986;7:379-408.
4)Genant HK,Baylink DJ,Gallagher JC.Estrogens in the
 prevention of osteoporosis in postmenopausal women.
 Am J obstet Gynecol 1989;161:1842-1846.
5)Resnick NK,Greenspan SL.Senile osteoporosis
 reconsidered.JAMA 1989;261:1025-1029.
関連記事

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

療法士の待遇について満足?不満? 

今回は療法士.com様のブログテーマ
理学療法士・作業療法士のサイト 療法士.com

待遇については様々な意見があると思う。
私としては不満があるなら移ればいいし、
移るところがないなら
それが自分の能力だと思っている。

そもそも資本主義社会であるから
資本を持っている人が資本のもってない人に対して
労働の対価として賃金を払っている。

資本を持っている人からすれば
いかに辞めない程度のお金で働いてもらうかが大事なわけで。
コストがかかってもパフォーマンスが得られなければ
経営面からしたらただのマイナスである。

パフォーマンスは「量」を重視し短期的な視点で利益をとるか、
「質」を重視し長期的な視点で信頼や満足度をとるか
各病院のスタンスによっても変わってくる。

しかし現在のところ病院の利益は診療報酬で決められており、
病院の規模や人員によって固定されてしまうため
「量」を重要視しなければ経営を維持することが
困難なのが現状である。

現在の理学療法士の置かれている立場も同様で
質の高い治療がおこなえれば、
どれほどのパフォーマンスが得られるのか?
利益は変化しないにしろ、信頼や満足度はどのように
変わってくるのか?そのあたりは非常に不明瞭である。
そして理学療法士の質の評価に対しても不明瞭であり
誰がどのくらい優れているのかはわからないものである。
こうした中で待遇云々を
交渉するには困難なのではなかろうか。

組織に属している以上、上層部より給料がもらえることは
まずあり得ない。今後個人として何ができるのか考え
独立も考える時期はきていると思う。
それらを視野に入れて仕事をすることで
より仕事に対しても成長を意識した
毎日を過ごせるのではなかろうか。

待遇に関しては常に満足である。
そして不満があれば動くべき。
動けないなら黙って従う能力を磨くのみ。
現実に必要なのは動くか動かないかの二つ。
能力の差なんてそれと比べれば微々たるものなのかもしれない。
関連記事

Category: ブログテーマ

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:分類 

骨粗鬆症はいくつかの種類があり、
分類されている。
大きく分けると原発性と続発性の二つに分けられる。

原発性はさらにⅠ型とⅡ型に分かれ
Ⅰ型閉経後骨粗鬆症(特発性骨粗鬆症)
 ・65歳以前の女性に多い
 ・閉経後エストロゲン減少による
 ・急速な海綿骨の喪失
 が特徴であり、椎骨骨折が多い。

Ⅱ型退行性骨粗鬆症(老人性骨粗鬆症)
 ・70歳以降の男女
 ・海綿骨だけでなく皮質骨も減少
 が特徴であり、椎骨骨折・大腿骨骨折が多い。

続発性
・ステロイドの長期服薬
・内分泌疾患
・甲状腺疾患・副甲状腺機能亢進症
がこれにあたり、閉経や加齢以外の
薬物やホルモンの関係が影響したものとなっている。

有病率はWHOの診断基準による調査では、
50歳以上の女性は、腰椎で25-35%、大腿骨頚部で9-13%、
50歳以上の男性は、大腿骨頚部で4%が骨粗鬆症と診断。
日本の骨粗鬆症有病率は、米英より低く米国の非白人に
近いと考えられている。
 
関連記事

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:リスクファクター 

骨粗鬆症は骨の合成分解のバランスが
崩れることで生じる。
つまり最大骨量が小さい場合と
過剰な骨消失がある場合に生じやすくなる。

最大骨量と骨格の大きさは
遺伝による影響が大きいとされている1,2)
またカルシウムとビタミンDが
栄養素として重要であるが、
ビタミンD受容体(DVR)が骨密度の決定に
20%近く関わっていると言われている。

その他要因として挙げられるものは
 ・薬剤
 ・カフェイン
 ・アルコール摂取
 ・喫煙
 ・カルシウム不足
 ・内分泌異常
 ・標準体重以下
 ・後発月経(初潮)
 ・早期閉経
 ・卵巣/子宮摘出
 ・不規則月経/無月経
 ・ダイエット歴
 ・高タンパクダイエット
 ・身体活動の不足

リスクファクターに関わるものとしては自分で
コントロールできるものとできないものがある。
コントロールできる食事運動などでいかに予防していくか
ということは重要と考える。

1)Rubin LA,Hawker GA,Peltekova VD,
 Fielding LJ,Ridout R,Cole DEC.
 Determinants of peal bone mass:Clinical
 and genetic analyses in a young female
 Canadian coohort.J Bone Miner Res 1999;
 14:633-643.
2)Sowers MFR,Galuska DA.Epidemiology of bone
 mass in premenopausal women.Epidemiol Rev
 1993;15:374-398.

