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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

2014年06月の記事一覧

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ボスマネジメント9 

上司との関係性は自分自身が主体的につくっていくものである。
まず何よりも興味を持つことである。
相手とのコミュニケーションにおいて、
興味を持つことは絶対的に不可欠である。
上司は今の仕事において何を問題としているのか。
この問題を解決していくことが社員のミッションでもある。
また上司のことを知る上で、仕事に関係することは
優先順位好き嫌い強み弱みである。
特に弱みに関してはカバーすることで、協力することができる。

そして、仕事のオフの時は上司の価値観を知る機会でもある。
価値観が理解できることで、
短期的なビジョンと長期的なビジョンを想像しやすくなる。
仕事においてのやり方・考え方はそれぞれである。
何が正しいかは、成果に現れるかどうかしか判断できない。
そしてある状況下では成果が出ることでも、
ある状況下では成果が出なくなることは非常に多い。
だからこそ、様々な価値観でやり方・考え方を持っているほうが、
選択肢の幅が広がってくることも事実である。

仕事は上司に合わせないと行けないわけではない。
しかしながら、報告に関しては
相手に理解できるように伝えることが必要なので、
上司に合わせていく必要がある。
報告の頻度はどれくらいが適切か。
どの程度の詳しさが必要か。
報告のスタイルはどういったものが良いか。

上司をまず知ることで、私たちのやるべきことも見えてくる。
また報告をする上では上司に合わせたやり方が必要である。
コミュニケーションをとる上で、まず相手の立場になること。
それは患者さんであっても学生であっても、
後輩であっても先輩であってもみんな同じである。
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Category: 仕事の戦い方

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内臓と筋 

頑固な凝りが実は内臓からきている可能性もある。
胃や肝臓などの調子が悪くなると特定の筋が緊張することもある。
ではいったいどういうことなのだろうか。

食べ過ぎや飲み過ぎで影響を受けやすいのは胃である。
胃に負担がかかった場合は、右側の迷走神経が過緊張し、
右側の僧帽筋が硬くなる。
それに伴い、下肢では左の大腰筋が緊張しやすくなる。

またストレスを受けた場合は肝臓が影響を受けやすい。
肝臓に負担がかかった場合は、左側の迷走神経がが過緊張し、
左側の僧帽筋が硬くなる。
それに伴い、下肢では右の大腰筋が緊張しやすくなる。

これは内臓体壁反射と呼ばれるもので、
内臓の負担が筋肉の緊張に繋がるという例である。
これから熱くなると冷たいものを飲み過ぎて、
このような筋の緊張を示す方が増えてくるかもしれません。

無題 1
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Category: 内部障害

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ボスマネジメント10 

さて上司との信頼関係を気づくためには何が必要であろうか。
今までの話で上司のことを知ることの重要性を述べてきた。
どんな人でどういうことに価値をおいているのか。
優先順位好き嫌い強み弱みを知ることで、
現在のすべき仕事を明確にし、相手に伝わりやすい形で報告する。

次に必要なのは自分を相手に知ってもらうことである。
それには自分が自分を知っていることが必要である。
まず自分の強みは何なのか。
そして自分の弱みは何なのか。
それを知ることで自分の強みは生かしてもらえるように、
働きかけてもらうことが必要になってくる。
弱みに関してはフォローしてもらうように働きかけることができる。

お互いのことが理解できたら、
日々の積み重ねで信頼関係を築いていくことになる。
まず報告・連絡・相談がきちんとできているか。
そして上司の顔を潰していないか。
この二つは安心感を抱いてもらうためには重要である。

まずは報告・連絡・相談と顔を潰さないことができて、
しっかりと安心感を抱いてもらうこと。いわゆる守りである。
そしてしっかりと守りが堅められたら次は攻めである。
反応性の高さと上司の手の回らないところを補うことがそれにあたる。

反応性の高さとはいわゆるリアクションである。
上司の何らかのアクションに対するリアクションは
相手にとっても非常に気になるものである。
やはりよいリアクションをしてくれると、
気分も良いし、相手に対しても好印象を受ける。
そして、どんな人間にも弱みはある。
上司の苦手な部分に関してはフォローをすることで、
とても助かることになるし、より上司も働きやすくなる。

こうした安心感を与え、さらに自分も相手の役に立つ。
自分がして欲しいと思うことをいかにできるか。
当たり前のことだけどそれができるのは
とても大切なことである。
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Category: 仕事の戦い方

