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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

2012年08月の記事一覧

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肩関節の触診 

肩関節の触診では
関節窩の位置を把握することがポイントとなる。
そのため肩甲棘の位置と肩峰の位置を
把握することが大切である。
臨床では解剖学の教科書と比べ
肩甲棘が下がっていたり、
肩甲骨が前傾していることも多く
ある程度柔軟なイメージが必要になるかもしれない。

肩甲骨の触診では少しずつなぞりながら
部位を明確にしていくことになる。
座位であれば
外側縁から下角を触る。
内側縁をとおり上角を触る。
肩甲骨の挙上を行うと上角と上縁が浮き出るため
触診しやすい。
そして手のひらを使い肩甲棘を触診する。
それをたどり肩峰から鎖骨を探り胸鎖関節を触診する。
背臥位では腹側から上腕骨外側上顆の近位で
大結節と小結節を触診し
その溝の結節間溝を確認する。
また鎖骨の1〜2押指下に
斜め下を向いている烏口突起がある。

触診が適確に行うことができれば
関節窩の位置を把握することが可能となる。
関節窩を把握することができれば
関節の生理的な運動を
関節中心軸内で動かすことが可能になる。
これにより筋スパズムを生じにくくしたり、
痛みの誘発を制御することができるのである。
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Category: 肩関節

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肩甲胸郭関節のアプローチ 

肩関節の治療では炎症の軽減とともに
可動域の改善を行っていく。
疼痛の初期は急性炎症であるが
次第に可動性の制限による疼痛が
優勢になってくるためである。

可動域の改善ではまず筋肉を緩める。
次に関節包や靭帯を伸張する。
そしてこれらの制限因子が軽減したら
関節を動かす。

この中でも治療効果が出やすく
影響の大きい筋のアプローチについて述べる。
肩関節の運動において肩甲骨の動きも大きい。
肩甲胸郭関節に特に影響するのは
小胸筋、鎖骨下筋である。

筋肉を緩める方法としては
筋を指で伸ばす。
痛みのない範囲で可動域範囲を動かす。
筋を収縮させるなどがある。

背臥位でのアプローチで
小胸筋では手をベッドに
押さえつけるように指示する。
また鎖骨下筋では手を足の方(尾側)に
押すよう指示する。
筋を収縮させながら関節運動することで
 ・Ia抑制による筋攣縮の改善
 ・筋ポンプによる発痛物質の排泄
 ・結合組織の粘性低下
 ・筋膜・皮下組織の滑走改善
 ・筋腱移行部の伸張(筋節の合成・再生)
などが期待できる。
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Category: 肩関節

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筋力についての歴史 

筋力については
Delormeの漸増抵抗運動、
MullerとHettingerの等尺性運動。
これが筋力増強訓練の概念の
基礎になったと言っても過言ではない。
そして過負荷の原則(Overload principle)
も有名なところである。

歴史としての大きな流れは
1期(1950〜1960年)
 荷重下の運動の弊害を提唱し個々の筋の
 最大筋力の向上を目的としたのがDeLormeである。
2期(1970〜1980前半)
 個々の患者の症状に応じて細かな適応を重視する
 流れになってきた。
3期(1980年後半〜)
 パフォーマンスの目的を捉え直すべき。

こうした当時では常識であった考え方も、
時間とともに変化していくものである。
今あまたりまえだと思っているものが
いつ覆るのかはわからない。
大切なのは結果が出るのかどうか。
そして本質を外れていないかどうかである。
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Category: 筋力

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還元主義 

還元主義という考え方がある。
複雑な事も、それを構成する要素に分解し、
それらの個別の要素を理解すれば、
元の複雑な物事全体の性質もすべて理解できる
と想定する考え方。

自然科学では、素粒子を理解すれば
物質を理解することができるといった考えである。
近代ではデカルトによって提唱された。
「部品をひとつひとつ個別に研究した上で、
最後に全体を大きな構図で見れば
機械が理解できるように、世界も分かるだろう。」
これは「分解し、網羅的に調べ、後に統合する」
という考え方だったのだが
後に人々によって「分解」ばかりが強調され、
還元主義となってゆくことになった。

各学問によってそれぞれが発展してきたが
要素のみを理解しても結局全体は見えてこない。
どんなに経済学にたけても最高のアプローチは
どの国においてもできないのが
これを証明しているのではなかろうか。
分解から統合する思考がやはり必要なのであろう。
一つ一つの要素の性質を組み入れながら
それぞれのシナジー効果を考えていく必要がある。
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Category: 哲学・思想