      
関連記事

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

骨粗鬆症:運動の効果 

骨粗鬆症は運動により予防できることは
いくつかの研究から
導き出されているものであるが
考えられる理論としては
SAIDの原理ウォルフの法則である。

SAID(specific adaptation to imposed demands)の原理
生体に一定のトレーニング負荷をかけると
生体はそれに見合った適応現象を起こすという原理である。
逆に運動を活発にしていた人が急に運動を止めてしまうと
7~10日以内に骨吸収像が認められるという報告もある。

もう一つは
ウォルフの法則というもの。
筋や腱を通じて骨にかかる機械的な負荷は
骨のリモデリングに直接影響するという定義。
これが抵抗トレーニングが骨密度にプラスの効果が
生じる理論の背景にある。

骨の質は運動量で変わり、骨の形は姿勢で変わる。
日々の生活の習慣が年数経つにつれ骨の形に現れる。
興味深く神秘的なことに感じる。
関連記事

Category: 骨粗鬆症

TB: 0  /  CM: --

top △

触診のテクニック(Palpation) 

触診(Palpation)は身体の構造を確認するうえで
基本的なテクニックとなる。
しかし非常に奥が深く、
経験的な部分に頼りがちになるため
ポイントが分かりにくい側面もある。

手から感じ取る感覚情報を元に
脳内で認知していくため
言語化するのが難しい点が他者に伝えにくい
理由であることは言うまでもない。

触診では構造の位置特徴を感じ取ることと
構造の状態を感じ取ることが重要である。

位置特徴においては
解剖学的知識があるかが影響する。
手で感じ取るものが「どのようなものを触れるのか
という予測を行うことができるため、
手からの感覚情報をスムーズに
認知しやすいためである。
慣れてくると先入観をなくすため
頭は無の状態にしてただ触るものを
あるがまま受け止めるようにする。
そうすることで個人個人の構造の違いを
より先入観なしに感じることができる。

状態においてはより軽微な変化を
感じ取ることになるため、
セラピストの身体・精神ともに
リラックスした状態が望まれる。
他の患者と比べてどうか。
前回の触診のときどうだったか。
治療前と比べてどうか。
など記憶との差異を確認することも必要になる。
触診した感覚を記憶し比べるトレーニングが
必要になる。

触診には多くの感覚が必要であり
それらを総動員して行う。
 ・穏やかな精神
 ・静かでゆっくりとした呼吸
 ・惑わされない
 ・注意深い
 ・安定感があり敏感な手指

小さな構造にはを使い、
大きな構造構造の関係性
診るときには手掌全体を用いる。

骨の形筋の線維の方向を際立たせたいときは
手を動かして触診する。
関節の動き筋の収縮など動きを感じるときは
手を止めて触診する。

骨の形や端を際立たせるときは
骨の表面を横切るローリング(回転)を用いる。
また筋の方向と張りを確認するときは
筋を引くように滑らすストラミング(爪引き)を用いる。

接触(contact)のとき目を閉じることで視覚情報を
遮断すると知覚情報を多く得ることができる。
手や肩などリラックスさせると、筋紡錘が正常に機能し
情報連絡がスムーズに行われる。
片手にもう片方の手を合して触診する方法では
下の手は感覚に集中し、上の手は安定性に
集中することができる。

触診の際の注意点は
一生懸命ではなく楽な心構えが大切である。
一生懸命に頑張ろうとしてしまうと
肩や手に力が入り手は鈍感に。呼吸は浅く、
不安やイライラが生じ呼吸も浅くなる。
楽な心構えができることで構造も
解剖学的知識からイメージしやすくなる。
楽な心構えいわゆる余裕をもたせることは大切である。
また深部組織の触診の際であっても、
ゆっくり優しく圧は変えないことが重要である。
圧を強くすると患者は痛みを感じ、
緊張が高まる可能性もある。圧が強くなることで
セラピストも力みが入り感覚が鈍くなる。
組織に入りこませるというより、
相手の組織に受け入れられるまで(組織になじむ)まで
待っておくようなニュアンスが大切である。

1)Andrew Biel(著)阪本桂造(監):ボディナビゲーション
 ~触ってわかる身体解剖~,医道の日本社,pp4-7,2005
関連記事

Category: 評価

TB: 0  /  CM: --

top △

精神疾患を伴う場合の理学療法 

理学療法を行う上で精神疾患を伴う
患者
も少なくない。
そして価値観の違いや特有の症状において
対応に苦渋する場合も多い。

人間の身体機能は本人の意欲自発性といった
意志発動によって生じる。
そしてそれらの精神機能もまた身体機能の影響を受け、
身体機能と精神機能は相互関係を持っている。
これらの関係性が適切に機能するには
安心した環境が必要であり、
物的環境と人的環境に着目する必要がある。
セラピストはいかにこれらの環境を作り出せるかが
重要な部分となる。

精神疾患を伴う患者の場合、非言語での読み取りが敏感な点
一度認知されたもの(納得したもの)に対して
修正が難しい点
は注意する必要がある。

非言語での読み取りが敏感な点は、こちらの表情の小さな変化
声のトーン・大きさ・スピードなどに反応しやすいところがある。
セラピストは言語そのものに意識を向けるよりもそれらの
非言語の重要性を再認識する必要がある。

一度認知されたものに対して修正が難しい点
何らかの説明をして納得した場合、
別の観念を受け入れにくくなってしまうということである。
その為、説明では後のターゲット行動を意識した発言が
必要不可欠となる。

具体的なアプローチでは
うつ傾向が強い場合、受容一貫的な態度が必要であり、
励ましストレスを増大させてしまう点に注意がいる。
統合失調症の場合、日によって気分が大きく違うため
気分に振り回されることなくその時々に合わせた
対応が必要になる。

精神疾患の関係で外界に出る機会も少ない場合も多く、
社会経験が不足していることも考慮する必要がある。
就学・旅行・レジャーなど私たちが当たり前と考えていることが
患者にとっては当たり前でないことも多く
こちらの価値観を押し付けないように理解する姿勢が重要である。
また活動性の低下に伴う基礎体力の低下も考えておく。

薬物としては抗精神病薬や安定剤・眠剤などを使用することも
少なくない。抗精神病薬では悪性症候群・アカシジア・
遅発性ジスキネジア・パーキンソニズムなどの徴候を
留意する必要がある。安定剤・眠剤を服用している場合は
不眠や不安が生じている可能性を考慮する。