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ボスマネジメント11 

仕事ができる人とできない人の違いは何であろうか。
頭がよい。要領が良い。押しが強い。
さまざまな答えがあると思うが、
個人的な価値基準で良い・悪いというよりも
大切なのは成果が出せているか否かである。
そしてその成果の基準は社員である限りは
上司に委ねられるので、
その上司の価値基準を把握することは大前提である。

仕事ができる人は成果を自分自身で評価している。
そのためうまくいかない時の考えは、
人や環境のせいにはしない。
成果が出るために自分がどうすれば良いかを考える。
また仕事ができる人は成果を第一優先とするため、
人間関係も良好にこなしていく。
上の言うことを無視して突っ走る人に
仕事ができる人はまずいないだろう。

愚痴をいつも言ってたり、協調性がとれない場合は
成果を生み出すことは難しい。
良いと思うものはうまく話し合うことで、
価値観を共有することができ、
また前もって計画しているので
短時間で報告もすることができる
(エグゼクティブ・ブリーフィング)
なぜできないかというネガティブな要素から、
どうすればできるかという
ポジティブな発想に切り替えができること。
こういった能力が成果を出すためには必要不可欠である。

仕事での考え方については、
なかなか教えてもらうことは少なく
先輩の背中を見ながら感じ取ったり、
自ら考えながらそこに行き着いたリが多いかもしれない。

しかし、それにはとても時間がかかったり
そこに行き着くまでに力つきたりするリスクもある。
最近では書籍も多くできているので、
それである程度学ぶこともできる。
仕事がうまくいかない時の問題は自分自身ではなく、
考え方とやり方であることも少なくない。
今までの経験でうまくいかないのであれば、
素直に別のやり方・考え方で試すことをお勧めする。
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Category: 仕事の戦い方

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社会の変化にともなう上司と部下の関係性 

近年の情報技術の発展に伴い、
社会環境の変化は目まぐるしくなった。
以前は会社が革新的なものを作り、
それに対して消費者が飛びつく時代があった。
ラジオ・テレビ・ゲーム機などが
それに当たるのではないだろうか。
こういった流れはサプライチェーン
プロダクト・アウト
と呼ばれる。

現在は技術革新も大きな変革は少なくなってきている。
そういった状況下で顧客のニーズに対応した
商品やサービスを提供するという考え方にシフトしている。
これをデマンドチェーンと呼ばれる。
技術による差別化が難しい場合に用いられる。

サプライチェーンプロダクト・アウトだと、
上層部の人間がいかに適切な指示を
部下に送ることができるかが重要になる。
しかしデマンド・チェーンだと顧客に近い
社員がいかに多くのニーズに適応できるかという
個別課題の解決が重要になってくる。
そうなってくると、上司の指示を待つのではなく、
いかに社員が上司にうまく伝えていくかが重要になる。

社会構造の変化は会社内の上下関係にも関わってくる。
上の言うことが絶対であった昔と違い、
いかに双方が円滑なコミュニケーションをとれるかが重要となる。
上層部も下に威圧的に促しても、なかなかうまくいかない。
好き嫌いで対応するのではなく、
合理的多くの人間がコミュニケーションをとることが求められる。
その中で上層部やリーダーにおいては、
アカウタビリティ(説明責任)が求められている。

上司と部下がお互いに報告・連絡・相談を行い、
円滑にコミュニケーションを行なえるかが大切である。
お互いに依存せず、自立した社会人になることが
求められる時代なのかもしれない。
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Category: 仕事の戦い方

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猫背によって生じる弊害 

背中が丸くなるいわゆる猫背は様々な問題を生じる。
体の不調は最終的な形であり、
その根本的な原因は問題から
離れた場所にあることも少なくない。

猫背は体を丸める姿勢をとることにより、
体幹の筋を使っていない状態になる。
それにより、筋膜や靭帯で支えるような形となり楽に感じる。
しかし、曲がった姿勢を続けることで、
今度は伸びにくくなっていき、
内臓も圧迫を受け続けることになる。

背中は家で言うと柱に当たるため、
柱が歪むことで様々な部分の問題が生じてくる。
の症状の他にも、
目の疲れ息切れ手先のしびれ
尿失禁便秘まで関わってくる。

アプローチをする場合に、姿勢を確認することは重要である。
姿勢が変化しなければ、
アプローチの効果も長続きしないということは多い。
では姿勢がなぜこういった症状を誘発してしまうのか。
説明していきたいと思う。

