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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

2012年10月の記事一覧

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学習に必要な要素 

人は知識や経験により変化し続けることができる。
これは勉強や運動など様々な要素の影響を受ける。
それではどのような要素があれば
学習は効率よく進むのであろうか。

まず興味が必要である。
好きな教科はそんなに勉強しなくても
記憶できた経験はないだろうか。
興味のあることは学習しやすいのである。
次に適度なハードル
勉強する内容が難しすぎたり、量が多すぎたりしたら
尻込みしないだろうか。途中で息切れしてしまい
途中や目になってしまう参考書などはよくある。
簡単すぎても難しすぎても脳波は働かない。
適度なレベルが最も集中して取り組めるものである。
また環境の影響も大きい。
1人で部活をやってもきっと続かないだろう。
自分の気が向かないときでも頑張っている人をみて、
俺も頑張ろうと思うことはよくある。
そして休息も重要な要素の一つである。
休むときに脳は統合されていく。
休みなしで課題をこなしていけばいずれ効率は落ちていく。
また集中力も低下しパフォーマンスも落ちてくるものである。
休息をしっかり取ることで準備としても気が入りやすくなり、
学習に大きく影響していくこととなる。
また行動を起こしたときには正の強化と負の強化が
行動を続けるか変更するか止めるかの要素となる。
正の強化では結果が良かったときに達成感や
喜び、感動、充実感などが生まれる。
こういった刺激は苦労しても頑張ればいいことがある。
といったモチベーションに大きく景況を与えることになる。
負の強化では失敗したことにより、
これまでの過程を見直すことになる。
褒めることを重要視される現在の風潮だが、
結果のみではいずれ目標は達成されたり、
頑張っても結果が伴わなかったりしていずれ挫折する。
負の強化によりまた失敗から成功を導きだすことができれば、
結果の前のプロセスそのものも楽しむことができるようになり、
より多くの事柄に対するモチベーションが高まり、持続する。
最後に反復が必要だ。
どんな学習でも一度で定着したパフォーマンスは生まれない。
繰り返すことで無駄な動きが抑制されていく。
学習とは知識や経験により行動が変容することであるが、
それにより無駄な動きが抑制されていくことでもある。
いかに適切な動きを誤差なく行うことができるのか。
それは誤差による学習を繰り返すことによって、
はじめて行うことができることなのかもしれない。

脳卒中のアプローチ
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運動に必要な感覚 

運動に大きく関わる4野は3野との関わりは乏しいが、
2野、5野とともに運動前野
そして帯状皮質運動野や補足運動野との関連が強い。

4野そのものは脳卒中において障害されることはあまりないが、
脳卒中後にフィードバックが使われないことで
抑制されやすい部分である。
それによりどう動かしていいのか分からない。
といった感覚が生じてしまうと考えられている。

4野と繋がりが大きい部分の中に2野がある。
2野は注意や感覚情報の処理などに関わる部分である。
また運動前野は2野の感覚情報などを元に
身体知覚や運動知覚を形成する。
また帯状皮質運動野補足運動野により
運動の予測が立てられる。

これらの働きにより、感覚情報が知覚され、
運動の予測が立てられることになる。
運動をいきなり起こそうとしても
予測ができないために過剰な努力が生じてしまい
筋の過緊張が生じることは臨床上多い。
これは中枢性の疾患のみならず整形疾患でも同様である。
力を抜くように指導してもうまくはいかないことも多い。
こういった場合これらの関係性が役に立つのではなかろうか。

感覚が入っているか?
知覚により認知できているか?
運動のイメージは可能であるか?
こういった視点を考慮することで、
運動までの過程を段階的に進めることが可能になる。
繰り返しの動作の中から獲得できる動作もあるが、
より段階的にスムーズにレベルを上げる。
またどの部分がうまくいってないか評価する。
こういった部分では有効に用いられる知識なのではなかろうか。

運動はまずは感じることから始まる。
感じるからイメージができイメージによる予測ができるから
はじめて無駄な力を抜いた動作が可能になる。
Don't think.FEEL! 考えるな、感じるんだ!
これは燃えよドラゴンの冒頭の有名なシーン。
ブルース・リーは身体の経験からこういった理屈を
既に学んでいたのかもしれない。

脳卒中のアプローチ

1)丹治順.脳と運動 第2版 ―アクションを実行させる脳―
 (ブレインサイエンス・シリーズ 17) .共立出版1999
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運動イメージの順序 

4野(一次運動野)は直接障害されることは少ないが、
フィードバックされない場合に抑制されることは多い。
脳梗塞によって運動が行われない場合や、
骨折などによる廃用もこれに関わることになる。

要するに動かすことが少なくなれば、
障害されていなくても
抑制されることで機能が障害される。
しかしいざ動かさそうとしたところで、
今度は過剰な運動となってしまい
パフォーマンスに繋がらないことは多い。