精神疾患を伴う患者の場合、特有の症状に対し動揺することも
あるかもしれないがそれ以上に患者が動揺していることを
理解しておかなければならない。
どのような症状が病気によって出現するのかを理解しておくことで
それらの症状に対する対応も行いやすくなる。
また病気の症状はあっても個人個人の価値観は尊重すべきであり、
自分の価値観を押し付けたり、自分のペースに持っていくのではなく
まず相手の価値観を認識し、相手のペースを理解することが
スタートである。

患者の良い面をいかに引き出して活動性を高めることができるのか
それには様々な価値観を受け入れる人間的な部分も
重要である。そしてそれは精神疾患に限らず
リハビリテーションに関わる上でどの患者においても
忘れてはならない部分と感じる。
関連記事

Category: 心因性

TB: 0  /  CM: --

top △

胸郭出口症候群の鑑別 

胸郭出口症候群は臨床では頻度が高く、
・手にしびれがある、感覚が感じにくい
  →感覚障害
・力が入りにくい
  →運動障害
・手の先がおかしい、冷たい
  →動脈の障害
・手がむくむ
  →静脈の障害
などの症状がある。

各テストでは
神経の障害が疑われる場合は
神経症状の訴えの聴取を。(局所の痛みでなく広範な疼痛の再現)
動脈の障害が疑われる場合は
脈圧の触知を行う。

wright test
 上肢90°外転と外旋。
 小胸筋症候群の疑い。
Adson test
 頸部回旋。
 同側:前斜角筋 対側:中斜角筋 の疑い。
Morley test
 斜角筋三角の圧迫。緊張させ誘発。
 斜角筋症候群の疑い。
Eden test
 胸を張った状態から上肢を後下方に牽引。
 肋鎖症候群の疑い。
Allen test
 wright testのポジションから頸部を反体側に回旋。
 斜角筋症候群(中斜角筋)・小胸筋症候群の疑い。
Halstead test
 頸部の反体側の回旋と上肢の後下方牽引。
 斜角筋症候群(中斜角筋)・肋鎖症候群の疑い。
※文献により方法、鑑別の解釈など違いがある。

臨床で時間短縮を行う場合、
まず問診で症状を聞き、神経・動脈・静脈の情報を絞る。
首をまわした時、胸を張った時、
バッグを肩に下げたり・手を下げている時の
どの時に症状がでるか聴取しておく。

整形外科テストではまずwright test(小胸筋)から
そのままAllen test(斜角筋:中斜角筋)に移る。
その後同側の頸部も回旋しAdson test(斜角筋:前斜角筋)
そして手のポジションを変え、上肢を後下方に牽引し
Eden test(肋鎖)に移る。
この方法だと流れるように各種のテストに移行できる。
また小胸筋が否定される場合はHalstead test
(斜角筋:中斜角筋、肋鎖)から単発で
Allen test(斜角筋:中斜角筋)、
Adson test(斜角筋:前斜角筋)、
Eden test(肋鎖)と絞って行ってもよい。

訴えがあいまいで問診から導き出しにくい場合に
このような整形外科テストにて明確にする。
その他アプローチに関しては頸椎の鑑別
参考していただければと思う。
関連記事

Category: 神経

TB: 0  /  CM: --

top △

睡眠:レム睡眠とノンレム睡眠 

睡眠は人間にとって非常に重要である。
睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠がある。

レム睡眠はいわゆる浅い眠り
体は眠っているが、頭は起きている
記憶の整理心のメンテナンスを行う。
夢を見るのもノンレム睡眠で
記憶と感情が混在した物語となるため
つじつまが合わなかったり、
よくわからないものを見たりすると言われている。
夢で出てくる物や人は記憶によるもので
その時生じた感情は抑圧された深層心理とも言われ、
自らの本当の感情を知る手掛かりになることもある。
レム睡眠というのはREM(Repid Eye Movement:急速眼球運動)
が見られる睡眠周期ということである。

ノンレム睡眠深い眠り
体も頭も眠っている状態である。
脳の休息とともに成長ホルモンを分泌
骨や筋肉などの組織の回復
疲労回復などに必要な睡眠周期である。
肌の新陳代謝やお酒で疲れた肝臓も
この周期による回復の影響は大きい。

睡眠のサイクルは90分サイクル
レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返す。
寝入りはノンレム睡眠に入り、
最も深い睡眠が約85分程度続く。
その後レム睡眠が5分程度現れ、
また約75分ノンレム睡眠となる。
その後レム睡眠は15分程度になり
これを繰り返しながら少しずつ
睡眠は浅くなっていく。
浅い眠りのときに目覚めるとすっきりするため
90サイクルを意識し、目覚ましをセットするとよい。
(4時間半、6時間、7時間半など)

睡眠は人間にとって短期的には
栄養の摂取よりも重要な要素である。
適切な睡眠をとることで高次脳の働きを適正化し、
身体機能の回復を図ることで
生活の質は維持されるのではなかろうか。
関連記事

Category: 睡眠

TB: 0  /  CM: --

top △

睡眠:サーカディアンリズム 

体内にはサーカディアンリズム(Circadian rhythm)という
生体時計があり、自律神経機能・内分泌機能・代謝機能
リズムを調節している。
このリズムは25時間(24.8時間)周期となっており、
1時間のずれを外界の因子によって微調節して
保つことができている。
この微調節している外界の因子は
食事・運動・社会(人との接触)・
その他の環境(温度・湿度・騒音・振動)である。
割合としてはの影響が最も大きく8割程度を占め、
その他の因子は2割程度である。

その為、日中太陽の光を浴びることで
体のリズムを整え、良質な睡眠を与えることになる。
生体時計は脳の視床下部の視交叉上核
(suprachiasmatic nucleus; SCN)に存在するとされている。
視交叉上核は光の情報を網膜から受け取り、
松果体 (pineal gland)へ情報を送る。
松果体はこの情報に応答しメラトニン (melatonin) を分泌する。
メラトニンは脈拍、体温、血圧を低下させ睡眠を誘導する。
太陽の光が目に入ってから15時間前後
メラトニンの分泌は起こる。
高齢者の睡眠が浅いのはこのメラトニン分泌
減少するという要因が大きい。