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効果的な筋力トレーニング 

2007年米国スポーツ医学協会(ACSM)によると
効果的な筋力トレーニングに関する
エビデンスAの方法がいくつか提唱されている。

負荷量は初心者では8〜12RM
経験者(6ヶ月〜数年)では
1〜6RMの強い負荷もしくは
1〜12RMの広範な負荷が適している。
収縮リズムは50% duty cycleで
1.2秒の短縮性収縮と1.2秒の伸張性収縮。
インターバルはセット間に3〜5分。
頻度
通常では週2〜3回。
経験者で週3〜4回。
スポーツ選手では週4〜5回。

また目的とするものによっても変わってくる。
筋肥大の目的であれば1〜12RM
50% duty cycleでインターバルは
セット間で1〜2分(短め)

筋力増強目的であれば
上半身で1RMの30〜60%。
下半身で1RMの0〜60%。
遅い収縮速度で3〜5セット。
インターバルは3〜5分(短め)

持久力の目的であれば1RMの40〜50%(軽い負荷)
反復運動を可能な限り行う。
90秒以内の短いインターバル。

骨量の向上の目的であれば1RMの70〜90%
低いレベルから高いレベルの負荷で
遅い動作から速い動作まで行う。(特に速い動作で期待)
2〜3セット。インターバルは1〜3分。
頻度は週2〜3回。

このように目的によって
筋力トレーニングのやり方は変わってくる。
以前の精神論に偏ったスポーツの考え方から
科学的な方法を取り入れたものに変わってきている。
いかに結果を出すかを考えた場合、
多くの人が試した方法の中から
効果の出たものを集中的にやった方が
結果に結びつきやすいのであろう。
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Category: ブログテーマ

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安全管理とコミュニケーション 

医療安全に関する事例は年間1000件にも及び
厚労省も積極的に指導を行っている。

医療安全について考えるとき前提となるのが
「To Err is Human」人は誰でも間違える
というものである。間違えることを想定し
いかに問題にならないように考慮するかという
システム作りが医療現場では求められる。

訴訟問題になる場合には段階がある。
まず日常の質(コミュニケーション)の不足が
日常診療の患者の不満に繋がる。
そしてこれらは苦情やクレームになり
マネジメント事案となる。
これを放っておくことで最終的に訴訟問題となる。

常日頃の小さな問題と思っていることでも
積もり積もれば大きな問題になり、
小さな問題と思っていることこそ大問題となる。

何らかの問題になったときのフォローは大事である。
患者・家族の対応、上司への報告、被害拡大防止、
事故の分析と対策、職員のフォローなどがある。
しかしフォローの前に先手を打つことの方が
本当は大切である。
これは危険のキャッチやトレーニング、
安全会議などが挙げられるが
これらの情報をキャッチするためには
常日頃の患者とのコミュニケーションが必要不可欠である。

日常でのミスを減らす努力やシステム作りに
目が向きがちなのが安全管理である。
しかしコミュニケーションの中で
お互いの理解と認識のズレを修正し、
患者や家族との信頼関係を確立することこそ
大切なことではなかろうか。
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Category: リスクマネジメント

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認識のズレを生じやすい用語 

患者に説明することは治療をする上で欠かせない。
それにより患者は現状を理解し
不安が軽減することも少なくない。
しかし逆に不安が増強したり
不信感をもったりすることも起こりえる。

患者に説明するにはわかりやすい言葉
具体的な説明が重要である。
時間や数字などは
 ・20分ごと
 ・1回

また合併症などの要点では
 ・合併症には○○があるがあり、
  頻度は1割程度です。
など具体的に表現する。

理解されにくい用語
 ・食間
   食事と食事の間
 ・頓服
   症状が出たときに服用
 ・合併症
   手術でやもなく起こりえる障害
 ・経過観察
   様子を見ながら適切な治療を行っていく

わかりにくい外来語や略語
 ・エビデンス
   科学的な根拠
 ・ガイドライン
   全国的に統一された治療
 ・リスク
   危険性
 ・セカンドオピニオン
   他の意識意見を聞く

つい使ってしまう専門用語
 ・対症療法
   症状を改善するための治療
 ・寛解
   完治はしていないが一時的に良くなっている状態
 ・予後
   病気のこれからの見直し
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Category: リスクマネジメント

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ジョハリの窓 

自分という人間はどんな人間なのか。
自分から見た自分と他人から見た自分は
ともに自分である。
私たちは最も身近な存在である自分ですら
1人では捉えきれないものである。

この自分から見た自分と他人から見た自分を
わかりやすく示したものが
ジョハリの窓である。
これは自分から見える領域と他人から見える領域を
わかりやすく示したものである。
まず自分から見える領域では
 1.自分も他人も知っている「自分」
 2.自分だけが知っている「自分」  がある。
また自分から見えない領域では
 3.他人だけが知っている「自分」
 4.自分も他人も知らない「自分」  がある。
3.と4は無意識の領域であり、ここが自分を知ることの
難しさがあるのではなかろうか。