4野を促通させるためには
皮質間での連絡が強い部分の刺激が有効である。
そのためには注意と感覚情報と関連の強い2野と
感覚・知覚を元に運動イメージに関連の強い、
運動前野を促通する必要がある。

運動イメージによるメンタルプラクティスには
感覚や知覚といった経験が必要になる。
そのため、興味とともに注意を喚起しつつ、
感覚情報を入力しそれを元に感覚と知覚を形成する。

感覚や知覚の記憶は運動イメージに変換される前に
ワーキングメモリに形成される。
このワーキングメモリは難易度の関わりが大きく、
優しすぎても難しすぎても働かない。
適度な難易度設定がワーキングメモリ活性化に繋がる。

こうした脳の機能を考えていくと
学習に必要な要素の関係性を考慮することは重要である。
感覚・知覚記憶をワーキングメモリに形成しそれを元に
運動イメージを形成していく。

勉強も運動もこういった学習要素は
必要不可欠なところになるのではなかろうか。

脳卒中のアプローチ

1)丹治順.脳と運動 第2版 ―アクションを実行させる脳―
 (ブレインサイエンス・シリーズ 17) .共立出版1999
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痛みと鎮痛剤 

痛みはどういった経路で感じるのだろうか。
痛みは最終的には脳で感じ認識する。

組織の障害やストレスが生じた場合、
疼痛物質であるブラジキニンやヒスタミン
そして感受性を亢進させるプロスタグランジンが分泌され、
自由神経終末により受け止められる。
痛み物質が存在しそれを感知して
はじめて痛みは認識されることとなる。

受け止められた刺激は脊髄後角から膠様体、
そして対側の脊髄視床路を通り、脊髄、延髄、中脳、視床
を通り大脳で認知される。

では痛み止めはどうやって効いているのだろうか?
最もよく用いられる薬は
それから非麻薬性鎮痛薬(NSAIDs)
脳への働きは弱いが、
鎮痛と熱を下げたり炎症を抑制する働きがある。
ロキソニン、ボルタレン、ロピオン、アスピリンが代表的なものである。
この非麻薬性鎮痛薬(NSAIDs)は痛み物質や
神経をブロックするのではなく
痛みの感受性を亢進させるプロスタグランジンを
作りにくくする
のである。

こういった薬の副作用は
胃粘膜に影響し胃腸障害、胃・十二指腸潰瘍などの
症状が出現することを注意する必要がある。
そのため短期で服用するものと長期服用可能なもの
に種類が分かれる。
長期服用可能なものはCOX-2(コックスツー)選択的阻害剤
と呼ばれセレコックスやロルカムが代表である。

胃腸に何らかの症状があれば使用を中止することは
注意が必要である。

痛み
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Category: 痛み

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ストレスによる痛みと慢性疼痛 

通常の痛みの経路の他に
もう一つの痛みの経路がある。

痛みはストレスの影響により、
増加することは聞いたことがあるのではなかろうか。
今度はストレスによる痛みの増加についてである。
ストレスがかかると副腎髄質によるホルモンの影響で
血管の収縮が生じる。
また交感神経が興奮し、筋肉が緊張を起こす。
この血管収縮と筋肉の緊張は組織に酸欠を生じさせ、
発痛物質を生成する原因になってしまうのである。

心因性疼痛のメカニズム

そうなることでまた通常の痛みの経路が作動し、
疼痛を感じることになるのである。

このことから組織に障害が起きていなくても、
ストレスが痛みを作り出すことも可能であるし、
またエンドレスで痛みが続いてしまう慢性疼痛も
こういったメカニズムによるものといわれている。

痛みそのものの治療とともに、不安やストレスの改善も
考慮することが痛み治療としては非常に重要である。

心因性疼痛2
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Category: 痛み

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ブラックジャックによろしく 


おすすめ度☆☆☆☆
漫画ですが真剣に患者と向き合って、
悩み、苦しむことは誰しもが経験するのではないでしょうか。
生と死、人生、価値観、社会やルール。
そういったものの中で何を大切にすべきか。
何が正しいのか。そういった疑問を投げかける
そんな漫画ではないでしょうか。
海猿を手がけた佐藤秀峰さんの作品です。
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Category: おすすめの本

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負の感情と学習の障害 

勉強や仕事そして運動をしていて
集中できないときはないだろうか。
こういった脳を働かせる行動は
心理的な影響を非常に受けやすいのである。

特に脳が反応しやすいのは
不安や恐怖などの負の感情である。
こういった感情は本能的に
防衛をとらなければならないので
理性で抑えることは難しい。
いかにこういった感情が生じないようにするか
環境設定が必要になる。

運動療法を行う上でも同様である。
急激に段階を上げてしまい恐怖や不安があると、
その運動は学習されにくくなる。
また運動そのものではなく、
その他の社会的な悩みや治療に対する不信感も
同様に影響を及ぼすことがある。