生活の中で太陽光にあたることで
生体のリズムは調節され
自然なメラトニン分泌を促す。
メラトニン分泌に影響する光の量
1000~2000ルクスと言われている。
屋内では
 暗い部屋で100ルクス。
 明るい部屋で300ルクス。
屋外では
 曇りの日で 10000ルクス。
 晴れの日で100000ルクスにもなる。

日中に太陽光を浴びることで生体リズムを整え、
また規則正しく寝ることで組織の回復を促す。
身体機能や精神機能の不調はこうした
当たり前の生活が行えているかが大切である。
体の調子や気分の調子が悪い時、
あれこれ考えたり手を出す前に
お金もかからず気楽にできるこうしたところから
直していくことが大切ではなかろうか。

関連記事

Category: 睡眠

TB: 0  /  CM: --

top △

睡眠:過眠症 

夜しっかり寝ているのに眠たい。
これが一時的でなく長期的に続く場合
過眠症が疑われる場合がある。

原因は多岐にわたりはっきりしていないが
大きく分けると脳内の覚醒維持機能の異常
何らかの原因で夜間の睡眠障害があることが
想定されている。

過眠症の主なタイプは3つで
ナルコレプシー・特発性過眠症・反復性過眠症
最も多いナルコレプシーは日本で
600人に1人程度(0.16% - 0.18%)と推定。
突発性過眠症はナルコレプシーよりやや少なく
反復性過眠症は非常にまれな疾患である。

ナルコレプシー
日中、突然に耐え難い眠気に襲われるという睡眠発作
笑いなど感情が昂ぶった際に力が抜けてしまったり
呂律がまわらなくなる情動脱力発作(カタプレキシー)。
寝入り際に幻覚をみる入眠時幻覚
金縛りが起きる、睡眠麻痺
(幽霊を見たと訴えることも多い。)が特徴。

特発性過眠症
ナルコレプシーのような脱力発作はないが、
立ちくらみ、めまい、頭痛、失神が生じる
深刻な睡眠障害である。

反復性過眠症
一日に18~20時間も眠る日が3日~3週間続き(傾眠期)、
これが数週間~数ヶ月の間隔で起こる。

その他としては脳障害や、うつ病、線維筋痛症、
睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などの
他の睡眠障害の症状をともなることがある。
また薬の副作用(向精神薬等)や、
アルコールの乱用でも引き起こされる。

眠気に関しては
世界中の医療機関や産業保健の現場で
広く使われているエップワース眠気尺度
(ESS:Epworth Sleepiness Scsle)というものがある。
眠気を主観的に評価していくもだが信頼性が高く
ある程度の判断が簡易に行うことができる。

1.座って本を読んでいるとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

2.テレビを見ているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

3.人の大勢いる場所でじっと座っているとき
  (会議や映画館など)、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

4.他の人が運転する車に乗せてもらっていて、1時間くらい
  休憩なしでずっと乗っているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

5.午後じっと横になって休んでいるとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

6.座って人とおしゃべりしているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

7.お昼ご飯のあとに静かに座っているとき、居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

8.自分が車を運転していて、数分間信号待ちをしているとき、
  居眠りをすることは
  絶対にない:0 時々ある:1 よくある:2 大体いつも:3

高いほど日中の眠気が強く、
低いほど眠気は弱いと判定。

総合得点11点以上の場合、
何かの病気が原因で強い眠気が起こっている可能性がある。
10点以下の人でも、しばらく経ってから再び行なうと、
高得点になったりします。慢性的な眠気を感じているのなら、
時期をずらして再評価を行う必要がある。

眠気は気合の問題でなく病気のこともある。
これらは10代から20代前半までに発症することが多いが
あまり知られていないため、診断されることが少ない。
周りから非難されたり、独りで悩んでいることも多い。
適切に医療機関で治療すれば社会生活をある程度
調節して過ごすことができるようだ。
関連記事

Category: 睡眠

TB: 0  /  CM: --

top △

睡眠:睡眠相後退症候群 

睡眠相後退症候群
(DSPS:Delayed Sleep Phase Syndrome)
睡眠相遅延症候群ともいう。
生活の時間が普通の人より後ろにずれて
元に戻れない状態が1か月以上続くこと。

慢性的な不眠症7-10%は、DSPSが原因とされている1)。
厳密なICSDの診断基準で無作為に抽出の
ノルウェーの成人10000人では、0.17%が罹患2)。
同様の研究で日本人の成人1525人では0.13%が罹患3) 。
他の研究では、思春期における罹患率は7%にも
なるとされている。

原因としては
夜型の生活が長い
  →体内に不規則な履歴が残る。
体内時計の調節が弱い
  →光の感受性が弱い
などが影響することがあります。

いじめがあり、はじめはただの不登校だったのが
不規則な生活をきっかけに睡眠相遅延症候群により
学校に行けなくなる。また夏休みでの不規則な生活から
朝が起きれなくなるなど精神的なきっかけが
身体的に影響を与え、社会的な問題に波及する。

患者はしつけが悪い、なまけた人と誤解されやすい。
医師の診断も難しい。
睡眠医学の開業医はDSPSが診断される率はかなり低く、
医師が睡眠障害についてしっかり教育を受けることを
望んでいる4)。

治療では少しずつ寝起きする時間を早くする
治療が基本となる。
薬物療法や光療法などを併用することもある。
睡眠障害の中では割合の高いもの。
夜間での生活習慣が体内の履歴として残る場合、
元の生活に戻れなくなることがあることを
忘れないようにしておかなければならない。