無題 1
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Category: 運動連鎖による影響

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猫背と整形疾患 

猫背になると頭が前に出る。
そうすると僧帽筋の上部線維は緊張してしまう。
僧帽筋の上部線維の緊張は肩こりの原因となる。
また肩甲骨が外転してくると、上腕骨も前方に変位する。
こうしたアライメントでは肩関節の可動域制限や
インナーマッスルの筋出力低下を招き、
五十肩を生じやすくなる。
脊椎は首から腰まで連続して繋がっているため、
背中が丸くなるとつられて腰も丸くなる。
そうすると胸腰筋膜が伸張され腰痛が生じる。
そして歩くときに背中曲がっていると、
バランスをとるために下肢は踵重心をとろうとする。
踵重心はバランスがとりづらいので、
膝を軽度屈曲位にすることで、
膝の外旋の運動が生じやすくなる。
これが膝痛の原因の一つである。
整形外科的な疾患も実は
猫背の影響からきている場合も少なくない。

では次に一般的に言われる不定愁訴について。
検査結果では大きな異常はないけれど、
どうも体が本調子ではない。
これは体の内部の問題でなかったり、
心理的な問題ではないこともある。
逆に姿勢が変化すると体調が良くなったり、
心理面も改善することはよくある。
不定愁訴はいったいどういった問題が
関連しているでしょうか。
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Category: 運動連鎖による影響

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姿勢と不定愁訴 

猫背が関わりやすい不定症状は、
眼の疲れ・息切れ・手足のしびれ・尿失禁や便秘などがある。

猫背とともに頭の位置が前方に位置することで、
後頭下筋群が過緊張する。
この後頭下筋群の過緊張が
目の疲れの症状に関与しやすいと言われる。
肩甲骨が外転し、肋骨が呼気の姿位をとりそのまま硬まると、
吸気の肋骨運動が乏しくなる。
これにより吸気が行ないにくくなり、
酸素の取り込みが減少し息切れが生じやすくなる。
猫背に伴い、肩が前方に位置すると
斜角筋や小胸筋の過緊張が生じる。
これがいわゆる胸郭出口症候群となり、
動脈が筋で圧迫されることで血流が減少し、
手のしびれに関係する。
前屈みの姿勢が定着してくると、腹圧が低下する。
膀胱が圧力に耐えられなくなると尿失禁が生じる。
また前屈みの姿勢は内臓も下垂することにより、
大腸も圧迫を受けた状態が続く。
内臓も圧迫を受けることで、働きが困難になるため
それが便秘の原因となる。

検査では問題ないのに、体がどうも本調子ではない。
そういった時はまず姿勢を良くしてみてはどうだろうか。
1~2週間もすれば気にしていた症状が、
楽になっていることも多い。
ただ良くなった症状はすぐに当たり前になるので、
良くなったかどうかは意識的に確認する必要がある。
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Category: 運動連鎖による影響

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水の飲み過ぎによる問題 

デトックスや熱中症の予防から、
意識的に水を飲んでいる人は増えてきている。
特に熱くなってくると汗もかくし、
運動をすると水分補給をすることになる。
しかしながら、汗もかかずに運動もしない状態で
水を飲み過ぎてしまうと水中毒になることもある。
アメリカでは水飲み大会で女性が死亡した例もある。

水中毒は水の過剰摂取に伴い、
血液中のナトリウムが希釈され
低ナトリウム血症を生じる。
ひどい場合は脳腫脹や発作や昏睡などを起こし、
死亡することもある。
精神科に従事する医療従事者はよく知っているが、
それ以外ではあまり知られていないものでもある。

1日に2リットルまでであれば、通常では問題ないが、
1日に3リットルを越えたら注意する必要がある。
3リットル以上の飲水をする場合を多飲(polydipsia)、
さらに強迫飲水(compulsive water drinking)、
自己誘発性水中毒(self-induced water intoxication)、
と発展し慢性水中毒(chronic water intoxication)となる。

ここまで至るのは特殊なケースであるが、
脱水を気をつけるのは一番に大切なことだが、
過度にとり過ぎてしまうことは体にとって
害があることも認識しておかなければならない。
女性の場合は特に体が冷えやすくなる、
一つの理由としても念頭に置く必要がある。
何でもほどほどなことは大切になってくる。
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Category: 栄養学