PTSDも恐怖による過剰な扁桃体の働きが示唆されている。
また虐待などの不安な家庭環境が長期間続いた場合も、
扁桃体は過剰に働き、大脳皮質の萎縮も認められる。
理性が効きにくく、本能的で学習が乏しい状態となる。

また学習に影響する前頭前野の働きは、
人の思想の影響も受けることが示されている。
ストレスが自分に降りかかったとき、
「自分の成長に繋がる。」
「人の役に立てる。」
と解釈する人の方が前頭前野の活動が高いのである。

不安や恐怖を取り除き、
安全でストレスの解釈が良好であれば
学習する脳の準備は整っているのではないだろうか。

「何か不安になっていることはないですか?」
「何か気になっていることはないですか?」
こういった問いかけは理学療法を行う上で、
とても大切な問いかけになることは間違いないであろう。
1)Ji G,Neugebauer V(J neurosci,2010)

脳のアプローチ
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Category: 心因性

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シナプスによる抑制と学習 

シナプスとニューロンとか
前抑制や後抑制などなかなかイメージしにくく、
理解が難しい部分でもある。
今回は少しそのあたりのお話を。

通常は興奮性シナプスによって
神経伝達物質が流れると興奮が伝わっていく。
しかし何でもかんでも興奮して流すだけでは
複雑な運動制御は難しい。
そこで抑制性シナプスというものが存在する。

抑制性シナプスによる方略に
シナプス前抑制シナプス後抑制というものがある。

シナプス前抑制では興奮性シナプスの手前で抑制をかけるため
すべての興奮は抑制することができず、わずかに興奮が伝わる。
(神経終末接合部を部分的に脱分極させる)

シナプス後抑制は興奮性シナプスの後に抑制をかけるため
シナプス前抑制と比べ大幅に抑制をかけることができる。
(過分極させることで抑制をかける)

男と女の三角関係で例える。
太郎が花子に告白するという設定だ。
太郎の告白を抑制性シナプスのさとしが止めようとする。

シナプス前抑制の場合は
太郎が花子に告白しているときに
さとしが太郎の悪口を言って告白を止めようとする。
しかし告白されたことで花子は若干なびく。

シナプス後抑制の場合は
太郎が告白する前にさとしは太郎の悪口を花子に言う。
そうすると花子はあらかじめ悪口を聞いているので
告白してもあまりなびかない。
ほとんど抑制がかかってしまう。

シナプス前抑制とは興奮性シナプスの前に抑制性シナプスがつく、
シナプス後抑制とは興奮性シナプスの後に先回りして
抑制性シナプスがつくことである。


中枢神経系の抑制はフィードバック型の抑制よりも、
フィードフォワード型の抑制の方が多く認められる。
何かする前に予測を立てて行動するのは
フィードフォワード型である。
焼き飯で例えると塩加減を味をみながら
調節するのがフィードバック型。
分量を計算して塩加減を調節するのが
フィードフォワード型である。

動く前にイメージし予測を立て、
シナプス前抑制とシナプス後抑制によって、
運動は生じる。
そこでうまくいかなかった場合は
フィードバックを用いて再び修正を行うことで
学習が生じるのである。
学習とは繰り返すことにより修正を加え、
抑制されていくことなのであろう。
大人になるとなかなか動けなくなるのは
学習による結果なのかもしれない。

1)丹治順.脳と運動 第2版 ―アクションを実行させる脳―
(ブレインサイエンス・シリーズ 17) .共立出版1999

脳のアプローチ のコピー
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学習の種類 

覚えるってなかなか難しい。
頭でわかっていてもなかなかうまくいかない。
こういった経験は誰でもあるのではないだろうか。

あるスポーツでフォームを指摘されるとする。
その指摘はとてもわかりやすく
理にかなっていると思ったが、
その通りにしようと思ってもなかなかできない。

またあるスポーツの名プレーヤーが、
すばらしい監督になるとは限らない。
そして勉強のできる子が運動ができるとは限らないし
その逆の運動ができる子が勉強ができるとは限らない。

これは学習の種類が違うことが関わる。
学習は大きく分けると認知によるものと
運動によるものの2種類に分かれる。

知識や経験から思考などの認知プロセスによる学習を
認知学習(宣言的記憶)という。
要するに頭で覚えるといったもので、
記憶的な要素が大きく関わってくる。
繰り返しにより学習されやすくなるため、
基底核による影響も強い。

また運動課題で行われる学習を
運動学習(手続き記憶)という。
要するに体で覚えるといったもので、
感覚的な要素が大きく関わってくる。
空間・時間・力が関係するため
小脳や頭頂葉による影響も強い。

認知症では短期記憶とともに
認知的な学習が障害されるものの
運動学習は保たれるため、
リハビリテーションの効果を上げることは期待できる。

勉強と運動。
文武両道とはそれぞれ違う要素を鍛えることになる。
現実世界では頭で覚えたものは
リスク管理などの守りを強くすることになり、
体で覚えたものは実行能力などの攻めを強くすることになる。
体育会系が積極的なのもこういった影響があるのかもしれない。