自分から見える自分だけが本当の自分ではないし、
他人から見える自分だけが本当の自分ではない。
自分という存在は自分自身と向き合うことと
他者と関わることによって少しずつ理解できるものなのかもしれない。
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Category: 心理学

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多裂筋を機能的に働かせるためには 

多裂筋は多数の小さな筋束になり、
第2頸椎から仙骨に達する筋である。
腰部が最も発達しており、
第3腰椎付近は脊柱起立筋と
多裂筋の占める割合が同程度となる。
それより上部では脊柱起立筋が、
下部では多裂筋の占める割合が多いのが特徴。

神経支配は脊髄神経後肢枝内側枝。
作用は同時収縮で体幹の伸展。
片側の収縮で同側の側屈と回旋。
腰椎の過度な前彎の原因にもなる。
体幹伸展モーメント(L4-5で算出)は
胸部脊柱起立筋が50%、腰部脊柱起立筋が30%、
多裂筋が20%である。
よって伸展による動的モーメント機能より
分節的安定性の機能の方が比較的大きい。

多裂筋の筋出力低下が生じている場合は
腹横筋の出力も低下していることが多い。
こらは多裂筋が胸腰筋膜を介し腹横筋と連携するため
多裂筋と腹横筋は共同筋となるためである。
臨床的には多裂筋を働かせることにより
腹横筋を連動して働かせることが可能となる。
これは体幹深層筋の収縮に大きく関わっており
アプローチのヒントになる。

多裂筋の緊張が生じている場合は
同レベルの椎間関節に問題があることも多い。
椎間関節に生じた侵害刺激は反射回路を介して
同レベルの多裂筋のスパズムを引き起こすからである。
また二頭筋の長頭の関与も大きい。
多裂筋と大腿二頭筋の長頭は
臨床的に機能的な連続性が高い。
大腿二頭筋長頭は仙骨から腰椎に伸びる
仙結節靭帯を介して多裂筋と拮抗して仙骨を支える。
二頭筋長頭に短縮がある場合は
多裂筋は二頭筋の張力と質量を
受け止めなければならないためである。

多裂筋は腹横筋と連動して体幹深層筋となり
分節的な安定化をもたらす。
多裂筋は筋が緊張し短くなっても、
出力が低下し長くなっても機能的な働きが低下する。
しっかり評価し適切な状態にして
ドローイングなどを行うことができれば
より効率的なアプローチに繋がるのかもしれない。
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カルテの記載方法 

カルテの書き方は
なかなか教えてもらう機会が少なく
先輩の見よう見まねや病院によって
大きく偏りがある。
今回はカルテについて
一般的な内容を書いていきたいと思う。

医師の指示を下に理学療法を行う理学療法士は
実施した医療行為の内容を記録する義務が生じる。
これがカルテ記載となる。

診療記録の要件として
正確性、客観性、判読可能、理解可能、
法令と規則の適合、真正性、保存性を
満たす必要がある。
またこれらの記録は公的記録であり
医学的判断と診療報酬請求の根拠になり
診療の都度速やかに記載されることが必要である。

具体的な記載の原則1)
・毎日記載する。
・黒または青のインク。またはボールペンを使用し
 消去できるものは使わない。
 (図示での色鉛筆・ゴム印は可能)
・実施日時、開始時間と終了時間、実施内容、
 実施者は正確に記載する。
・行間を空けたり末尾に文字を詰め込まない。
・丁寧に記載する。外来語は人名や病名に限定し
 できる限り使用しない。意味が通じる簡潔で
 要点を得た日本語の文章で書く。
・医学用語は学会用語集に準拠。
 略語は医学大事典に準拠。
 不正確な略語や造語、隠語は使用しない。

記載上の留意事項1)
・公的記録なので不必要な覚え書きや
 必要のない記載は避ける。
・対象者や家族に対する説明内様は正確に記載する。
・プライバシーに関することで臨床的に
 不必要なものは記載しない。
 対象者の性格や態度についての意見や
 医療スタッフのトラブルや他のスタッフに対する
 避難や批判についても記載しない。

診療報酬請求の根拠となる記載事項2)
・指示書
・実施計画書
・総合実施計画書
・経過記録用紙
・各種検査・評価表
・各種報告書
・映像・音声記録
・カンファレンス記録
・退院時要約(サマリー)
・退院への紹介状(情報提供表)

リハビリテーション料や各種指導料など
算定すべき行為については
わかりやすく記載する必要がある。

また疾患別リハビリテーション料を算定するにあたり
「定期的に担当の他職種が参加する
カンファレンスが開催されていること」とあるため
カンファレンスは会議内容とともに
診療記録に保存される必要がある。
(医科点数表解釈3)より)

