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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

2012年07月の記事一覧

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図解 理学療法技術ガイド-理学療法臨床の場で必ず役立つ実践のすべて 


おすすめ度☆☆☆☆
臨床実習のときに大変お世話になった一冊。
いつも鞄に入れていた。
実習にいった先々で必ずこの本を見かけました。
ちなみにうちの部署でも学校指定の教科書でないにも関わらず
4人中3人が持っているという驚きの人気度。
とにかく網羅している内容が広い。
大抵のことがこの本に書いてある。
まずさらっとどんなことか知るために
とても役に立つ本ではないでしょうか。
深く知るまでは知識が及ばない。
時間がない中で概要だけでも知りたい。
そんなニーズにぴったり応えてくれる
本なのではないでしょうか。
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Category: おすすめの本

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変形性股関節症のバイオメカニクス 

変形性股関節症ではどのような
バイオメカニクスが生じるのであろうか。
両側性股関節症のend-stageの場合の
下肢の関節モーメントとパワーについての
文献があるので紹介する。

両側性股関節症のend-stageでは
前額面の変化としては
股関節が外転モーメントは低いことと
骨盤は同側に傾斜する傾向が強い1)とされる。
また矢状面の変化としては
支持側の股関節の伸展角度と
同側の足関節の底屈角度が減少、
足関節のパワーは増大している1)とされる。

要するに股関節は外転に動かず骨盤が傾くとともに、
支持側下肢の伸展モーメントは減少。
それを補うために足関節のパワーは増大している。
こういった歩容は股関節症end-stageではよく見かける。

腓腹筋のだるさや痛みの訴えがあり、
神経症状なく炎症症状もない。
筋の伸張痛と収縮痛が軽度あり、
触診にてこわばりを認める。
end-feelでも"mushy"tissue stretchもしくは
late muscle spasmが確認され
筋の緊張が治療のターゲットになるかもしれない。
主症状は腓腹筋の緊張だが根本的な問題は
股関節伸展モーメントの低下である。
これの代償として足関節のパワーを増大させ、
前方推進力を作り出しているのである。

評価として主症状に対するアプローチを
することに異論はないがそれが生じる理由というものを
動作から見つけ出していくことが必要である。

1)Kubota M,et al:Quantitative gait analysis of patients
 with bilateral hip osteoarthritis excluding the influence
 of walking speed.Orthop Sci 12:451-457,2007.
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Category: 股関節

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言われてうれしかったこと 

理学療法士・作業療法士のサイト 療法士.com

この仕事をしててやはり
言われてうれしかったことは
「ありがとう」という言葉と何よりも笑顔である。
目の前の患者さんと縁があって知り合うことができ、
自分と関わることで症状を改善し
日常生活をより良いものにするということは
何年経ってもプレッシャーであることには変わりない。
そしてそのプレッシャーというものは
今後も決してなくしてはならない大切な緊張感であると思う。

療法士としてはたかが一日。患者さんからしてみればされど一日。
マンネリ化することでつい気を抜いてしまいがちであるが、
患者にとっては今回の1日も「時間」と「お金」をかけて
理学療法を受けにきている。

そういったことを頭に入れて毎日の仕事をするようにするが
やはり「ありがとう」という言葉と笑顔があるから
こうやって勉強も続けてやれているのだと思う。
本当に感謝されるということはありがたいことで
自分が役に立っているんだな。という実感も感じやすい。

しかしながら自分が関わったから良くなったという患者さんの感情は
決して手放しで喜んでいいものか困惑する部分もある。
私たちはあくまで関わりの中で手伝わせてもらっているだけで
実際には患者さん本人の努力と力であることには変わりない。
患者さん自身の力で改善したという達成感を
もっと感じてもらうべきなのかもしれない。
もっと黒子に徹することがより患者さん自信の自立を促す上で
必要なことなのかもしれない。
必要以上に触っていないか。もっと患者さん自身でできることがないか。
ハードルは個人個人で当然違うがそれぞれにどれだけ合わせられるかが
本当の腕の見せ所なのではないだろうか。

本当の優しさについて考えてみる。
自分が嫌われたくない。
自分が好かれたい。
という感情は当然のことながらエゴであり
優しさとはかけ離れた感情である。
またその行為が
相手が望んでいるものか。
相手のためになるのか。
この2つも大切な要素な気がする。

本当に相手のことを考える優しさ。
当たり前のことのようだが非常に難しい。
日常ではどうしても自分のことばかりになってしまうから
こういった優しさについては常に頭に入れながら行動することで
丁度バランスがとれるのではないかと考えている。

自分という存在が本当の意味で人の役に立てれるように
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Category: ブログテーマ

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カパンジー機能解剖学 カラー版(全3巻) 


おすすめ度☆☆☆☆☆
関節の名著といえばこのカパンジーは外せないだろう。
ここまで関節の動きにこだわった人はいるのだろうか。
以前白黒だったのが現在カラー版になって
さらに見やすくなっている。
関節の生理的な動きを理解することで、
運動をより詳細に分析したり、
可動域訓練での精度をより高めたりと使うことができる。
応用できる知識やヒントが満載なのではなかろうか。
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Category: おすすめの本

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脂と油と脂肪 


夏になると海でバーベキューや焼き肉が食べたくなる。
脂はとりすぎると体に悪いとは言われるが、
無性に欲しくなる時がある。
この脂。3大栄養素では脂質と呼ばれ、
糖質タンパク質とともに
重要な栄養素として位置づけられている。
脂質の特徴は多くのエネルギーを
蓄えることができることである。
糖質が4kcal、タンパク質が4kcalそして
脂質は9kcalと倍以上のエネルギーを蓄える。
そのため食料の少なかった時代では
生き延びるために脂肪は欠かすことができなかった。
現代では食料は豊富となりとりすぎないように注意が必要だが、
昨今のダイエットブームにより過剰に摂取を抑えるといった
問題も表面化してきている。