脳のアプローチ
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半球間競合モデル 

左右の半球はお互い監視し合う関係にある。
もし右の脳が障害された場合、
左の脳はそれを補おうとする。
そのため左の脳の活動は促通され、
右の脳の活動は抑制される。

しかしこれが長く続いた場合は
ますます抑制された脳の活動性は減少していく
一方となり回復が困難となる。

これは夫婦と似ている。
がんばり屋の奥さんがいると
どうしても夫はのんびりしてしまう。
また親がしっかりしていないと
子供がしっかりする場合も少なくないし、
逆に親がしっかりしすぎると子供が
自分で判断ができなかったりする場合も多い。

これに対してアプローチする方法として
考えられたのがCI療法である。
非障害側を固定し活動性を抑制する。
それにより障害側が働くことにより、
障害側の活動を高めようとするものである。
ちなみにCi療法はあらゆるリハビリ治療法の中でも、
最も高いエビデンスレベルを保っている。

障害された側をいかに使っていくように促すか。
近年では過剰に動かすことの弊害も指摘されており、
よりサブカテゴリーに分類した研究が必要になると思われる。

脳のアプローチ

1)Hummel FC,Lancet Neurol 5,2006
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一次運動野 

スポーツをより上達させるために
「よく力を抜け!」とか
「しっかり感覚を感じろ!」などと
コーチや先輩に言われたことはないだろうか。

体を動かすのに何で力を抜くのか?
どうして感覚を入れる方がいいのか?
そういった疑問を持ったことはないだろうか。
その疑問に関する要素の一つに
一次運動野が関与する。

一次運動野(ブロードマン4野)は
さらに分類すると
前方にあるOld M1
後方にあるNew M1に分類される。

前方にあるOld M1
運動の実行に関わる性質が大きいのに比べ
後方にあるNew M1知覚も関与し、
より複雑な動きに関与する。
さらにこのNew M1は
介在ニューロンを介さない経路も持っており
より運動ニューロンに刺激を伝達しやすい性質を持つ。

脳梗塞などで障害を受けた場合、
感覚情報を入力しながらアプローチを行うと
このNew M1が刺激されることが予測される。
運動ニューロンにより刺激を与えるためには、
運動ニューロンの影響が非常に大きい。

感覚を入力しながら行う運動は
運動学習において非常に重要な役割を持つのではないだろうか。

1)Rathelot JA,Strick PL.Subdivisions of primary
motor cortex based on cortico-motoneuronal cells.
Proc Natl Acad sci USA.2009 Jan 20;106(3):
918-23.Epub 2009 jan 12.


脳のアプローチ
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理屈でなく感情に訴えかける 

頭ではわかっていても、同じことをしてしまう。
したらいけないと言われていることをついついしてしまう。
こういったことはないだろうか。
これは人間の心は意識している部分より、
意識していない部分の方が影響が大きいためである。

人の心は意識している部分はわずかで
大部分が無意識であると言われる。
意識している部分は顕在意識と言われ、
全体の3-10%である。
無意識の部分は潜在意識と言われ、
全体の90-97%である。

理屈は顕在意識で捉えられるため、
頭でわかっていても行動に繋がらないことも少なくない。
それに対して感情に響く潜在意識に働きかけると、
暗示にかかりやすく理性・思考・判断は低下してしまうのである。
自分の心に響いた相手のことはよく見えやすいし、
不快に感じた人は悪く見えやすい。

恋をしているときはあばたもえくぼで、
すべてがかわいらしくもしくはかっこ良く見えるが、
冷めた瞬間にそれは驚くほど変わってしまう。
いくら理屈で説得したところで心に響かなければ、
なかなか行動は促されないものである。

運動療法や歩行訓練を行うときはどうだろうか。
いくら筋力や歩行の重要性を説明したところで、
行動に結びつくとは限らない。
無理矢理に歩いたところで学習効果は低いものとなるであろう。
患者のニーズを捉え、
この練習がどれだけそのニーズに近づくのかを説明した方が
よっぽどやる気を引き出すことができるのではなかろうか。

理屈より感情に訴えかける方がとても重要だと感じる。


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信頼関係と自己開示性 

信頼関係を気付くために
様々な心理学的なテクニックはあるが
社交性の部分ではある程度のカバーが可能である。

しかし本当の信頼関係(ラポール)は
表面的なものでなく心を開くという部分が必要となり、
テクニックによってカバーできる社交性とは別の
自己開示性が重要となる。

心を開くというのはリスクも伴う。
客観性が低下し、冷静な判断が難しくなる。
評価や治療の部分ではマイナスに働くことも少なくない。

しかしながら、患者を理解しニーズを把握するためには
お互いに心を開かなければわからないことも多い。
心を開かなければ胸の内は明かせないものである。

患者の身体をみる前にまず心を理解する。
患者の思想や考え、社会、価値観そういったものをまず受け止め、
それが理解できていなければ問題点の優先順位や
目標設定、またアプローチのときの声かけなど
相手にあったものを適応することは難しい。