1)大峰三郎:記録・報告書の書き方,理学療法学概論(第3版).
 千住秀明(監修),神陵文庫,福岡,2010,pp205-207.
2)高橋俊章:理学療法診療記録の実際,理学療法診療記録
 ガイドライン.社団法人理学療法士協会(編),2003,
 pp15-18,24-27
5)社会保険研究所:医療六法編集委員会:医療六法 
 平成22年版.中央法規,東京,2010年,p1584.
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カルテの記載法2 

今回はSOAPの記載の仕方について
S(Subjective)は患者の主観的情報であり
患者または家族の訴えを記載する。
最も訴えたいことは何か。
またそこからどんな症状や病態なのかを
推論し評価へとつなげていく。
前回の治療効果がどうだったか聴くことで
効果判定の評価の一つにもなる。

O(Objectibe)は客観的情報を記載する。
意識レベルやバイタルサインをはじめ
各種理学療法における検査測定や評価の結果から
ADL能力や家屋調査の内容まで含まれる。

A(Assessment)は統合・解釈、考察であり
「S」や「O」の情報から得られる
セラピストの判断や考察を記載する。
患者の問題点が改善に向かっているのか不変か、
悪化しているのかを判断する。
また判断した理由の考察も必要である。

P(Plan)は治療計画であり
理学療法の回数や進め方、
今後の予定と計画などを記載する。

1)高橋俊章:理学療法診療記録の実際,理学療法診療記録
 ガイドライン.社団法人理学療法士協会(編),2003,
 pp15-18,24-27
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Category: その他

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交流分析1. 

性格の分類には様々なものがある。
一つのもので性格を把握することは
当然できっこないしあくまで一つの見方
といったとらえかたが望ましいと言える。
さまざまな性格の分類があるが今回は
アメリカの精神分析学者バーンが創案した
交流分析(TA;Transactional Analysis)について
説明していこうと思う。

交流分析では人間関係のとり方によって
人間の性格を分類していこうという考え方である。
人の心は誰でも3つの要素を持っていると
バーンは唱えている。
・親(Parent)
  子供を優しく見守ったり厳しく叱ったりする心
・大人(Adult)
  物事を客観的、合理的に考える心
・子供(Child)
  目上の人には素直に従いながらも
  自由気ままに振る舞う心
この3つの心が相手や状況に合わせて
変化するのが望ましいが、通常は偏りがある。
この偏りが強いと問題になることがある。
またこの傾向により合う人、
合わない人などの違いが生じると考えられる。
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Category: 心理学

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交流分析2 

交流分析(TA)では親、大人、子供の
3つの心について前回述べた。
今回はさらに詳細に5つの心に分類する。

親の心でも厳しい父親的な親と
優しい世話焼きな母親的な親に分かれる。

また子供も同じように
自由奔放な無邪気な子供と
気を使い従順な子供に分かれる。

よってこれらを分類すると以下のように分かれる。
親(Parent)
 ・CP:批判的な親
   規則や道徳に重んじる。支配的。
 ・NP:養育的な親
   思いやりがある、おせっかい

大人(Adult)
 ・A:大人
   理性的、合理的、冷たい

子供(Child)
 ・FC:自由な子供
   活発、わがまま
 ・AC:従順な子供
   協調的で依存心が強い

そしてこれらを元に質問を点数化し
図式化されたものをエゴグラムと呼ぶ。
これはアメリカの心理学者デュセイによって作られた。
これらの割合は常に固定化されたものでなく
環境や状況によって変化するものであり、
性格改善の手がかりとして使うことも多い。

自分が悪いと悲観的になるのではなく
自分のどの部分の性格が強くなり過ぎているのか
見つけることで改善方法を考えていくのである。
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Category: 心理学

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クレッチュマーの分類 

体の体型によって性格の傾向がある。
これはドイツの精神科医クレッチュマーが
提唱したものである。
クレッチュマーは多くのの精神病患者と接する中で
特定の精神病が体型と相関関係があることに気付いたのである。

この体型というのが
・肥満型→循環気質(躁うつ気質)
  ・社交的で善良
  ・親切で温かみがある。
   +陰気なうつ的性質も混在している。
    躁のときは陽気で活発だが、
    うつのときは陰気で悩みやすい。
・やせ型→分裂気質
  ・もの静か
  ・内気で真面目
   +神経過敏で傷つきやすいのと
    非社交的で周囲に無関心な鈍感さを持つ。

・筋肉質型→粘着気質
  ・几帳面で凝り性
  ・真面目で粘り強い
   +話が回りくどく柔軟性に欠ける。
    ときどき爆発的に怒りを表出する。

やせてても社交的な人はいるし
太っていても几帳面な人もいる。
しかし体型は生まれもっての体質も関係する。
肥満型の人は内臓が元気なため
何でもたくさん食べられる体質である。
陽気で活発で細かいことは気にしない気質と相関する。
またやせ型は胃腸が弱く少食で病気しがちな体質である。
もの静かで神経質で心配性の気質と相関する。