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重心と姿勢 

現代人や高齢者に多いのは、
踵に重心を乗せた、後ろ重心である。
後ろ重心は足底のアーチが崩れてしまう。
大腿四頭筋は緩み、ハムストリングスは
緊張するため、骨盤は後傾する。
それに伴い股関節の動きは制限され、
膝はO脚になることが多い。
後ろ重心に対して、バランスをとるために
上半身は前屈みのいわゆる猫背となる。

つま先に重心を乗せた前重心になると、
アーチが形成されやすく、骨盤はほどよい前傾に。
それに伴い、股関節や膝は動きやすくなり、
上半身も良好なアライメントをとる。

姿勢は上から歪むこともあれば、
下から歪むこともある。
一方向のみでなく反対方向も意識を向けることは、
考える視点としては大切なことではないだろうか。
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Category: 運動連鎖による影響

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高齢者の歩行障害 

高齢者の歩行では体幹の前傾位は多い。
体を起こすように伝えても、
なかなか起こした状態では歩行することは困難である。

現象はそうしなければならない理由がある。
体幹の前傾位にしなければならない理由で多いのは、
股関節の伸展制限である。
筋力の発揮は関節運動の中間位付近が最も強い。
股関節の伸展角度が小さい場合はどうなるだろうか?

i人体動作odp
筋力が発揮しやすい状態で
下肢の支持を得ようとすると赤い部分となる。
ようするにこの赤い部分は
最も筋力が得やすい良好な位置となる。
股関節の伸展が得られないため、
前方への推進力が困難なことが一つ。
またこの下肢の位置で支持するにはバランスが悪いため、
体幹を前傾させることになる。

では下肢の伸展可動域が大きければどうか。
当然、前方推進力も得られるし、
下肢の支持も問題ない位置となるため、
体幹は前傾させる必要もなく歩行することが可能である。
i人体動作odp2

高齢者の歩行障害。体幹の前傾とともに、
腰痛や膝痛など生じやすいものであるが、
股関節の伸展の改善とともに
得られるものも多いのではないだろうか。
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Category: 歩行

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ケガからの仕事復帰 

大きなケガや病気をして、
仕事復帰をするのはなかなか不安なことも多い。
自宅生活であれば調子が悪くなれば休むことができるが、
仕事となるとそうはいかない。
自分中心で仕事が動いているわけではないので当然である。

仕事に復帰しても、
「何でこんなに痛いのにわかってもらえないんだろう・・・。」
「私は痛いのに頑張ってるのに・・・。」
こういった声はよく耳にする。
復帰して2〜3日は周りの人も気にしてくれるのだが、
その後はやはりみんな自分の仕事でいっぱいになる。
現代社会では他人を気にする余裕もない職場も少なくない。
ではこういった環境において、どうすればよいだろうか。

やはり、他人に期待しないことは大切である。
他人がどれだけ痛いかどうかはわからないものである。
こういう場合は自分で割り切って、
「他人は自分の痛みはわからないもの。」
とはなから思っておいた方が楽である。
また相手に過度に期待されないことも大切である。
どうしてもしばらく休んでいた場合は、
「迷惑を取り返さないと・・・。」
頑張り過ぎてしまうことが多い。
ケガによって運動機能が低下していることに加え、
体力の低下やひさしぶりの仕事による体の力みや、
注意の集中や分散などが十分に機能しない。
取り返すどころか前の仕事量もこなすのは難しい。
そのため、「前の仕事以上に頑張ります。」
といった気持ちだけで周りに伝えるのは現実的にはよくない。
相手も期待すると、その期待以下の結果が生じると、
仕事の予定も狂ってしまいストレスが溜まるものである。
復帰の段階から「慣れるまで1ヶ月くらいはかかるみたいなので、
少しずつにはなりますが慣らしていこうと思います。
まだまだ迷惑かけると思いますが、一生懸命頑張ります。」
といったことを伝えるのが良いと思う。
体は思うように行かない可能性があること。
そして期間をある程度限定することで相手の不安を減少させること。
そして、頑張ろうという気持ちはあること。
こういったことは復帰の際にいかに伝えるかが重要である。

仕事の復帰に関しては早いほうが復帰率が高いといわれている。
時間が経つと仕事に戻ることが、億劫になるだろうし、
体力や自信も減少してしまう。
人間関係に関しても少し心配になる部分もある。
上司は完全に治ってからくるように言われることも多いが、
復帰までの時間が長くなると、
体力の減少や仕事の感覚もつかみにくくなる。
7割程度回復したら、早めに仕事復帰をして
少しずつならすことができるように
自分からうまく周りに伝えれるようにしていく必要がある。
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Category: その他