また信頼関係がなければ治療効果も低下するであろう。
リハビリテーションはエビデンスのみならず
心理的効果も非常に大きい。
各セラピストの治療効果の差にはこの部分が関わる。
患者との会話は理屈で説得することも大切であるが、
感情を伴い納得してもらう会話がもっと大切である。

セラピストが目の前の患者に心を開くこと。
目の前の相手をもっと知りたいと思うこと。
ここがすべての始まりになるのではないだろうか。

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Category: 哲学・思想

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オープンクエッションと潜在意識 

何度言っても相手に伝わらない。
一生懸命伝えようとするけど想いが届かないことは多い。
相手の心に届く言葉とはどういったものであろうか?

人は言語によって自分の気持ちを相手に伝える。
しかし言語そのものはあくまで言葉であり、
言葉そのものに意味がある訳ではない。
こちらの言葉を介して相手の気持ちが反応しなければ、
ただの言葉のままであり、相手に伝わることは難しい。

相手の心、つまり潜在意識に届くためには
開かれた質問であるオープンクエッションが必要である。
開かれた質問とは「どんな?」「どれくらい?」「何か?」
など答えを相手にゆだねる割合の多い質問である。
それに対して「はい」や「いいえ」など
こちらの欲しい情報を答えてもらうのは
クローズドクエッションである。
オープンクエッションは自分に意識が向きやすいので
選択肢が多く、気付きも多くなる。
自分の言葉を相手に押し付けるのではなく、
相手の心に自分の言葉を添えるような感じではないだろうか。

会話を相手がイメージしながら答えられるよう促すことで
相手の潜在意識に言葉が届きやすくなる。
相手が話せば話すほど相手の価値観が表現され、
その価値観に自分の価値観をどうリンクさせるかが
コミュニケーションの中で大切になるのではないだろうか。


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頚と腰の吊り橋のような関係 

頚が調子悪いと腰も調子悪くなったり、
また腰の調子が悪いと頚の調子が悪くなったり
そんな経験はないだろうか。
別の場所だから関係なさそうなのに
どんな繋がりがあるのだろうか。

この繋がりの一つに姿勢制御の関係がある。
人間の重心は常に中心におちるように調整されている。
それにより姿勢を維持するエネルギーを
最小で負担が少ないようにしているのだ。

そのため腰から下肢が一方に変位した場合、
上体はその反対に変位することで
重心は中心から外れないように維持している。
そのため腰が動けば頚も動く。

代償

骨盤と頭部は脊椎により繋がっているため
まるで吊り橋の様に影響をし合うのである。

そのため頚を治療するのであれば
腰のアプローチも考慮する必要がある。
また腰を治療するのであれば
頚のアプローチも考慮する必要がある。
保険上他の部位への治療が難しい場合もあるため、
姿勢指導や脊椎全体を含めた運動療法を
併用することが必要なことも考慮する必要があるかもしれない。

脊椎のアプローチ
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7つの価値観 

人間関係。それはすべての人が大抵悩みを持つものである。
親、友達、恋人、同僚、夫婦・・・。
どうしてもわかってもらえない。
どうしても理解できない。
腹が立ったり、落ち込んだり。
そして最後は価値観が違うから・・・。
そういった答えにたどり着く。
価値観を相手に押し付けたり、
価値観を押し付ける相手を避けたり。

しかしその価値観が違うって言葉は
逃げ道に使われることは多い気がする。
じゃあ価値観って何?どれだけあるの?
自分の価値観はそれじゃあなんだろう?
相手の価値観は何?
相手の価値観を尊重することは大切。
じゃあ自分の価値観は捨ててしまうの?
自分の価値観を相手にわからせなきゃダメ?
様々な疑問がわいてくる。

この価値観についての知識というものは
あまりにも私たちにないものなのかもしれない。
人と人がうまくやっていくためには
価値観を理解することが大切。
でもどうやって理解するのか?

今回は価値観について触れていきたいと思う。
患者さんの生活の質を高めるにも。
自分の生活の質を高めるためにも
人として本質的なものになると思う。

ディマティーニは価値観を7つに大別した。
知性、仕事、お金、
家族、人間関係、健康、精神。
男性的な人ほど知性・仕事・お金に偏りやすく、
女性的な人ほど家族・人間関係・健康に偏りやすい。
精神に関しては男女とも同等であるが、
宗教色の少ない日本では
あまり重要視されない傾向がある。

人の価値観はこれらを優先順位で決め、
行動の指針を行っている。
しかしながらそれに従わずに生きる場合は
興味を持てなかったり、力を発揮できなかったり
うまく人付き合いができなくなることにも繋がる。

次回からはこの7つの価値観について
さらに12項目に分類していく。
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Category: 哲学・思想