1)“Sleeplessness and Circadian Rhythm Disorder”.
 eMedicine World Medical Library from WebMD.
2)Schrader H, Bovim G, Sand T. The prevalence of
 delayed and advanced sleep phase syndromes.
 J Sleep Res. 1993 Mar;2(1):51-55.
3)Yazaki, Mikako et al. Demography of sleep disturbances
 associated with circadian rhythm disorders in
 Japan Psychiatry and Clinical Neurosciences Volume 53
 Issue 2 Page 267 April 1999
4) Dagan, Yaron M.D., D.Sc.; Ayalon, Liat Ph.D. Case
 Study: Psychiatric Misdiagnosis of Non-24-Hours Sleep-Wake
 Schedule Disorder Resolved by Melatonin.
 Journal of the American Academy of Child & Adolescent
 Psychiatry. December 2005;44(12):1271-1275.
関連記事

Category: 睡眠

TB: 0  /  CM: --

top △

睡眠:不眠症 

不眠症は睡眠障害の一種で平常と比べ睡眠時間が短くなり、
身体や精神に不調が現れることをいう。
日本人の5人に1人の割合と言われ
特に中年以降に割合は高くなってく傾向がある。

原因は5つのPから始まる単語でまとめられる。
 1. 身体的要因(physical)
  ・痛み、かゆみ、発熱、喘息発作など。
  ・不眠をきたす代表的身体疾患
   脳神経障害   :脳血管障害、パーキンソン病など
   内分泌代謝疾患:甲状腺機能亢進症、クッシング症候群など
   心疾患      :狭心症、心不全など
   呼吸器疾患   :気管支喘息、睡眠時無呼吸症候群など
   消化器疾患   :胃潰瘍、逆流性食道炎、など
   皮膚疾患     :アトピー性皮膚炎など
   睡眠関連運動障害:むずむず脚症候群など
 2. 生理学的要因(physiological)
   環境の変化、温度、湿度、騒音、振動など
   睡眠環境としてふさわしくない生活環境。
 3. 心理的要因(psychological)
   ストレス、不安など。
 4. 精神医学的要因(psychiatric)
   うつ病、神経症、統合失調症など
   精神疾患は不眠が発現しやすい。
 5. 薬理学的要因(pharmacological)
   タバコ、アルコール、降圧薬、ステロイド、
   甲状腺剤などが原因となることがある。

症状入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害
4つに分かれる。
 1.入眠障害
  寝つきが悪く眠れない。寝つきに30分~1時間以上
  かかる場合と定義。
 2.中途覚醒
  起きる時間まで何度も目が覚める。中高年に多い。
 3.早朝覚醒
  朝早く目覚め、再度眠ることが出来ない。
 4.熟眠障害
  眠りが浅く、熟眠感が得られない

治療
ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤、メラトニン、
抗ヒスタミン剤、精神安定剤、抗うつ薬などを用いる。
薬物療法以外では
 ・寝酒は止める(睡眠が浅くなる)
 ・寝る前一時間はテレビ・インターネットなど
  脳に刺激になるものは行わない。
 ・嫌なことを考えない。
 ・寝る時間にこだわり過ぎない。
 ・カフェインをとり過ぎない。
 ・日中日光を浴びる。
 ・寝る前に体を温める。
 ・マッサージやストレッチをする。
 ・リラックスする。
などがある。睡眠のリズムが崩れてしまった場合、
薬物療法をきっかけに調整するのも有効である。
また習慣が睡眠の邪魔をしている場合、
その習慣を改善することも必要である。


 
  
関連記事

Category: 睡眠

TB: 0  /  CM: --

top △

睡眠:まとめ 

睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠がある。
レム睡眠は浅い眠りで
体は眠り、頭は起きている。
記憶の整理や心のメンテナンスを行う。
夢を見るのもノンレム睡眠。
ノンレム睡眠深い眠りで
体も頭も眠っている。
脳の休息とともに成長ホルモンを分泌し
骨や筋肉などの組織の回復や
疲労回復などに必要な睡眠周期。

浅い眠りのレム睡眠は
90分サイクルで現れるため、
そのタイミングで目覚ましをセットすればよい。
(例:4時間半・6時間・7時間半)

睡眠と関わり合いが深いのが
サーカディアンリズム(Circadian rhythm)。
これは生体時計があり、自律神経機能・内分泌機能・代謝機能の
リズムを調節している。
このリズムは25時間(24.8時間)周期
1日24時間と比べると1時間の誤差がある。
この誤差を修正するには外部からの刺激が必要であり
光と食事・運動・社会(人との接触)・
その他の環境(温度・湿度・騒音・振動)が関係する。
割合としては光の影響が最も大きく8割程度を占め、
その他の因子は2割程度である

影響する光の量は
1000~2000ルクス以上は必要と言われている。
屋内では100~300ルクスと低いため
屋外の光の量が必要である。
(屋外では10000~100000ルクスにもなる。)

規則正しく睡眠をとる
 ・レム睡眠による記憶と心のメンテナンス。
 ・ノンレム睡眠による体の回復を図る。
目覚める時間は90分サイクルで
サーカディアンリズムは屋外の光で調節
が重要なポイントである。

睡眠障害では睡眠異常で一般的なものをいくつか挙げた。
 ・過眠症
   (ナルコレプシー、特発性過眠症、反復性過眠症)
 ・睡眠相後退症候群
 ・不眠症
   (入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害)

脳の機能の異常によるものも多く、
規則正しい生活が崩れたり、ストレスによる影響も大きい。
また他の疾患で夜間の睡眠が障害される場合もある。
身体の管理と精神の管理により、
体のリズムは整い、ストレスにも対応しやすくなる。
薬物療法で眠りを誘発したり、気分を調節し
管理しやすい状態に持っていくこともできる。
また規則正しい生活に戻す。光を浴びる。
ストレス発散や問題解決の考え方を学ぶなど
知識でカバーできるものもある。
環境に適応しないときに体は異常を起こす。
その場合、体のせいにするのではなく自分の行動を
変化させることで適応するように
もっていくことが大切ではなかろうか。
関連記事