こうした体型という目に見えやすいものが
手がかりになるのは有効な手段かもしれない。

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Category: 心理学

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シュプランガーの性格分類 

人は外見などの第一印象や距離・接触回数などにより、
一時的に好意を持つことは心理学ではよく言われるところだ。
しかしこれらだけでは一時的に親しくなったとしても
長期的には関係を深めることができないことも多い。

親密な関係を構築するためには
考え方やものの見方、価値観やライフスタイルなどが
大きな影響力を持つことになる。

哲学者で心理学者のシュプランガーは
人生において何を価値のあるものとするのか
を6つに分類し性格の特徴とした。
その6つの分類は
 ・理論型
   知識に価値観を置く。温かみに欠ける側面がある。
 ・権力型
   支配することに価値を置く。
   命令支配できるかどうかを重要とする。
 ・経済型
   資本や購買力などの財産に価値を置く。
 ・審美型
   実生活など現実的なものより美を最も重要視する。
 ・社会型
   他人や社会の福祉に価値を置く。
 ・宗教型
   生命を肯定し聖なるものの恵みを感じて生きることを望む。
   財産や快楽を厳しく拒否する。

一時的に仲良くなる心理的なテクニックは色々あるが
本当に長くつきあえる友人や深くつき合える人は
価値観がとても大切になるのだと思う。
価値観が違うとよく言われるが曖昧なままになることも多い。
この6つで価値観を考えることで自分にない価値観を理解したり、
理解できそうな相手を見つけたりできるのではなかろうか。
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ユングの類型論1 

「あの人は内向的だ。」などという言い方はよく耳にする。
この"内向ー外向"の概念を作った人が
スイスの精神医学者であり
分析心理学という理論体型をつくったユングである。

ユングは人間は根本的に2つの心の態度があるとし、
自分自身に関心の高いものを内向型
他者や周囲の物事に関心の高いものを外向型とした。
これは私たちが通常使用している
内向型=おとなしく陰気。
外向型=明るく活発。
といったイメージとは少し違ったものである。

これらをもう少し細かく分析すると
内向型基本的特徴
悲観的でもの静かであり
心的エネルギーが自分の内面に向かう。
行動は自分がどう思うかを基準に選択する。
感情を表に出さない。
思慮深いが実行力がないため他人に従うことが多い。
新しいことになじめず不器用。
対人関係では
引っ込み思案で交際範囲は狭い。
他人の意見に対し批判的。

外向型基本的特徴
楽天的で活発。
心的エネルギーが現実に向かう。
行動は他人がどう思うかを基準に選択する。
感情を表に出す。
実行力があるが失敗も多い。
環境適応能力が高い反面、
時流に流されやすい。
対人関係では
他人の意見に影響されやすい。
社交的で広く浅い。

内向型は否定されることも多いが
自分の世界観をしっかり持っている。
外向型はうまくやっていく反面、
自分があまりないように思われることもある。
どれも一長一短であり得意な面を生かし、
苦手な部分をいかにフォローするかが
現実世界でも大切になってくる。
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ユングの類型論2 

ユングの内向型と外向型の2つでは
十分に個性的な性格を説明することはできない。
そこでユングはさらに4つの機能を追加した。
この4つの機能とは
・思考
  知的・論理的に対処しようとする。
  他人の気持ちに無頓着。
・感情
  論理的な基準でなく好きか嫌いかで判断する。
  理屈でなく感動するかどうかを基準とする。
・直感
  隠された可能性を知ろうとする。
  ひらめきがあるが思い込みが激しい。 
・感覚
  五感を通じて現実的にあるものを知覚する。
  細かな感覚に敏感な反面、全体で捉えることができない。

この4つの機能のうち
「思考」「感情」は人が主体的に関われるもの。
「直感」「感覚」は理性からは離れたものとされる。
内向型と外向型に加えこれら4つの機能による分類で
合計8タイプに分かれる。
思考機能が優れた人は感情機能に欠け、
感情機能の高い人は思考機能に欠ける。
これら見る視点が正反対になった場合、
反発することも多い。
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社交性と自己開示性 

1人で見知らぬ人ばかりの場所に行くときは
「いろんな人と話ができて面白そう。」
と思うだろうか。
それとも
「億劫だなぁ・・・。」と思うだろうか。
これが社交性の高低になってくる。
社交性が高い人は
新しい環境やはじめての相手でも雑談ができる。
状況や相手によって適度な距離をとることができる。

しかし社交性の低い人が人付き合いが苦手という訳ではない。
親しい人であれば深い関係を気付くことができる人も多い。
逆に社交性が高い人でも適当に話を合わせ
表面上仲良くすることはできるが
本心は明かせない場合もある。
これは自己開示性といって自分の内面的なものを
開示できるかどうかということである。