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知性においての価値観の項目 

知性という価値観は学ぶことを大切にするというものである。
学ぶといっても勉強のみをさすのではなく、
現実世界で生きるために必要な選択する能力と考えられる。
他の動物と比べ人間が最も優れている点と言えば
この知性の部分であるのは紛れもない事実である。

知性という価値観においても
いくつかの項目がある。
同じ学ぶことということでも
何をどのように学ぶかという点が人によって
変わってくるのである。

直感、発展、想像、冒険、覚醒、
寛容、知恵、好奇心、論理的、
優先順位、分離と融合、洞察に分類される。

知性
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仕事においての価値観の項目 

仕事は生活していく上でなくてはならないものである。
日本においては共働きが徐々に増えてきているものの、
男性が仕事ができるかどうかは重要であり、
女性と比べ仕事をしなければならないという
観念はまだまだ根強い。

仕事は人生の中でも大きな時間を占める。
そのため仕事がうまくいっていない場合は
ストレスの度合いは非常に大きくなってしまう。
仕事においての価値観も人によって違う。
仕事の価値観での12項目は
直感、発展、想像、冒険、覚醒、寛容、知恵、
好奇心、論理的、優先順位、分離と融合、洞察
に分類される。
感性を大切にするのか、客観性を大切にするのか。
自分や他人、結果か過程、
優先順や判断など人によって重要視するものが変わる。
会社の求めるものや上司の求めるものが
自分の価値観に会わない場合は
評価されないなどの問題が生じることも多い。

また自分の価値観を持ってない相手の評価を低くみたり、
また相手の価値観を持っていない場合低く見られる場合も
仕事では特に多い。
初めて働いたところの影響や尊敬する上司の価値観が
自分の観念を作り出すことが多いが、
必ずしも自分の本当の価値観と一致しなかったり
現在の環境にそぐわないなどの問題が生じる場合もある。

仕事
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お金においての価値観の項目 

お金は社会生活を営む上で必要不可欠である。
そして現代社会ではお金は「力」を表す
道具といっても過言ではない。
お金は自分の持っている知識や技術を労力として売り、
対価として手に入れることができる。
何かを達成するためや食べていくというたもの
手段として必要である。

お金に関しての価値観も様々である。
お金そのものを守るべきものととるか
使うべきものととるのか。
またお金によって何かに変えることを
大切にするかの考えに分かれる。

倹約、保全、貯蓄、手腕、バランス、
安全、創意、明敏、発展、チャンスを生かす、
ペースアクティブ、貢献などに分かれる。

お金
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家族においての価値観の項目 

家族の価値観も人によって様々である。
これは自らが幼い頃から経験した自分の家族の影響が
非常に大きい影響を及ぼす。

自分の中で最も長い時間見てきた家族が
自分の家族になるため自分の家族のモデルを
基準とするためである。
それを元に同じようにするか反面教師にして
正反対にしようとするか人それぞれ分かれるところであろう。

自分を大切にする、パートナーに尽くす。
親を優先にする、子供を優先にする。
先祖や親戚関係を大切にする。
さまざまな価値観がある。

これらの問題は結婚することにより、
双方の価値観での対立は少なからず生じる。
それにより相手に押し付けたり、自分が我慢したり、
また話し合いによって妥協点を見つけたり
様々な出来事が夫婦間で生じることとなる。
自己の親は肯定する心理が働くため、
パートナーとの信頼関係がなければ
価値観を考えることは難しいことも多い。

家族
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人間関係においての価値観の項目 

人間関係は社会や組織あるいは個人的な場における、
感情的も含めた人との関係のことである。
人はまず両親との人間関係を持つ。
それから兄弟や姉妹、友人、恋人、配偶者の関係を通じ、
様々な人間関係を構築し、その関係性そのものが
人生の歴史となっていく。

人の悩みの中では人間関係によるものが
非常に多いことは言うまでもない。

人間関係の変化としてはかつての血縁を重要視する関係から、
それらに偏らない関係へ移行してきている。
こうした変化に世代間での問題も多く生じているようである。

こうした人間関係が良好に形成できなければ
登校拒否やいじめ、暴力や離婚などの
社会的に不利益な症状がでることも懸念されている。

人間関係にも自分を有利に考えたり、
相手を大切に考えたり、
社会的なものを重要視するものまで様々な考え方がある。


人間関係
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健康においての価値観の項目 

健康とは心も体も健やかな状態を指す。
そこには医学的な側面のみならず、
本人の精神的な側面も考慮すべきである。

健康に関する価値観も様々であり、
食事や運動など身体的な部分とともに、
自然とふれあったり旅をしたりと
心理的な部分も含まれる。
ゆったりとすることを重要視する人もいれば、
刺激的なことを重要視する人もいるであろう。