脂は油と呼ばれたり脂肪と呼ばれたり
様々な呼ばれ方をするが
脂は固体。油は液体。
脂肪は体の中にあるものを指す。
融点は
魚油で-70°〜-50°
植物性油で-10°〜15°
融点は動物性脂肪で35〜50°
脂肪は体の中にあるものは白色脂肪細胞内で
脂肪滴として蓄えられる。
これが多くなることでミトコンドリアは押しやられる。
血液中にあるものは血中脂肪といわれ、
アポタンパクに囲まれコレステロール、中性脂肪、
リン脂質となって存在する。

脂はエネルギーを蓄える重要な栄養素。
そして固体、液体、体内にあるものかによって
呼び名が変わる。
また血中ではまたさまざまな形で存在する。
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Category: 栄養学

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脂肪の役割 

脂肪は体にとって必要な3大栄養素である。
では脂肪が体にとってどんな役割を果たしているのだろうか。

細胞膜の材料
 リン脂質(グリセロール+脂肪酸)が材料となる
脳・神経系の機能
 樹状突起を伸ばしたりネットワークの構築に
 リン脂質が必要
血液・ホルモンの材料
 赤血球・白血球などの血球膜はリン脂質。
 性ホルモン・血圧調整・血液凝固・免疫機能は
 各種脂肪酸
エネルギー源
 タンパク質→中性脂肪→脂肪細胞。
 貯蓄され必要であれば使われる。
体温維持で臓器を守る
 体脂肪(中性脂肪が脂肪細胞中に蓄えられたもの)が
 保温の効果を果たす。
肌髪の潤い
 皮脂(リン脂質、グリセロール、飽和・不飽和脂肪酸、
 コレステロール、アミノ酸、乳酸など)がコーティング

脂肪というのはただ悪というものではなく
体にとってこういった機能に使われている。
しかしながらとり過ぎてしまうと肥満の原因になる他、
血管系の障害や内臓系の障害などにも繋がる。
程々ということが大切であるが程々というのは難しい。
食に関しては本能的な欲求のため理性が効きにくい。
いざ食べ始めるとストップが効かないこともある。
作る段階やテーブルに置く段階でいかにコントロールするかが
鍵になりそうだ。
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Category: 栄養学

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体の構成要素 

体は様々な成分で構成されている。
       男性     女性 
水分    55〜 66%  55〜 65%
ミネラル  5.8〜6.0%  5.5〜6.0%
タンパク質 16〜18%   14〜16%
脂質    15〜20%   20〜30%

水分やミネラルに関してはほとんど差はないが、
タンパク質は男性が多く、脂質は女性が多い。
これが男性の筋肉質で直線的な体型を作り、
女性の脹よかで曲線的な体型を作っている。
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Category: 栄養学

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stiff knee gait1 

車の車輪止めで引っかかり、膝を強打。
膝蓋骨の骨折。保存治療。
1ヶ月経過し、装具を除去しての歩行。
痛みはないが膝は伸びきったままで、
遊脚期の膝の屈曲が認められない。
膝の屈曲角度は120°、膝の屈筋の筋力は
伸筋と比べるとやや劣るものの
問題はないレベルである。
しかしながら遊脚で膝の屈曲が認められない。
stiff knee gait。臨床でよく見る歩容である。

さてどのようにアプローチを
考えていけば良いだろうか?
さまざまな要因が関係し、仮説が立てられるが
まずは患者さんに直接聞くのが
ヒントになることも多い。

「歩くとき膝が曲げにくいですか?」
まずはオープンクエッション(開かれた質問)で
できるだけ患者さんのオリジナルの表現を聞き出す。
うまく引き出せない場合は少しずつ質問を狭める
クローズドクエッション(閉ざされた質問)を用いる。
「怖いですか?」
「少し痛みが出ますか?」
「支えにくい気がしますか?」
いくつか提示すると選択しやすくなる。
しかしながらはじめからクローズドクエッションでいくと
その中から選ぼうとしてしまい、
患者さんが本当に感じている感覚を
表現するのを阻害する可能性がある。

今回は本人から「自分の足じゃない気がするとのこと」
さらに評価を進めると位置覚に誤差があるとともに
膝の屈伸ではぎこちなさが感じられる。
痛みはないが膝の伸筋が特に過緊張気味。
屈曲の動作を阻害している印象を受ける。

しばらく装具で固定をしていたこと。
痛みや不安がある状態が続いていたことなどから
うまく動かせない。動かし方がわからない。
痛みが出るのではと不安。
などの訴えもあった。

意識では動かすことに過剰に
一生懸命になっている印象である。
動作時に表情筋から頸部に緊張、
手掌を握るしぐさが認められる。
反対側の動きの際はそれらの緊張は見られず
スムーズな運動を行うことができる。

それではアプローチはどのようにしていけばよいだろうか。
次回は私なりのアプローチのやり方について記載していく。
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Category: ケーススタディ

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stiff knee gait2 

アプローチでは左右差を感じてもらった。
非障害側は「軽くて動かすのは楽。」
障害側は「重い。」とのことである。
おそらく過剰な筋の収縮により主動筋の動きと
拮抗筋の動きが反発し合っているのかもしれない。
「感覚はどうか?」と訪ねると、
非障害側は「股関節・膝・足首・
指の先が全部はっきりわかる。」
障害側は「股関節と足首と指はわかるけど、
膝はわからない。」とのこと。
過剰な筋の収縮により筋紡錘が正常に機能しなければ、
その筋の長さの変化をとらえることができず
位置覚は的確に認知されなくなる。
要するに足がどこにあるのかどのように動いているのか
わからなくなってしまうのである。