社交性と自己開示性というのは
分けて考える必要がある。
人付き合いを広くできる人と深くできる人。
社交性がある人は広く表面的な付き合いができる。
自己開示性のある人は深く親密な付き合いができる。
この2点から見ていかなければ人付き合いが
得意かどうかは判断できないところである。
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リハビリの結果と責任 


おすすめ度☆☆☆☆
会社経営をしていた筆者が交通事故後、
頭部外傷で四肢麻痺となりその闘病生活が記されている。
元ビジネスマンだからこそ見える
リハビリテーション専門職の疑問。
患者の結果に対してどう思っているのか。
自分の思い通り良くなったのか、
良くならなかったのか。
それに関して考察できているのか。
そういった患者側の率直な意見が書かれている。
また医療従事者として患者の気持ちというものは
わかるものではないが、わかろうとする努力は必要と
よく言われるが現実ではなかなか感じることができない。
この本からはそういった生の感情や心の叫びが
リアルに綴ってありより実感できるものとなっている。

医学を学んでいるが人間というものを
十分に学びきれていない状態で、患者の心がわかるのか。
またその重さから見ない様にしているのか。
リハビリテーションの本質はここをなくしては
何も見えてこないような気がする。

医療技術はどんどん発展していく中で
心という部分は医療従事者からも社会からも
おいてきぼりにされている気がする。
人を助けるための医療という原点は
どんなに時代が変化しても変わるべきではない
一番大切なものなのではなかろうか。
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性格分析の類型論 

血液型や星座など占いによって
人の性格を知ろうとするものは今も昔も変わらない。
性格を知りたいという人間の願望は今も昔も変わらない。
古くは古代ギリシャまでさかのぼるといわれている。
精神医学や心理学の世界でも
人の性格に関する研究はされてきた。
有名なものでは
アメリカの精神分析学者バーン
人との交流の仕方から。
ドイツの精神科医クレッチュマー
人の体型から。
心理学者のシュプランガー
最も大切にする価値観から。
スイスの精神医学者のユング
内向ー外向心の機能から。
それぞれ性格の類型論を提唱した。

人の心はそれぞれでひとつとして同じものはない。
しかしいくつかの傾向に分類することで
より深く考えることができるのかもしれない。
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兄弟・姉妹の性格傾向 

兄弟・姉妹で性格の傾向があるというのは
巷ではたびたび聞かれる話である。
これは出生順位によって親の期待が変わることが
関係するとも考えられる。

このような親の期待を発達期待と呼び、
育児のベースになる。
泥だらけで子供がかえってきた場合、
元気な子にしたい親は
「しっかり遊んでよかったなあ。」
と言うのに対し、
行儀の良い子ににしたい親は
「こんなに汚したらダメでしょ!」
と反応がそれぞれ異なる。
それにより子供の発達の方向は少しずつ変化し
規定されていくのである。

発達期待に対しては性別や出生順位によって異なるが、
兄は意志が強く、勇気があり、落ち着いていることを期待し、
弟には冒険心があり、楽天的なことを期待する。
姉は控えめで大人しく落ち着いていることを期待し、
妹には特別期待したりしないという傾向がある。

また兄弟や姉妹は血がつながっていながら
親とは違う関係であり、
はじめての他人としての役割を果たす。
これが対人関係の基礎となる。
兄や姉がしっかりしていれば
弟や妹は関係性をつくるため甘えん坊になる。
こうして発達期待や兄弟の関係性によって
性格の傾向は作られていく面がある。
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モデリングと強化により行動はつくられる 

子供の性格や行動パターンは
子供自身の観察や行動により学んでいくとともに
親のしつけにも左右される。

まず子供自身の観察や行動では
モデリングがある。
誰かがモデルとなり
それを真似ることで学習されていく。
保育園の友達やテレビのヒーロー。
そして何より一番身近な親を見ている。

また親のしつけによる影響では
褒めたり叱ったりが行動パターンを強化する。
いいことをしたら褒められ、
悪いことをしたら叱られる。
これによって社会的に適切な行動が
形成されていくのである。
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養育態度と性格 

子供の育て方、いわゆる養育態度
子供の性格の因子として関わることが報告されている。
サイモンズによると親の養育態度は
受容型拒否型かという軸と
支配的服従的かという軸に分かれるとしている。
養育態度がこれのどちらの軸に偏るかによって
過保護型甘やかし型残酷型無関心型に分かれる。

託摩武俊はこうした養育態度で
子供の性格に一定の傾向があると報告した。
支配的であれば子供は
温和だが依存が強く、
服従的で自発性がない傾向になり
服従的であれば
攻撃的で乱暴、無責任で従順でなくなる。
また拒否的であれば注意を引こうとしたり、
神経質で反社会的になりやすく、
受容的ではわがままで反抗的で
神経質な傾向になりやすい。