Category: 睡眠

TB: 0  /  CM: --

top △

仕事の戦い方:社会 

仕事というのは実に難しいものである。
多くの価値観を持った人たちが
組織を作り、社会に合わせアプローチしていく。

社会環境も随分と変わってきた。
今までの考え方では対応できないことも増えてきている。
じゃあ何が一体変わってしまったのか。
どのようにすればいいのか。
それを即答するのはなかなか難しいものである。

最近の世の中は難しい。
その最近の世の中について何が起きているのかと
個人として何を意識すればいいのかを
マクロとミクロの視点から書いていきたいと思う。

まずは社会について。
社会構造は年々変化してきている。
農耕社会から工業社会産業社会そして
近年は情報社会と移り変わっている。
その変化により人々の労働の仕方も
肉体労働から知的労働に変化してきている。

現在最も強い思想としては経済至上主義である。
人々は経済の為に生き、経済の為に死ぬ。
お金をたくさん稼ぐ人が偉くて、
稼ぐことができない人は偉くない。
そういった暗黙の考えである。
世界的には資本主義社会主義が大半を占めるが
資本主義は「おまえのものは俺が買う」
社会主義は「おまえのものは国のもの」
というニュアンスではなかろうか。

どちらも少数の上層階級にお金が集まり
多数の下層階級にはお金が回らない仕組みができている。
そしてこれらの思想は人々が幸福になるため
ということで考えられていたが
実際にお金が多いことで幸せは得られるのであろうか。
そして資本主義や社会主義は
人々の幸福につながったのであろうか。
という点には疑問が残る。

こうした中で社会はどのような変化が
具体的に起きているのであろうか。
まずバブル期から不況期に変化している。
労働体系は肉体労働から知的労働へ。
高齢社会流通チャネルの変化
グローバル化情報化が一気に進んでいる。

ここで大きなポイントとしては
バブル期効率とお金が最優先であった。
供給より需要が大きいため
顧客はどんどんやってくる。
そのためいかに効率よく回すかが
お金を得るために最も最優先となっていた。
これが不況期になるとどうだろう。
需要が少なくなり供給のほうが過剰になるため
顧客はなかなかやってこない。
より質の高いものを選び企業は競争が激化する。
人的資源とサービスが最優先になってくる。
要するにバブル期の仕事の考えは
効率とお金という優先だが、
不況期の仕事の考えは
人的資源とサービスという優先となるのである。

おまけに価値観も道徳優先から自由優先に
シフトしておりこれらが
よりジェネレーションギャップを
大きくしているものと考えられる。

社会の変化のポイントをまとめると
 ・流れのスピードが速いこと
 ・量から質に優先順位が変わったこと
 ・根本的な思想の変化があることが挙げられる。

1)ジョシュア・ハルバースタム:WORK仕事と
 幸福そして人生について,ディスカヴァー・
 トゥエンティワン.2009
2)上田 惇生 (著) :ドラッカー 時代を超える言葉―
 洞察力を鍛える160の英知.ダイヤモンド社.2010
関連記事

Category: 仕事の戦い方

TB: 0  /  CM: --

top △

仕事の戦い方:組織 

仕事をする場合、組織に属することは多い。
組織は言うまでもなく人と人との結びつきでできている。
個人能力価値観が違う者にそれぞれ役割を与え
さらにいくつかの所属に分けることも多い。

数が多いことで得られるメリットとしては
守りが固められることが挙げられる。
人数が多いことでシステム化し、
リスクコントロールしやすくなる。
いろいろな能力の人がいる分、自分の弱みの
カバーができる場合も多い。
また多くの価値観から様々な
検討を行うことができる。
こうしたマネジメントという部分が
組織においての強みである。

顧客と組織の間では人の行動や期待などを
調査するマーケティングというのが行われる。
そしてそれらの情報をもとに
市場分析と技術分析を行うことになる。
この部分でリスクとリターンを天秤にかけ
どの方法が最もリターンが大きいか
どの方法がリスクが少ないか。
を考え総合的に判断する。
ここで組織のマネジメント機能が適格に働いていれば
いろいろな人の価値観での議論が行われ
最も優先順位の高いものが選択される。
そして優先順位の高いものに集中して
行えるための整備をし成果を出す。

マーケティングマネジメントの部分は
人が多いほうが有利である。
マーケティングでは多くの情報を
収集しやすくなる

マネジメントでは多くの人と議論することで
様々な知識と価値観で
最も良い方法を選択
しやすくなる。

組織の役割のポイントをまとめると
 ・システム守りを固めることができる
 ・マーケティングに有利→多くの情報を得る
 ・マネジメントに有利 →リスクとリターンの分析


1)上田 惇生 (著) :ドラッカー 時代を超える言葉―
 洞察力を鍛える160の英知.ダイヤモンド社.2010
2)本田健 :ユダヤ人大富豪の教え.大和書房.2003
3)井上 篤夫:志高く 孫正義正伝.実業之日本社.2007             
関連記事

Category: 仕事の戦い方

TB: 0  /  CM: 0

top △

仕事の戦い方:個人 

社会的な環境の変化。
組織の強みが理解できたところで
次は個人について。
このような社会環境と組織の中で
個人はいかに動くべきなのか。

組織は守りを固めるのには向いているのだが
組織の力だけでは攻めはまだ弱い。
システムをマニュアルで徹底しても
最低限の安定した仕事はできても
最高のパフォーマンスを得ることはできない。