過剰な筋収縮が減少すれば位置覚の認知も正常化され、
stiff knee gaitも改善する可能性がある。
しかし力を入れることは意識的にできても
力を抜くというのは意識をしないことリラックスすること。
これは案外難しいことである。
こういう場合は感覚に集中するように促すと
うまくいくことが多い。
「こっち(非障害側)の足を動かすとき何考えてますか?」
「じゃあこっち(障害側)の足は?」
患者さんの答えは
「こっち(障害側)は痛くないか気にしてますね。
あと動かそうと一生懸命になってる気がする。」
というものであった。
痛みの感覚に集中するとともに、
運動の意識は過剰になっているようである。
誘導として「それじゃあ膝に集中して下さい。
どのくらい曲がってるのか感じてみて下さい。
まずこっち(非障害側)を動かして、しっかり感じますね。
同じようにこっち(障害側)も感じることができますか?」

「だんだん感じるようになってきました。」
そう発言が変化したときに
「今は足が軽くないですか?」
と問いかけをする。そうすると感覚を感じるようにすると
力が抜け力が抜けると軽くなるのに気がつく。
あとは歩くときにも足を感じながら歩くイメージで
平行棒内から歩いてもらい、自主訓練として行うように促す。
そうすることでstiff knee gaitは解消され、
自分でも何が原因だったのか不安がなくなった。

整形疾患でも痛みや習慣により
中枢に影響を受けることは少なくない。
体は脳で動き脳で感じるので当たり前ではあるが
障害のある部分以外のところからも
影響していることを意識する必要性は大きい。
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Category: ケーススタディ

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つまずく足1 

歩くとつま先がよく引っかかるとのこと。
こけそうになり危ないので
なんとかならないかという訴え。

歩容は体幹が前屈傾向であり、
前方頭位で胸椎の後彎が強い。
股関節・膝関節は両側とも軽度屈曲位。
遊脚期では前方の振り出しが見られるが
立脚期での股関節の伸展は不十分。
歩行時に体幹を起こすよう促すが、
長く続かずに次第に体幹の前屈は強くなる。

という訳で評価を行う。
両側腓腹筋の緊張は高く、若干だるさがあるとのこと。
可動域では股関節の伸展が両側とも5°
end-feelは"mushy" tissue stretch
筋の伸張感による制限が示唆される。
膝関節の伸展は制限なし。
MMTでは大殿筋とハムストリングスに両側とも
筋力の低下が軽度認められる。
また体幹深層筋の収縮は困難である。

では次回はアプローチについて載せていく。
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Category: ケーススタディ

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つまずく足2 

今回の症例はつま先が地面にこすり
つまずきそうになるとのことである。
体幹の前屈姿勢が関与しているようである。
しかし体幹を起こすように促しても
長く続かないことから体幹を起こして歩く能力が
乏しいことが推測される。
異常が認められる場合は、
どうしても異常のある部位に目がいきがちである。
しかし前屈させなければいけない理由というものに
視点を向けることが重要である。

下肢の評価を確認すると股関節の伸展の可動域と
筋力の低下が認められる。
これは下肢の伸展モーメントの低下を示唆しており、
代償的に腓腹筋の活動性が高まり緊張が高くなっている。
伸展モーメントが減少すると立脚期で
地面を蹴ることが難しくなる。
要するに前方の推進力を得ることが難しくなる。
これにより体幹を前屈させることで
重心を前方に移動させ前方推進力を
カバーしているのである。

下肢の伸展の可動域低下はend-feel
で筋の伸張感の制限があった。
そのため筋へのアプローチが適応となる。
緊張を軽減させるために等尺性収縮後弛緩を用いて
可動域の改善が認められた。
股関節伸展5°→10°
その後大殿筋とハムズトリングスの筋力の低下も
改善が認められる。
(筋の長さの変化から収縮力の改善)
その後、平行棒内で体幹を起こした状態で
股関節の伸展運動を行い、筋の促通を行う。
もう一度体幹を起こすように声かけしながら歩行をすると
体幹の前屈を行わなくても歩行することが可能になる。
歩幅が改善されると足関節の背屈も自然と生まれ
地面の引っかかりはなくなった。

しかし少しの間歩くと体幹は
前屈傾向になってしまうようである。
どうやら体幹を支持することにも問題があるようである。
体幹深層筋の収縮が不十分と評価から示唆されていたので、
ドローインを促し、股関節の伸展と協調して
運動を行うように促す。
また歩行時にお尻の穴を少しすぼめるように
イメージしてもらい体幹深層筋の収縮を促す。

これにより体幹の前屈は歩行時に認められなくなり、
足関節の背屈も促され、つまずきはなくなった。
自主訓練としては股関節の伸展運動。
ドローイン。またその両方を合わせたエクササイズを指導。
歩行時にまた引っかかるようであれば
お尻の穴をしぼめるようにイメージしながら
体幹を起こすことを伝えた。

足がつまずくという訴え。
足関節の背屈を促すだけでも。
体幹を起こすだけでも不十分なことは多い。
股関節の伸展モーメントに目を向けてみると
何か手がかりがあるのかもしれない。
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体が左に傾く1 

歩いていると体が左に傾いてくるという訴え。
右の立脚期に伸び上がり歩行が認められる。

評価では左右の筋力に大きな左右差はない。
感覚にも異常なし。
ただ見かけ上の脚長差があり、
右足が左足に比べ2.0cm程度長くなっている。
骨盤の評価では腸骨稜の位置が
右が低く、左が高い。
また上前腸骨棘の位置は右が低く、左が高い。
後上腸骨棘の位置は右が高く、左が高い。
骨盤の側方傾斜により右が低くなるとともに
右腸骨の前方回旋が生じ、
見かけ上右足が長くなっているようである。