過保護型(受容型で支配的な偏り)
 あれこれ世話を焼くタイプ。
 子供は情緒が安定し親切な反面、
 社会性が乏しくなる。
甘やかし型(受容型で服従的な偏り)
 欲しいものを何でも与えすぎるタイプ。
 わがままで反抗的で神経質になる。
残酷型(拒否的で支配的な偏り)
 いつも事細かくガミガミ怒る。
 強情で冷たく神経質。独立的になる。
無関心型(拒否的で服従的な偏り)
 自由奔放に放っておく。
 情緒が不安定で冷たく攻撃的である。

要約すると親中心の考えが支配的、
子供中心の考えが服従的となり
さらに否定的な考えが拒否的、
肯定的な考えが受容的に分類される。
親中心の方が従順だが自立心が乏しく、
子供中心の方が自立心は高いが反抗的である。
また否定的な考えの方が社会に適応しやすい反面、
神経質となりやすく、
肯定的な考えの方が情緒は安定しているが、
わがままになりやすい。

どのタイプが正しく、どのタイプが誤っているということはない。
自分を大切にすることも社会に適応することも両方とも大切であり、
逆に偏り過ぎてしまう方が問題となることが多いのかもしれない。
以前の日本は厳しく親中心で育てていたため、
どちらかというと社会には適応しやすい反面、
依存的で自分がないという傾向が強かった。
近年の日本では優しく子供中心の傾向が強くなり、
自分を大切にする反面、社会適応には
乏しい傾向にあるのかもしれない。
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集団の心理 

一人一人の心理も集団になると変化することも多い。
組織の中でのカラーというのは
その集団が持つ評価システムによって変わってくる。
要するに何が褒められるのかによって
集団としてのアイデンティティーは変わる。

上層部が仕事の中心となる集団であれば
年功序列で無難に仕事をこなすことが求められ
堅実だが融通の利かない集団となりやすい。

部課などチーム単位で分担する集団であれば、
業績もチーム単位で評価されることになり、
協調性や忠誠心が求められる。
協調的だが新しいことには慎重な集団となりやすい。

個人単位で仕事を担当する集団であれば、
個人単位で評価されるため業績が競争意識を高める。
積極的で新しいことにチャレンジする集団となりやすい。

このように集団の求めるものによって
集団のアイデンティティーは変化する。
大きな集団として仕事が求められば服従が必要とされ、
個人単位として仕事が求められれば
個人の積極性が求められる。

また集団の心理ではデメリットも多くある。
集団になるほど人の数が多くなるため、
責任が分散されてしまう。
それに伴い手を抜く人が出たり、
他者を助ける人がいなくなったり、
また思いやりが減少し攻撃的になる傾向もある。

集団になることで大きな力を生むことができる。
しかしその反面、責任は薄れることにより
思いやりは減少し、他人を手助けすることは
難しくなってしまう。
集団の弱点と強みをうまく使いこなすことが
大事なのかもしれない。
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リーダーに適した性格 

リーダーに適した性格について様々な研究がある。
しかしながら一貫したリーダー像は浮かんでこない。
三隅二不二はリーダーに求められる機能を
課題遂行機能(P;Performance)と
集団維持機能 (M;Maintenance)の2つに分類した。
またこの2つの果たし方に応じて4つのタイプに分類した。

P型
 目標達成の機能のみ果たす。
M型
 集団維持の機能のみ果たす。
PM型
 目標達成と集団維持の両方の機能を果たす。
pm型
 どちらの機能も果たさない。

PM型がリーダーの集団は最もやる気が高くなり、
pm型がリーダーの集団は最もやる気が低くなる傾向にある。
またリーダーの他に補佐役がいる場合は
2人で機能を分担した方がうまくいくとも言われている。
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成人期以降の性格の発達 

ユングは中年期では自分の人生が
もはや上昇や拡大をするのではなく、
生の縮小を強いられる事を悟るとする。
それによりより自己に対しての考察が必要になるとする。

エリクソンは
成人期 親密性 × 孤立
 自分の何かを失うことを恐れず
 他人と親密な関係になる事で
 親密性を獲得する。
 表面的な人間関係しか築けない場合は
 孤立が訪れる事になる。

成人期 生殖性 × 停滞
 産むもしくは育てるという事。
 獲得されない場合は興味関心が
 自分の世界のみとなり自分本位な生き方となる。

老年期 統合性 × 絶望
 老いや人生そのものをあるがまま受容する事。
 獲得されない場合は別の人生を始めようとあがき、
 無意識に死の恐怖にとらわれてしまう。

1)バーバラ・M. ニューマン (著), フィリップ・R. ニューマン (著),
 福富 護 (翻訳) :新版 生涯発達心理学―エリクソンによる
 人間の一生とその可能性,川島書店,1988
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性格は変わるか? 