最終的に攻めに必要なのは個人の能力である。
組織協調性個人主体性
これらは二つが合わさることでシナジー効果を産み
より強力なパフォーマンスを作り出すことができる。
個人の強みの見つけ方としては
仕事においての得意なことと好きなことを
知ることである。
得意なことドキドキとした高揚感があり、
人に評価されたいという気持ちが生じる。
好きなこと穏やかで落ち着き、時間を忘れ
人の評価は気にならないものである。
これらの割合の多い仕事や作業が
その人の強みであり、個人の武器となる。
この武器を組織が適格に役割を与え、
最大限に生かすことができると
非常に強いパフォーマンスを生み出すことになる。

ただどうしても仕事の中には苦手なことや
嫌い
な作業というのもいくつかある。
全て好きなことと得意な作業だけということは
まずないのではなかろうか。
こういった自分の弱みに対しては
2割程度努力していくことを念頭に置くとよい。
真面目な場合、この苦手な部分まで
得意なことや好きなことと
同じようにやろうとしてしまう。
しかし人間は本能的に苦手なものや嫌いなものは
ストレスになるので避けてしまう。
そのためがんばってやろうとすると
3日坊主になるのである。

苦手なこと4つ2割ずつ克服すれば、
シナジー効果でパフォーマンスは2倍になる。
がんばってやろうとして3日で挫折するより、
2割程度でがんばって習慣により克服していく方が
理にかなっているのである。
好きなこと・得意なこと8割力を注ぎ、
苦手なこと2割だけ頑張る。
こうすることでパフォーマンスを落とさず、
苦手部分の克服も少しずつ行っていけるのである。

それに人生のことを考えても
 ・好きなことをしてお金があるのは最高だと思う。
 ・好きなことをしてお金がないのは
  好きなことができてるからちょっと幸せ。
 ・嫌いなことをしてお金があるのはちょっと不幸。
 ・嫌いなことをしてお金ないのは本当に最悪である。
いかに好きなことに割合を持っていけるか。
これが個人の幸せを考える上で最も重要な点である。

個人のやるべきことのポイントは
 ・得意なこと・好きなこと・嫌いなことを
  明確にする。
 ・得意なこと・好きなことを8割
  嫌いなことを2割で行っていく


仕事の考え方について、社会・組織・個人についての
それぞれの階層のポイントについて述べた。
多くの環境が変化した近年。過去のやり方・考え方が
通用しない理由はこのような影響からだと推測する。
しかし、個人が感じる気持ちは過去も現在も違いはなく
精神的な要素は昔からの考え方を参考にすることは
大いに有効だ。
社会に適応するための協調性。
個人が行動するための主体性。
これらは一つのでは機能せず車軸のように合わさって
初めておおきな力を産む。

1)ジョシュア・ハルバースタム:WORK仕事と
 幸福そして人生について,ディスカヴァー・
 トゥエンティワン.2009
2)上田 惇生 (著) :ドラッカー 時代を超える言葉―
 洞察力を鍛える160の英知.ダイヤモンド社.2010
3)本田健 :ユダヤ人大富豪の教え.大和書房.2003
4)水野俊哉 :「4分割」ですべてがうまくいく
 マトリックス図解思考.徳間書店.2010
5)井上 篤夫:志高く 孫正義正伝.実業之日本社.2007
関連記事

Category: 仕事の戦い方

TB: 0  /  CM: 0

top △

就職面接 

今回のブログテーマは
理学療法士・作業療法士のサイト 療法士.com
そんなに面白い話はない・・・。
ということで面接に関する話を

面接の季節になった。
私もたまに面接する側になるが
何を見るかというと非言語的なコミュニケーション。
言葉遣いとか、敬語とかより
相手の声のスピードやトーン、姿勢や表情、目線。
そのあたりをさりげなく見る(あくまでさりげなく)

緊張のコントロールがうまいか、
精神論と現実論のどちらの割合が多いのか、
相手と向き合うことはできるのか。
人との今までの関わり方はどうか。
などが非言語的なコミュニケーションで読み取る。

またプライベートトークによって、思想やストレス解消法、
マイペースかせっかちかなど読み取ることができる。
案外言語そのものより、質問に対しての反応の仕方など
非言語の部分を読み取っている面接官は多いから
隠そうとするよりも素直に日頃の行いを
出すしかないと考える。

コツは日頃からの人との関わりを大事にすること。
私自身も肝に銘じておかなければならないことでもある。
関連記事

Category: ブログテーマ

TB: 0  /  CM: 2

top △

脊髄損傷の歩行 

脊髄損傷患者の歩行ではその症状によって
 ・弛緩性麻痺歩行
 ・痙性歩行
 ・感覚性の失調歩行
 ・間欠性歩行
 ・これらの混在歩行
などの歩行が生じる。

運動麻痺があると筋力低下が生じ、
感覚鈍麻があると身体認識の低下が起きる。
また痙縮があると運動障害可動域制限も生じ、
痛みしびれも影響する要素として含まれる。
そしてこれらの要素を見る上で重要なのは
反応のスピード協調性などの質である。

これら様々な要素から問題ないものを
まず消去法で消していき、
影響の多いものから優先的にアプローチしていく。
アプローチの効果があれば影響した要素の
割合が明確になるし、
効果がなければ仮説が間違っているか
アプローチがうまくいってないといったことがわかる。

歩行には遊脚相と立脚相に分かれる。
それぞれのポイントについて述べる。
遊脚期では
・体幹による下肢荷重の吊り下げ能力。
・股関節屈筋による下肢を振り出す動力。
・膝関節屈筋と足関節背屈筋による下肢のクリアランス。

立脚期では
・体幹による支持性とバランス制御能力。
・股関節による支持性とバランス制御能力。
・膝関節による支持性とバランス制御能力。
・足関節による支持性と推進力。