要するに下肢長に問題ないが、
骨盤の傾斜と回旋による見かけ上の脚長差が
右足を長くし伸び上がり歩行の原因になっている。
さらに右足が長いため相対的に左足が短く、
左に傾く要因となっていることが推測される。

それでは次回はアプローチについて述べていく。
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Category: ケーススタディ

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体が左に傾く2 

では骨盤の側方傾斜と右腸骨の前方回旋を
どのようにアプローチすれば良いだろうか。
このようなアライメントの偏位は筋の短縮や緊張、
また関節包の短縮などによる影響を受ける。
end-feelにより筋性の制限を感じるか
(late muscle spasm、"mushy" tissue stretch)
関節による制限を感じるか(hard capsular)
もしくはその混在か。によってアプローチは変わってくる。
また副運動(joint play)検査も行うことで
絞り込むことが可能である。

今回は副運動検査は問題なく、end-feelも
"mushy" tissue stretchであり
関節包の短縮というよりは
筋性の影響を受けていることが示唆される。
(時間が経っていると関節包性の要因も混在することも多い。)
では骨盤の偏位にはどのような筋が関与しているであろうか。
骨は短縮や緊張などにより短くなった筋に引っぱられる傾向がある。
今回は骨盤の側方傾斜と右腸骨の前方回旋であるため
まず骨盤の側方傾斜では右が低く左が高くなっている。
これは左の側屈筋の緊張もしくは短縮、
左の股内転筋の緊張もしくは短縮、
右の股外転筋の緊張もしくは短縮が示唆される。
また相反抑制の影響から緊張・短縮筋の反対側の筋は
低緊張もしくは延長が生じていることが多い。

また右腸骨の前方回旋の偏位では
右側の股関節屈筋の緊張もしくは短縮。
右側の腰伸筋の緊張もしくは短縮がある。
また先ほどと同様に緊張・短縮筋の反対側の筋は
低緊張もしくは延長が生じていることが多い。

よって左の側屈筋・股内転筋、右の股外転筋の
緊張の軽減からアプローチに入る。
また相反する右の側屈筋・股内転筋、
左の股外転筋の低緊張や延長に対しては
促通するようにアプローチを行う。

また右腸骨の前方回旋の偏位では
右側の股関節屈筋・腰伸筋の緊張の軽減。
また相反する右側の股関節伸筋と腰屈筋の
低緊張や延長に対しては促通するアプローチを行う。

今回は緊張筋に対してはダイレクトストレッチを施行し
低緊張筋に対しては筋力増強訓練をMMTの肢位で施行した。
アライメントを確認したところ上記のアプローチ後は
骨盤の側方偏位および右腸骨の前方回旋ともに
改善し見かけ上の脚長差は消失した。
もう一度歩行してもらうよう促したところ
歩行時の右立脚期の伸び上がり歩行は消失し、
左への傾きもなくなった。
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膝の内側部の痛み 

変形性膝関節症。
レントゲンでは膝の左内側裂隙の狭小化が認められる。

歩行は立脚初期に左膝のラテラルスラストが認められる。
立脚初期に痛みが生じ部位は内側裂隙。
また鵞足部にも疼痛の訴えもある。

立脚初期の左膝ラテラルスラストが
内側裂隙の圧縮ストレスと
鵞足付着筋への牽引ストレスに
関与している可能性示唆。

歩行をもう少し分析すると
左側立脚では外旋のモーメントが大きく、
内旋モーメントが機能していない。
立脚期の内旋モーメントが機能するためには
 ・第1中足骨は屈曲
 ・足部外返し(内反)
   (横足根{ショパール}関節;
    斜軸で回内、縦軸で回外)
 ・遠位脛腓関節では腓骨の挙上・内旋・開
 ・下腿の内旋
 ・股関節の内旋
 ・骨盤の前傾
が必要になるが足部の外返しが生じておらず
そこから内旋モーメントは上部に連鎖していなかった。
評価ではショパール関節のjoint play減少、
股関節は外旋筋が内旋筋と比べ優位であった。
他の部位には大きな問題は認められなかった。

アプローチではショパール関節のモビライゼーション。
股関節内旋筋の促通と外旋筋の緊張抑制。
また歩行時には外果に意識をしてもらい
内旋モーメントをわずかに促す。

アプローチ後は立脚初期のラテラルスラストは軽減。
内側裂隙の疼痛と鵞足部の疼痛も消失した。

変形性膝関節症そのものは骨性の変化に起因するものだが
アライメントの不整は床反力ベクトルを
関節のストレスにしてしまう。
運動連鎖を意識したアプローチは
疼痛部位そのものにアプローチをするのではなく
全体の運動を考えて行っていく。
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Category: ケーススタディ

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ボディ・ナビゲーション―触ってわかる身体解剖 


おすすめ度☆☆☆☆
アメリカではスタンダードな「Trail Guide To The Body」の邦訳。
2次元的な解剖学のテキストとは違い
触診という3次元的なテキストであるのが特徴。
まったく何も手がかりのない状態で
触診技術を高めていくのは難しい
こういったガイド的な役割のテキストがあると
ずいぶんと安心するものだ。
わかりやすい絵を元に道筋立ててたどっていく形
で展開される本書は個性的でありながらも
しっかりとしたものとなっている。
これから触診を学んでいこうと思う人に
おすすめの一冊である。
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Category: おすすめの本

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二重思考 

二重思考(Doublethink)は、ジョージ・オーウェルの小説
『1984年』に登場する思考能力であり、
物語の中核をなす概念である。
「相反する二つの意見を同時に持ち、
矛盾し合うのを承知しながら双方ともに信奉すること」