健康
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精神においての価値観の項目 

精神とは心や意識、気構えなどを表し、
物質の対義語として使われることも多い。
現実的なことよりも精神的な要素を大切にする考えである。

自分を信じたり、自分以外の大きな存在を信じたり、
心を大切にしながら様々なことを決定していく。
宗教や神、魂そして自然を感じることなども含まれる。

精神
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自分の価値観を知る 

人の価値観を7つに分類すると、
知性、仕事、お金、
家族、人間関係、健康、精神に分かれる。
NLP_20121019203406.jpg
そしてそれら7つの価値観はさらに12の項目に分かれる。
知性
仕事
お金
家族
人間関係
健康
精神
12の項目のうち一番大事なものを1つずつ選び、
その7つの価値観のそれぞれの一番の項目を
優先順位で1位〜7位まで並べる。
そうすることで自分がどういった
価値観の優先順位をとっているのかがわかる。

自分が今やっていること。
これからよろうとしていることを
考える材料になるのではなかろうか。
なんかしっくりことない日常の理由が
もしかしたらわかるのかもしれない。
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相手の価値観を把握する 

自分の価値観を理解することができたら
次は相手の価値観を把握する。

人間は好き・嫌いや合う・合わないの先入観が
存在するため価値観の違いを理解することで
多くの人との関わりがスムーズになる。
好き・嫌いや合う・合わないは、
価値観の違い、厳密に言えば
価値観の優先順位の差が大きい。
また過去の経験でこういう人はきっとこうだという
思いが関係することもある。

相手の価値観を理解するためには
前回の表で一つずつチェックしてもらえば良いが、
なかなか難しい事も多いであろう。
かといって自分で予測してチェックしても
先入観で外れてしまうことも少なくない。

価値観をうまく理解するためには
その相手がどんな会話をよく行なうか?
どういう会話でテンションが高くなるか?
その人が最も時間を使うことは何か?
その人が最もお金を使うことは何か?
などが関係することが多い。
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相手の価値観をふまえたコミュニケーション 

価値観が理解できた場合、次はどう接するか。
相手の価値観を尊重し自分の価値観を捨てるのか?
それとも自分の価値観を相手に押し付けるのか?
といった疑問がわいてくるのではなかろうか。

相手も同様に価値観を押し付けるか、合わないと思い避けるか。
こういった接し方をすることが多い。
価値観とは絶対的なものではなく、相対的なものである。
自分にない価値観を持っている場合、相手の価値観を否定するか
あるいは相手を崇拝し自分は劣っていると感じるか。
いずれも真実ではない。

真実は肯定的でも否定的でもなく、
両面を兼ね備えているものであって、
あくまで自分がどっちを見ているかの違いではなかろうか。
自分にないと思っている価値観も実は完全にない訳ではない。
また自分が持っている価値観も相手が持ってない訳でもない。
自分も相手も劣っているわけでなく、
お互いが完成形であり違いは価値観の優先順位のみである。

自分にないと思っている価値観もよく考えれば、
ちゃんと持っている。
だから相手を否定したり肯定したりして
感情的になる必要もないのかもしれない。

自分にないものを探す。相手にないものを探す。
それを埋め合わせようとしなくてもはじめから持っていて、
ただ優先順位が違うだけの話なのである。
相手に興味を持つ。そこから多くの価値観を受け入れる準備がはじまる。
自分の優先順位の高い価値観も他の価値観と結びつくことで
より高め広がりをみせることを感じることができる。

価値観の違いとは他人と区別するものではなく、
自分と他人をつなげるものを見つける。
こうした手段を持つことで双方ともに意味のある
本当のコミュニケーションが作られるのかもしれない。
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人生を邪魔する価値観 

自分の価値観の通りに生きているはずなのに、
うまくいかなかったり、ジレンマに苦しんだりすることもある。

物事は実は善くも悪くもない。
ただそこに存在するだけであるが、
それを主観で良く思うか悪く思うか決まってしまう。
要するに何事も気持ち次第なところがある。
ストレスを抱えやすい人は、
物事を悪く捉えやすい傾向があるかもしれない。

価値観も悪い解釈をしてしまうと
人生を邪魔する価値観になることもある。
要するにその価値観そのものがストレスを生み、
自分らしく生きることを阻害してしまう。
知性、仕事、お金、
家族、人間関係、健康、精神で
それぞれの生じやすいものを述べていきたい。

知性:自分は賢くない
仕事:失敗したくない
お金:食べていけなくなるのでは。破産してしまうのでは。
家族:両親に勘当されるのでは。恋人と別れてしまうのでは。
   子供に嫌われるのでは。
人間関係:人にどう思われているのだろう。自分と一緒にいるのは嫌なのでは。
身体:見た目が悪い。(背が低い、ヒョロい、かわいくない)

こういった価値観は自らを
必要以上にに防衛しようとしている状態である。
長期間ストレスを受けた場合や
余裕がない状態のときに生じやすい。
そういうときは自らを守るための本能にスイッチが入る。