大きな挫折をしたときに人は
「自分の性格を変えたい!」と強く願うことがある。
だがなかなか変わることが難しい事もあり、
元に戻る事も少なくない。
しかし年齢とともに変化したり、
病気や怪我、結婚を期に変わる事もあり
年齢とともに発達する点や
何らかの体験により変化すると言える。

過去の心理学では青年期までが
発達に大きな影響を与えると言われていた。
しかしスイスの分析心理学者のユングは
最も重要な時期は成人前期と中年期であるとした。
成人前期から中年期に移る(40歳頃)が
人生の午前から午後に移る時期として
人生最大の危機とした。
これは歳を取るほどに
真剣に自分と向き合わなければならなくなる事を意味する。

また人生の転機を8つの段階に分類したのは
アメリカの精神分析学者のエリクソンである。

第1段階 乳児期
 信頼感 × 不信
第2段階 乳幼児
 自律性 × 恥、疑い
第3段階 就学前期
 自主性 × 罪悪感
第4段階 学童期
 勤勉性 × 劣等感
第5段階 青年期
 自我同一性 × 同一性拡散
第6段階 成人初期
 親密性 × 孤立
第7段階 成人期
 生殖性 × 停滞性
第8段階 老年期
 統合性 × 絶望

例えば学童期で勤勉性を獲得することが課題であるが、
勤勉性を獲得できなければ劣等感の感情を抱く。
このように各段階で課題を獲得できるかマイナス面が勝つかで
激しいせめぎ合いが起きてしまう。

こうしたユングやエリクソンのような
段階的に性格が発達していく考えを
ライフサイクル発達論と呼ぶ。
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血液の生化学データ 貧血 

身体が何らかの運動をしたとき、
酸素や栄養を骨格筋や臓器に輸送する。
これは心臓や末梢循環を介し血液によって行われる。

血液は呼吸・循環・代謝に関与し、
モチベーションの低下なのか、
身体症状なのかを確認するためには
血液の生化学データは重要な指標となる。

血液は血清(血漿)という
タンパク質・ホルモン・凝固因子によるものが55%。
血球という赤血球・白血球・血小板によるものが
45%で構成される。

貧血では赤血球の数や形、成分の低下が起こる。
データとしては赤血球数やヘモグロビン値、
血色素量などが変化する。
これらのデータは酸素運搬能力の低下を示す。

運動をすると酸素は多く必要になる。
貧血があると筋や各組織に酸素不足が生じる事により
倦怠感や疲労感といった症状が出現しやすくなる。
動悸・めまい・頭痛・冷汗、唇や爪の色そして
息苦しさなどの症状が出現する。
休息の目安は心拍や呼吸が安静時に戻るかどうかが
ポイントである。
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Category: 医療

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アライメント 

Gravity lineが股関節から離れた場合や
C7 plumb lineが股関節より前方に位置した場合、
身体は抗重力筋の負担を強いられることになる。

身体は姿勢制御の方略として、
いかにこれらのLineを
体の中心近くに位置させるかを重要視する。

筋力の不均衡や柔軟性の低下など
張力のアンバランスが生じた場合や、
関節可動域制限が生じた場合
これらのLineを中心に位置する事は難しい。
またさらに中枢レベルでもこれらの姿勢が
習慣として刻み込まれているため、
修正する事で違和感を感じる事もある。

Lineが逸脱する理由がどこにあるのか?
筋なのか関節なのか評価によって明確にし、
中枢レベルで繰り返し学習していく事が必要となる。

姿勢制御と運動連鎖(運動学的視点から)

1)Fegoun et al,Spine 2005,Huec et al,Eur Spine j 2011
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Category: 運動連鎖による影響

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中心を維持するアライメント 

前彎が減少し、前方頭位になると
腰部にかかる負担は大きくなる。
図で示すと下記のようになる1)。

姿勢制御と運動連鎖(運動学的視点から)

また負担を軽減させるために
身体が一部が中心から逸脱するように変化すると
それを補うように反対側へ代償的な動きが現れる。
骨盤より上の上半身が前に移動すれば
骨盤から下半身は後ろに移動する。
上半身が右に移動すれば下半身は左に移動する。
こうすることにより何らかの問題で
身体のアライメントが変化したときにも
重心は中心を位置し負担をコントロールする事ができる。
代償的な身体の変化は上半身もしくは下半身の問題を
代償しているのであってその機能的な問題を解決しなければ
重心を正中位に維持する事は困難なのである。

代償

1)Roussouly P et al:Eur Spine J 2011
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Category: 運動連鎖による影響

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2012-08
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