作中では全体主義国家では民主主義などは存立しえないが
国家を支配する「党」が民主主義のプロパガンダをも
同時に信じることを指す。

よく対立する意見を誘導するときに
2項対立的な単純化はよく使われる。
政治家やテレビなどでもよく見ることが多いが
極論を持ってきて否定することで
もう一方の意見の優位性を主張する。
しかしながらそれは一つの方向性のデメリットを示しただけで
必ずしも客観的な視点とはいいがたい。
何らかの決断をする場合は双方のデメリットでメリットを
天秤にかけるなり導くべき方向性にどちらが近いのか
選択する必要があるのではないだろうか。
さらに環境や自分の強みも影響するであろう。
片方のデメリットのみの意見で方向性が正しいとは限らない。

現実的にも2つの思想で迷うことは少なくない。
本質的に誠実さとして正しい方向があったとしても
間違った選択をしてしまうことや
不都合な真実を見ない不利をしたることなど
客観性と主観性においても迷いが生じるものである。

自分の心の中にある対立した思想を同時に信じ、
その矛盾を完全に忘れなければならない。
これにより目標を持ちつつ現実的な予測を
するということを可能にさせる。
どちらが正しいか選択に迫られることは少なくない。
しかしながらどちらが正しいかは誰にもわからない。
選択した方向を信じ、支配されるのみである。

二重思考から参考になる考えは
どちらかが正しいという決断そのものが無意味であり
何をなし得るのかとういう結果に基づき
思考していくことではなかろうか。
それぞれの方向性の特性を生かし、
自らの強みや環境の状況に応じて
バランスをとっていく。
これこそが流れの速い現在の社会で
適応すべき思考なのかもしれない。

1) オーウェル,新庄哲夫訳:1984,ハヤカワ文庫、p48,1972
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Category: 哲学・思想

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脂の種類 

スーパーに行ってもいろんな油が売られている。
バター、パーム油、オリーブ油、カノーラ油、
ごま油、ヒマワリ油、紅花油・・・などなど。
しかし脂質は1g=9kcalであり
どれも一緒なのでは?
それは少し乱暴な半紙である。

脂肪酸は脂質そ構成する成分であるが
この脂肪酸は飽和脂肪酸不飽和脂肪酸に分かれる。
飽和脂肪酸は炭素と炭素の二重結合がないもので
不飽和脂肪酸は炭素と炭素の二重結合があるものである。

飽和脂肪酸は牛や豚、乳製品に含まれており
血中コレステロールの数値を上げやすく、
脂肪組織にたまりやすい性質を持っている。
1日に160〜240kcal以内に抑える必要がある。

不飽和脂肪酸はさらにオメガ9オメガ6オメガ3
分かれそれぞれ特徴が大きく変わってくる。

オメガ9の代表はオレイン酸。
食用油の中では唯一ヒトが自分で作ることのできる油。
オリーブ油、キャノーラ油などがコレにあたる。
1日摂取量は20代〜40代の場合、
男性なら大さじ弱、女性なら大さじ1.3以内に
抑える必要がある。
一見楽勝に見える数字だが
外食に行ったときに注意が必要である。
イタリアンなどでは調理でたくさん使い、
さらに仕上げの風味付けにも回しかける。
そのため一食で大さじ2gは軽くオーバーすることもある。

次にオメガ6の代表はリノール酸。
サラダ油、紅花油、大豆油、ヒマワリ湯にコーン油。
以前は血中コレステロールを下げるということで
積極的にとるようにいわれていた。
現在のではコレステロール値に
変化がないというデータもでてきている。
厚生労働省の指標でも変化があって
摂取量は1日の総エネルギーの10%未満が望ましく、
(生活習慣病の予防の観点では約5%)
おおさじ1.6程度といわれている。
とくに揚げ物などで過剰摂取になりやすい。

最後にオメガ3。代表格はα-リノレン酸。
エゴマ(しそ)油に含まれている。
また青魚やマグロなどにも多く含まれる特徴がある。
DHAやEPAも含まれており、活性酸素によって
酸化された脂質を抑えることができる。
摂取はできるだけ多くとるのが良いとされ、
20代〜40代の男性では2.2g以上。
女性では1.8g以上。青魚を摂取すればうまくいく。

要する動物性の油はできるだけ注意し、
せめて植物からできたものにする。
また青魚はしっかり食べる。といったことが
油を極めるためには必要なものになるのではなかろうか。
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Category: 栄養学

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現実世界で必要な能力 

夢や希望を抱くことは非常に大切だ。
しかしそれだけでは前に進むことができない。
現実とはそんなに甘くないし、
かといってそんなに厳しくもない。

自分次第で変わることもあるが
そういった当たり前のことをできる人は
本当に少ないのかもしれない。
特別な能力があって輝いている人もいるが、
輝いている人の中には当たり前のことを
積み上げている人も結構多い。