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痛みそのものは異常を表すとは限らない 

痛みは重要なものとそうでないものがある。
整形外科領域ではこの分別をしっかりすることで、
患者は不安を軽減し、安心して生活していくことができる。

まず急性疼痛について。
炎症によって赤くなったり、腫れたり、
痛みも強く動きによっては顔も歪むのが特徴である。
これは痛みのある部分が一時的に壊れている状態なので、
細胞が回復させるまでの時間が必要になる。

次にこわばりや張りなど痛みはあるが、
前者と比べて弱く顔も歪まない程度のもの。
これは体のサインとしての痛みであり、
壊れているものとは違う。
これは姿勢や動作が悪い時に、
このままの使い方をすると壊れるかもしれませんよ。
といった体の声である。

前者がレッドカード。後者がイエローカードといったところであろう。
レッドカードである急性疼痛は基本的に回復を待つ形になるので、
痛みの生じる動きを避けていれば良くなってくる。
イエローカードである体のサインに関しては、
その姿勢や動作が良くないことを教えてくれているので、
その通りに従えば良い。
しかしながら、姿勢が正しくできない場合や、
動作が一つの関節に集中する場合は、
体の代償姿勢や代償動作としてそのような状態となっている。
姿勢を正しくしようとするとどこが痛かったり・硬いのか。
動作をする時にはどこが動いてどこが動いていないのか。
そう考えると、本当の原因は痛みのある部分でないことが非常に多い。

疼痛に対するリハビリテーションにおいては後者の疼痛に対して、
どのように解釈し対処するかが大切である。
大きな問題ではないのだが、姿勢や動作を修正する必要がある。
またそれを修正しやすいように、手伝うことが、
療法士の役割ではないだろうか。
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Category: 痛み

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姿勢を変えるきっかけ 

姿勢は重要だがなかなか治すことが難しい。
自分でも難しいのに、相手に伝えて実行するなんて
できるのだろうか。

姿勢が変化すとことでアライメントが崩れ、
筋の長さが変化するとともに、
低緊張筋と過緊張筋に分かれる。
さらに時間が経過することで関節副運動の低下も生じれば、
本人のみによる修正は困難になってくる。
そして、脳ではこの状態が習慣化され、
次第に違和感はなくなって、この姿勢が通常の姿勢になる。

姿勢が大切なこと、姿勢を正すことで楽なことは認識できても、
その習慣を変えることはなかなか難しい。
習慣を変えるぐらいなら、何か他の理由やもっと簡単な方法が
あるのではないだろうかと考えてしまうものである。

習慣は知識や経験に基づいて作られたものなので、
受け入れがたいという側面もあるだろう。
こういう場合は実際に体験してもらうことがポイントである。
何らかの症状がある場合に、それが姿勢が関与しているとする。
姿勢を変えることで、症状が減少することを感じてもらえば良いのである。

良好な姿勢をとってもらったときにどの部分にどういった問題が生じるか。
痛い場所があったり、可動性の問題がある場合はそれを改善するとよいだろう。
良好な姿勢をとったときに症状が出現しないのであれば、
患者さんは姿勢の関連を新ためて実感することになる。
それは姿勢という習慣を変える大きなモチベーションになることは
想像するまでもない。
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Category: 運動連鎖による影響

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学ぶということ 

臨床現場で実践をしていくとき、
どうやって学んでいけば良いのだろうか。
臨床では知識をつけていくことも大切だが、
やっぱり結果を出すことが大事である。

自分で考えてみることも必要であるが、
自分で考えた場合はリスクも多い。
何よりも時間がかかるのが最大のリスクである。
考えるためには知識が必要であり、
さらにその知識のものと思考する。
思考は一方向に向きやすい特徴があるため、
浅はかな知識であれば一つの結論で集約しやすい。
それが間違っているかどうかは考えることができず、
時間がかかる割に成功する確率も低いので
効率は悪いと考えてもよいだろう。
しかしながら、寄り道により多くの知識が得られ
失敗や成功という経験も身につけることができる。

結果を早期に出すのであれば、
模倣がもっとも効率が良い。
言葉で聞いて教えてもらう方法もあるが、
言葉だとうまく変換されなかったり、
また情報量が多すぎて認識することが
難しくなることも少なくない。
やはり結果を出す人の模倣をすることが、
見たままのイメージの真似をするのでやりやすく、
結果も出しやすい。