そしてそれらの歩行動作を確認することで
ポイントを絞っていくことができる。

異常歩行の原因を確認するためには
正常歩行に近づけるよう促してみる。
そうすれば、「痛みがある」や「うまく動かない」
「力が入りにくい」「怖い」など
異常歩行での代償の原因が特定できることも多い。
動作をみてすぐに仮説を立てるより、
絞り込みができる分、時間が短縮できるのである。
そこで情報が得られない場合、
より詳細な機能評価に移っていく。

1)藤縄光留 他:不全脊髄損傷者の歩行再建と理学療法.
 PTジャーナル43:203-211,2009


関連記事

Category: その他

TB: 0  /  CM: --

top △

PユニットとLユニット 

Perryの歩行分析では
歩行に必要な機能を
いくつかに分類している。

頭・頸部・体幹・上肢
運ばれている部分とし
パッセンジャーユニット(以下Pユニット)という。

また下肢
支持と前進を行う部分とし
ロコモーターユニット(以下Lユニット)という。

Pユニットわずかな姿勢変化
脊椎のアライメントニュートラルに保つことが
最も重要な要素である。
体幹の可動性(分節的な運動)
腹部・背部の筋活動(深層筋が重要)
キーポイントとなる。

骨盤PユニットLユニット
両方を担うことが必要となり
重心の中心に位置することからも
重要な部分となる。

歩行という動作は足底という
非常に支持基底面の狭いものの動きである。
よって高度なバランス能力が必要なのは言うまでもない。

よって姿勢保持とバランス制御能力を
評価することが必要である。

体幹・骨盤分節的な運動が求められ、
股・膝関節支持制動能力が求められる。

体幹・骨盤の分節的な運動には
脊椎の椎間関節の動きが関係する。
股・膝関節の支持制動能力
可動性・筋力・協調性が必要な要素であり
脳神経系統に異常がある場合は
運動障害や感覚障害が影響することを
考慮しなければならない。

各ユニットの要素を理解することで
それぞれの役割を把握した考察ができる。
各機能を個別で考えるのではなく
歩行に必要なシステムとして理解するのに
必要な知識ではなかろうか。

1)Perry J(著),武田功,他(訳):ペリー歩行分析-
 正常歩行と異常歩行-,pp9-28,医歯薬出版,2007
関連記事

Category: その他

TB: 0  /  CM: --

top △

肢位による機能の評価:背臥位でのブリッジ 

様々な肢位で動作をすることで
機能を評価することができる。

各部位の可動性や筋力、協調性が把握できたら
次はシステムとしての機能を確認する必要がある。
歩行という様々な機能の集合体を把握するためには
各要素での評価では問題を把握するのは困難であり
システムとしての評価を各肢位で行う必要がある。

背臥位でブリッジ
 体幹のバランス制御が少ない肢位。
 ※体幹の制御をよりなくすためには
  骨盤を後傾にする(脊椎の伸筋を抑制しやすい)。
 主に股関節周囲筋の支持制動を確認できる。
  
 片脚ブリッジ
  片側の支持制動を確認できる。
 ブリッジのまま足踏み
  より歩行に近い筋活動となる。
  脊椎    :回旋の動き
  支持側股関節:伸筋群・内旋筋群・腰部の筋
  
 これらの動作がうまくできない場合、
 腹部や殿部の筋活動が減少。
 麻痺がある場合はこれらの影響で
 下肢伸筋の痙性が増加してしまう。
 →ブリッジの際、臀部・腰部・胸部と挙上を促すように
  促すと効果が得やすい。

関連記事

Category: 評価

TB: 0  /  CM: --

top △

肢位による機能の評価:腹臥位での大腿部挙上と膝の屈伸 

腹臥位をとることで
下肢後面の筋を把握していく。

下肢は後面の筋力のほうが問題が生じやすい
特に高齢者では顕著で、
MMTでは測定しやすい下肢の前面の評価のみで
後面は問題視していないということのないよう注意が必要。

殿筋とハムストリングスは
どちらか一方の収縮力が強く、
もう一方に負担が集中することも多い。
また四頭筋のセルフエクササイズばかりだと
相反抑制でハムストリングスの活動性は低下してしまう。
このあたりは問題になりやすいところでもある。

腹臥位での大腿部挙上と膝の屈伸
 膝伸展位での大腿部挙上
  大殿筋とハムストリングスの両方の働きを
  確認することができる。
 膝屈曲位での大腿部挙上
  ハムストリングスの働きが抑制されるため
  大殿筋のみの働きを確認できる。
  膝伸展位で挙上が可能なのに、
  膝屈曲位で挙上が不可能であれば
  ハムストリングスは働きが良好だが、
  大殿筋は活動性が低いと考えられる。
 膝の屈伸
  ハムストリングスの働きのみを確認できる。
  麻痺がある場合は下肢伸展パターンから分離した
  下肢の動きを確認することができる。

  
関連記事

Category: 評価

TB: 0  /  CM: --

top △

肢位による機能の評価:四つ這い動作 

四つ這い動作では体幹-骨盤や
上肢-下肢の協調性や支持制動機能を
把握することができる。

体幹-骨盤を一直線上に保持可能か
これにより体幹機能を把握することができる。
また屈伸可能か診ることで腹筋群と背筋群の
優位性を把握することができる。

臀部を左右に振る
外側の支持制動能力の把握や
股関節外転・外旋筋もしくは
内転・内旋筋の働きを確認することができる。

対角肢の挙上
肩関節・体幹・股関節の支持制動能力を把握できる。
またこの肢位では腹横筋の働きを
確認することもできる。

四つ這いでは体幹機能
肩関節股関節支持バランス
一度に確認することができる。
運動療法でも取り入れることが可能であり
機能改善にも効果的である。
関連記事

Category: 評価

TB: 0  /  CM: --

top △

2011-02
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。