社会などの現実世界では精神論のみでは
力不足である。どんなにやる気があっても
そのやる気をどういう方向に向かわせて結果を出すか。
この部分が非常に大切である。

それでは現実世界ではどういったものが
必要な能力なのであろうか。
12の能力を紹介する。

1.自尊心を高める。
  自分が必要な存在であると自分自身が
  思えるようにする。
2.自己主張ができるようにする。
  自分の気持ちや行動を言葉で表現する。
  押し付けすぎないバランスが大切。
3.他人との関係を構築する。
  人の力は偉大である。自分1人の力では
  どうにもならないことでも他の人の力を
  合わせればできることは増える。
  特にリスクマネジメントは数が多い方が
  様々な視点が持てる。
4.厳しい状況の時、助けを求められる環境を作っておく。
  自分の状態や環境によってはどうにもならないときもある。
  話を聞いてくれたり前向きにさせてくれる人がいると
  乗り越えられることも多い。
5.衝動的な感情をコントロールできる。
  ストレス下では不安や緊張がどうしても生じやすくなる。
  そういったときは冷静な判断ができなくなり、
  収拾がつかなくなるような行動を起こしやすい。
  そういった状況に気付きコントロールする。
6.曖昧さに耐える気持ちを持つ
  人と付き合うということは様々な
  価値観と向き合うことでもある。  
  いちいち白黒つけていたら
  すべて同じ価値観の人なんて見つかりっこない。
  曖昧さを許容する器を持つ。
7.危険を予測する
  すべてに集中することは現実的に不可能である。
  リスクの大きいところで集中できるように
  あらかじめ危険を予測することが必要。
8.過去にこだわらずこれからのことに意識を持っていくようにする。
  今までできなかったことにこだわると身動きが取れなくなる。
  これからどうすれば良いのかの方が大切。
9.問題解決能力を高める。
  何か問題が生じたときにどうすれば改善されるか。
  問題はどの過程が原因で求める結果を出すようにするには
  その過程をどう変化させればいいのかを考える。
10.二者択一思考から解放する。
  絶対的に正しいものは存在しない。
  その方法を扱う個人の影響や環境の影響を受ける。
  また使うタイミングによっても変わってくる。
  正しい・間違っているではなく結果により修正したり、
  割合を微妙に変化させたりとバランスを大切にする。
11.優先順位を設定できるようにする。
  どれから手を付ければ効率的なのか。
  問題の性質から判断していく。
  優先順位の選択は効率を考える以外にも
  モチベーションが維持しやすい順や
  レベルの簡単なものなど様々な選び方がある。
12.ある程度諦めも大切である
  すべてのことが常に達成できるわけではない。
  どんなに頑張っても今の状況や能力では
  達成できないことも多い。
  こだわりをなくし次に進むためには
  あきらめることも大切である。
  後になってそれが思わぬことで解決することもある。

こういった能力があれば悩んだり落ち込んだりせずに
常に前に進むための模索をすることができる。
私自身も停滞していたりうまくいかなくなってきた時は
確認するようにしている。
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考える理学療法 評価から治療手技の選択 


おすすめ度☆☆☆☆
疾患から症状、評価から治療手技の選択まで
一連のクリニカル・リーズニングの流れを
学ぶことができる。
どういう症状のときにどういう評価をするか。
今まで行っている評価でもれはないのか。
鑑別できているのかなど参考になる点は
多いのではなかろうか。
何よりどう情報を統合していくのか。
この部分は重要に感じると思う。
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カーペンターの分類 

猛暑日が続く中、熱中症の報道が
毎日のように行われている。
熱中症は意識障害、めまい、吐き気、
頭痛などの症状が出現する。
しかし意識障害を伴う症状は他にもたくさんあり、
救急医学ではカーペンターの分類による
aeioutipsという覚え方が有名である。
日本の場合ではアイウエオチップス
一般的である。

A: alcoholism:急性アルコール中毒
I: insulin:インシュリン
U: uremia:尿毒症
E: endocrine:内分泌
O: oxygen, opiate:低酸素血症、麻薬
T: trauma, temperature:外傷、体温異常
I: infection:感染症
P: psychiatric, porphyria:精神疾患、ポルフィリア
S: syncope, stroke, SAH:失神、脳卒中、くも膜下出血

原因が分からないときこれらを念頭に置いて、
漏れのないよう考えていくようである。
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中枢神経の三位一体説 

人間は生命を維持し、様々な感情を抱き、
そして考え行動する生き物である。
それらをうまく行っているのは脳であり
脳が人間そのものの
最も重要な部分であることは言うまでもない。

しかしながら脳は様々な部位と機能があり
副雑で非常に理解しがたい。
人間の脳について実にシンプルで
理解しやすく説明しているのは
マクリーンの「中枢神経の三位一体説」ではなかろうか。
脳を大きく3層に分け説明している。

最も深部にあたる
ヘビやトカゲなどの爬虫類の領域
脳幹・脊髄生命を維持する。
呼吸をしたり反射的に体を
避けたりなどがこれにあたる。

また中間にあたる
ネコやネズミなどの旧哺乳類の領域
大脳辺縁系感情に関わる。
興奮や意欲などがこれにあたる。

もっとも表層にあたる
サルなどの霊長類の領域
大脳新皮質考え行動に関わる。

このような生命維持、情動、認知と行動が
うまく絡み合うことで人間は自己を守りつつ、
文化的で社会的な他者との共存もなし得ることができる。
自分を大事にする本能的で原始的な部分も大切だが、
他者や社会と協調する部分も人間である以上
大切になってくる。

1)Maclean PD:三つの脳の進化-反射脳・情動脳・理解脳と
「人生らしさ」の起源-.法橋登(訳),工作舎,東京,1994,pp14-33
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他の動物と人間の脳の違い 

人間の脳は他の動物と比べて
何が違うのであろうか。
同じ哺乳類であってもずいぶんと
できることが違う。
これはマクリーンの三位一体説でも
述べられているが皮質領域の発達が大きい。
生命維持のための脳幹・脊髄、
情動のための大脳辺縁系は
それぞれヘビ・トカゲやネコ・ネズミでも
持っている機能であるが
認知や行動は霊長類であるサルにならないと
発達していない。
この皮質領域では高次感覚野高次運動野
そして大脳皮質の約7割を占める
連合野(前頭連合野・頭頂連合野・側頭連合野)が
これらにあたる。
これにより様々なことを考え、推測し判断するなど
人間特有の機能を発揮することができる。
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ホルモンと心 