こうして生み出された価値観が長期化すると
その価値観そのものがストレスになったり
依存を生む原因となり、それにとらわれ続けることで
能動的な思考や行動も阻害されやすくなる。
また周りの環境に目が向き過ぎてしまい、
周りのせいだから諦めるしかない
といった悪循環となる思考を生じてしまう。

自己満足で人は満たされ、被害妄想で人は落ち込む。
当たり前にあるものに満たされるためには
それに自ら気付くための知性や理性が必要になる。
しっかり休息をとり、好きなことをし
安全が確保されたことに気付くことができたなら
少しずつ外の世界に触れそして学ぶことが
また自分を満たすための好循環を生むものに
繋がるのかもしれない。
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価値観の表と裏 

生きていきながら人は様々な思考を元に
選択をしていくことになる。

成長すべきだ。
思考し続けなければならない。
愛はすべてを受け入れるものだ。
幸福でなければならない。
永遠というものは必ず存在する。
自分の管理が足りない。
自分には欠けているものがある。
これらの思考はいずれも真実ではなく
主観による思い込みにすぎないように思える。

成長すべきだと考える場合もあるかもしれないが、
重要なのは成長とは限らない。
成長により何かを得ようとするのであれば
何かを失うということも生じる。
失ってまで得るものが果たしてどれだけあるだろうか。

思考し続けなければならないと考える場合、
よりよい考えが思い浮かぶまで
永遠と考え続けることになる。
そこに果たして終わりはあるだろうか。

愛はすべてを受け入れるものと考える場合、
すべてを受け入れることが本当にできるであろうか。
そしてそれを受け入れることが相手のために
なるのかという疑問も生じてしまう。

幸福でなければならないと考える場合、
常に自分が幸福なのかを疑問視するようになる。
幸福でないと判断した場合や別の幸福の形を模索すると
限りなく無限の幸福があるような錯覚が生じる。
幸福にこだわらなければ
もっと充実した生活が送れるのかもしれない。

永遠というものは必ず存在すると考える場合、
別れることはないと考えれば相手の存在は
当たり前としてしまうことになる。
また別れてしまった場合は、
永遠を信じていただけに大きなショックを受けてしまう。

自分の管理が足りないと考え場合、
人はそんなに思うように管理することはできない。
それは自分の価値観に従って行動するからである。
どんなに好きだったり尊敬している相手でも
価値観が全く同じということはあり得ない。
管理を徹底しようとするだけ
自分の価値観を押し付けているに過ぎない。

自分には欠けているものがあると考える場合は、
満たされるための行動をしなければならない。
それを相手に求めれば、次々に相手を変え続けることになるし
すべてを完全に満たされることはない。
何かが満たされれば何かを失うことになる。
その前に欠けているものなどない。
まったく完全に欠如しているものがあるのではなく
自らの価値観の優先順位が低いだけである。

このようにどういった考えでもアラを探せばかならず存在する。
絶対的な思考は存在しないのである。
礼義正しさと無礼、寛大と貪欲、善意と悪意、
受容と拒絶、幸せと悲しみ。
これらは自分が選択している主観であり、
真実は肯定も否定もしていないただ存在するだけのもの。
それに自分が色を与えることによって
そう見えているだけにすぎない。
ようするに自分自身のあり方で
どちらにも捉えることができるのである。

何かにとらわれることは必ずしも最善とはいえない。
かならず表と裏の部分が存在する。
自分の価値観を持つことは大切だ。
しかしそれにとらわれすぎる必要はない。
その価値観にもメリットとデメリットが存在するから。
相手と価値観をリンクさせるためには
その事実を受け入れることが大切だと感じる。
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心を知る技術 


おすすめ度☆☆☆☆
ドクター・ジョン・F・ディマティーニは
全世界で2000万部のベストセラー『ザ・シークレット』で
人生のマスターと現代の哲人として紹介され、
彼の著書は28の言語に翻訳されている。
人間行動学と自己啓発の世界的権威で教育者・作家でもある。
価値観というわかりにくいものを分類し、
どのような考えや関わり方をするのかという点が
非常にすばらしいと思う。
価値観について言語化し自分の思考をつなげるために
非常に参考になった一冊である。
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骨模型 

骨格系のアプローチを行なうときに
正確に触診することは非常に大切である。
正確に触るためには自分の骨のイメージと
相手の骨のイメージを頭の中で正確に作る必要がある。

そのためには解剖学的な知識が大前提なのだが、
立体的なイメージというのは本だけでは不十分である。
いろいろな方向でのイメージを作るために
非常に役に立つのが骨模型である。

現在はずいぶん安く手に入るようになった。
私が買ったときは脊椎・上肢・下肢で
7〜8万ぐらいかかったと思う。

実技の説明やイメージの参考になる他、
部屋のインテリアとしても利用できる。
寂しいときは一緒に布団に入ったり、
一緒にドライブに行くといった楽しみも
あるのではなかろうか。
ぜひおすすめのアイテムです。


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2012-10
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