ホルモンは人間の体で分泌され、
心と体に影響を及ぼす。
要するにその人の考えや行動は
ホルモンによって決定づけられている
といっても過言ではない。

ホルモンは全部で100種類ぐらいあるが
その中でも心に影響を与える有名どころを
ピックアップしてみたいと思う。

ドーパミン;快感ホルモン
・行動の原動力や学習に関わる。
・わかっちゃいるけど止められないのは
 このホルモンの影響。

アドレナリン;興奮ホルモン
・ギャンブル、ケンカ、ストレスなど
 興奮したときに分泌される。
・呼吸を早め血圧を上昇。集中力を高める。

セロトニン;リラックスホルモン
・心の安定に必要なホルモンである。
・減少するとうつ病の原因となる。
・恋愛の初期で不安になったり束縛するのは
 このホルモンが減少するためである。
・恋多き人が不安定なのもこれが影響。

エンドルフィン;ハッピーホルモン
・穏やかな気持ちよさを感じるホルモン。
・免疫力を高める。
・家族や信頼できるパートナーにより分泌し
 (モルヒネの6倍の鎮痛作用がある)

PEA;ときめきホルモン
・恋愛初期に分泌されるホルモン。
・食欲減少、性欲亢進、眠気がなくなり、集中力増加。
・このホルモンが分泌される相手を好きになる。
 また様々な快感物質を連動して分泌させる。

オキシトシン;絆ホルモン
・出産や好きな人とのSEXで分泌。
・相手を信じやすくなったり子供を溺愛する、
・考えが前向きになる。

パゾプレッシン;浮気防止ホルモン
・水分調節のホルモンとして有名。
・子供の世話を良くして1人の異性と結びつきを求める。
 遺伝により決まり一生変わりにくい。

コルチゾール;ストレスホルモン
・ストレス時に分泌し不快をやわらげる。
・痛みを抑え食欲を増進。
 嫌なことを忘れるため記憶力は低下させる。
・分泌が多すぎると免疫力低下し不妊症、
 うつ病になりやすくなる。

テストステロン;男ホルモン
・低い声で硬い皮膚。逆三角形で運動に適した
 循環器と呼吸器。
・攻撃的・支配的になりやすい。

エストロゲン;女ホルモン
・高い声、張りのある肌、分厚い唇、さらさらの髪、
 豊満な胸とくびれたウエスト、一途な性格。
・美人に多い。

プロゲステロン;赤ちゃんのためホルモン
・性欲を下げる
・排卵から次の生理まで妊娠しにくい体をつくる。
・妊娠・出産の準備
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Category: 心因性

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イメージの流れ 

運動前にイメージを行うことで
パフォーマンスを一定に
コントロールすることができる。
このイメージの流れは
If・Then・Do」によって行われる。

If「もし」は状況を確認すること。
周りの状況などの環境
 天気や気温、地面の状態などがこれにあたる。
技術の評価
 相手の技術、得意や不得意な動作や癖。
 自分の技術。相手と自分の違い。
 そして今のコンディション。調子の良い時、
 悪い時の状態と現在の状態など。
自分のポジションの推定
 自分がどのポジションにいることが適しているのか。
 チームスポーツであればチームでの役割なども含まれる。

Then「では」状況を統合し選択肢を挙げる
 状況を整理して今の自分がやるべきことを挙げ、
 最も必要なものを一つに選択する。
 (一つに選択することで集中できる。
 またたくさんのことを意識すると集中が分散されたり、
 緊張を生み出してしまう。)
 その行動をうまく行える動きをイメージしつつ、
 その決断に確信を得る。

Do「行う」動作を実行する
 状況から選択し、イメージしたもの実行する。

こうした一連の流れから、必要な運動イメージを想起し、
短期記憶・ワーキングメモリーに呼び起こし
運動につなげる手助けをしていく。
いかに必要なことを選択し、確信して行動するか。
調子の崩れにくい選手ほど精神論だけでなく
インテリジェンスも鍛えていることが多いようである。
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イメージのタイミング 

運動を行うときにイメージを行うことは大切だが
うまくできる時とうまくできない時がある。
イメージを作るときに大切なのはタイミングである。

イメージをする際にイメージが十分に
出来上がってないのに動作をしてしまう
イメージが早すぎるタイプ
またイメージができているのにも関わらず
時間が経ちイメージの鮮明さが薄れてしまう
イメージが遅すぎるタイプ。この2つに分かれる。
このタイプはどちらかのタイプに分かれやすいので
イメージをつくる時間を確認し、
ベストな動きができているときと比べて
イメージをつくる時間が遅いか早いかを
測ることで容易に判別することができる。

まずイメージが早すぎるタイプの人は
神経が高ぶりやすいので抑えることが大切である。
大きく息を吸いゆっくり長く吐くことで対応する。
またイメージが遅すぎるタイプの人は
神経が緩みやすいので神経を高ぶらせることが大切である。
大きく息を吸ったら強く吐く。そして吐ききる手前で止める。
こうした方法で神経の緊張をある程度コントロールすることで
イメージづくりを適格な状態に持っていく。

ただし長期間のプレイを余儀なくするスポーツでは
どうしても神経が緩んでくることも少なくない。
過度に集中するとどうしても集中力は持続しないものである。
集中するところとある程度緩ませるところの
メリハリを付けることも大切であり、
調子が崩れた時も神経が大きくブレないように
待つ姿勢というのも大切なのかもしれない。
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悩むのではなく考える 

仕事で悩みはつきものである。
誰にだって仕事で悩んだ経験はあるはずだ。

悩んでいる時はどんなことを
考えているかというと
「どうしよう・・・」と
実は自分のことを考えていることが多い。
自分のことばかり考えているうちは
悩みはなくならない。

自分のことから離れ相手や周り、
現実に起こっていることを考えるのが得策となる。
意識を内から外に向けるのである。
「どうしよう・・・」から「どうすればいいか?」
に考えを変えていく。
環境や他人まかせの内向きな思考から
自分がどうすることで問題が
解決するかの外向きの思考に変えるのである。

悩むばかりで自分のことばかり守るのでは
いずれ詰んでしまう。
どうすればよいのかしっかり前を見定めて
進んでいくことが大切である。
と自分に言い聞かせながら明日も頑張ろうっと。
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Category: 仕事の戦い方

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自分のことより相手のこと 

自分のことよりまず相手のこと。
小さい頃に親や祖父母に一度は
言われたことがあるかもしれない。
しかし現在はそういった言葉は
あまり聞かれなくなったし
意識している人も少ないのではなかろうか。

日本は戦後アメリカの影響から
急激に個人主義に変わっていった。
個人主義とは個人の権利と自由を尊重するもので
主体性を重要視する自由主義(individualism)である。
これは集団(collectivism)や権威(authoritarianism)、
そして全体の論理(totalitarianism)と相反する立場になる。

しかしアメリカ人と比べ日本人は
精神的に不安定になりやすいため
個人主義が合わない可能性がある。

科学雑誌や心理学などで有名な
アメリカのクラウス-ピーター・レッシュ氏らの報告で
遺伝子と神経質の関連についてものがある。
それによると先天的に日本人の
セロトニンに関係する遺伝子は
「S遺伝子」が多く神経質な傾向が強い。
女性はさらに男性比べると50%の
セロトニンの量だとも言われているため
より神経質になりやすいと考えられている。

人と人が支え合っていた時代から
個人で生き抜く時代に変わっていき、
果たしてどれだけの人間が
適応しているのだろうか。
自分のためだけに行動してもその時だけ。
相手のために行動したらその時はお互いうれしいし、
その後も何かあると力になってくれる。
自分のことより相手のこと。
余裕がない今だからなかなか気付かないのかもしれない。
しかし日本人はそもそも個人で生きれるほど
強くはなく集団で団結してこそ力を
得られる種族なのではなかろうか。

うばい合えば足らぬ
わけ合えばあまる
うばい合えば憎しみ
わけ合えば安らぎ
(相田三男:「人間だもの」より)
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Category: 哲学・思想

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女性の社会進出とそれによる変化 

男女共同参画社会基本法から女性も
どんどん社会に進出した。
かつての男の平均年収は500万円。
女性が進出しても国全体の年収倍増は
当たり前だができる訳もない。
結果平均年収は250万になってしまう。

250万では独身なら生活できるが
家族がいればなかなか厳しい。
そうなると二人とも働くしかない。
何のために働くのか?
お金のため?生きがい?女性もそうなの?

そもそも男もそんなに
仕事が好きな人は多いわけではない。
むしろ仕事なんか嫌だった。
しかし家族を持つとそうはいかず、
働くしかなかった。仕方なく働く中で
働くことは家族のためと
いうやりがいを見つけてきた。
しかし夫婦ともに働くことで
自分の存在価値も薄れ家族のためという
生きがいも薄れていったのかもしれない。

夫婦が一生懸命に働き
家族で向き合う時間はなかなかとれない。
子供の道徳や倫理・モラルの教育は行えず
家族の結束も薄れていく。
そういった社会の中でもう一度
何のために生きるのか。
何のために働くのか。
そういった本質的なところを
見つめるべきなのかもしれない。

人と社会が共存していくためには
共依存ではなく相互依存の形になるべきである。
社会の中で働くのに一生懸命で
人として生きるのを忘れちゃいけない気がする。
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Category: 仕事の戦い方

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イメージトレーニングと仏教 

イメージトレーニングと仏教
関係がないように思えるかもしれない。
イメージトレーニングは1984年の
ロサンゼルスオリンピックでアメリカが
積極的に取り入れたものである。
しかしそのイメージトレーニングは
仏教を参考に作られているということは
以外に知られていない。

そして仏教ができる前はヨガがあり、
それが中国から日本に伝えられ
日本では禅宗として座禅という姿勢
重視した鍛錬が伝えられる。
またもう一方で天台宗は止観、
真言宗は観法として呼吸を重視した
鍛錬が伝えられる。
この姿勢と呼吸を整えることが
イメージトレーニングの原点とも言える。

ここで高野山真言宗の観法の要点を紹介する。
1.正座し両手は手のひらを上に向け両膝におく。
 中指は少し力を入れ伸ばす。
 視線は2-3メートル前方(禅はもう少し近い)で
 呼吸を感じる。(5分)
2.頭から尻まで筒がありそこに
 水滴が落ちていくイメージを作る。
 水滴が落ちるたびに緊張は解けていく(10分)
3.水滴のイメージを元に姿勢を正す。
 吐く息とともに下腹部に力が入ることを感じる。
 呼吸動作すべての意識が行き渡るように。
4.ヒトーツ、フターツ・・・トーオォと数え
 吐く息とともに緊張が解けていくのを感じる。
 同時に注意が鋭く狭くも広くも切り換えることができる。
 (15分)
5.座ったとき以外でもできるようにする。
※終わったときは深呼吸と顔を軽く数回叩く。

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運動学習は疲れたときに行うのも効果的 

運動学習では熟練者と初心者で
脳の働く場所が違う。
アメリカアリゾナ州立大学の
ランダースの実験では
熟練者の脳では意識や分析などの
左半球の活動性は低下。
右半球のイメージや運動プログラムに
関する部分の活動が向上している。
こうした意識をしていない活動は
疲れたときなどに働きやすいと言われている。

しかしながらこれは正しい運動プログラムが
頭の中に出来上がっていることが重要である。
そのため初心者ではまず基本を
しっかり身に付けることが理にかなっているのである。
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2012-07
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