模倣のデメリットはやはりディティールが弱くなること。
見たままの真似をするのですぐに行動に移しやすい反面、
その中身については脆弱なままであることも多い。
真似だけしているので、なぜそうしているのかや、
細かな変化などまでは読み取ることが難しい。
そこに到達するまでに多くの知識や経験が
積み重なっているものなので、
そう簡単に見るだけではすべてを取り入れることは困難である。

模倣により早期に結果を出すことは、
臨床では重要なスキルである。
しかしながら、そこに到達するために必要な、
知識と経験も自分で勉強していくことが必要である。
結果を出すこと。それまでの過程。
どちらが大事かという議論はよくあるが、
私は両方大事だと考えている。
もちろん、臨床で結果を出すことは大事である。
どんなに勉強してても努力してても結果が出なければ意味がない。
結果を出すための努力が必要である。

知識を得るために勉強するのではなく、
成果を出すために勉強する。
同じ勉強でも捉え方ひとつで
大きく変わることもあるのではないだろうか。
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Category: ブログテーマ

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組織の回復とコラーゲンタイプ 

組織の損傷後、各組織ごとに回復は異なる。
これはコラーゲンタイプによるものだが、
まずそれぞれのコラーゲンタイプについて述べる。

コラーゲンタイプ1(ローマ数字)は腱・靭帯。
タイプ2(ローマ数字)は軟骨。
タイプ3(ローマ数字)は関節包。
タイプ4(ローマ数字)は未成熟組織に多い。
タイプ5(ローマ数字)は筋。
組織の修復はこのタイプによりかかる時間が変わる。

最も回復が早いのが関節包であるタイプ3
筋肉タイプ5であり、マトリックス完成までに1ヶ月。
張力が最大になるのは約2〜3ヶ月といわれる。
靭帯などのタイプ1はすぐにタイプ1で合成されず、
数日から1週間は関節包と同じタイプ3で合成される。
その後、1〜2週でタイプ1に置き換わり3週で成熟するが、
ある程度の強度になるには1年程度かかる。
しかし、炎症などを繰り返し低酸素が続くと、
タイプ3や4のコラーゲンタイプの合成の割合が強くなり、
最終的には完全でなく、細く弱い組織となる可能性がある。

各組織の回復はそれぞれ違う。
そしてその回復は痛みが軽減した後でも、続いている。
そのため患者の想像している回復と実際の状態にギャップが生じる。
このような理由により回復は想像以上に長いということを説明しなければ、
回復が思うようにいかないことで不安になったり、
もう良くならないと自己暗示をかけてしまったりすることもある。
心理的な要因に伴う慢性疼痛を防ぐためにも、
不安の内容を傾聴し、安心して進めていくように努めていく必要がある。
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Category: 痛み

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症状の悪化 動作の影響 

痛みが落ち着いていたのに症状が再発することは多い。
患者さんも調子が良くなって、自信を持ちつつあるので、
余計に不安になってしまう。

では症状が悪化する時は何が原因となっているのだろうか。
結論を言うと症状が悪化する時に原因となるのは、
動作姿勢心理面の3つである。
それではまず動作について述べていく。

何か変わったことをした覚えがある時は、
動作によるものの影響である。
いわゆるオーバーユースというもので、
使い過ぎて悪くなったというものである。
動くことは大切なのだが、使いすぎると調子が悪くなる。
動作により症状が出る場合は、
急激に症状が出現するのが特徴である。
筋の微細損傷や遅発性筋痛が多い。
また、使って2〜3日後に痛くなることが多いので、
何が原因か思い出せないことも少なくない。

動作が原因で症状が出現した場合、
次のことに留意してアドバイスすることができる。
まず、今回症状が出現したことをしないようにする
もっとも単純な方法であるが、日常生活や仕事では
そうはいかないことも多い。
次に時間を短くする。日常生活での作業であれば、
長時間行なわず、短時間で切り上げるのも一つの方法である。
そして休憩を入れる。続けて行なうことで、
負担が集中する可能性が高くなるので、休憩を取ることで
負担をこまめに軽減させることも必要である。
またやり方を変える。という方法もある。
痛みが出る動きなら、痛くない動きをすれば、
症状は出現しなくなる。
最後に環境を変える。作業している椅子の高さを変えたり、
道具を使用し、負担を軽減する方法である。

またアプローチでは動作の基礎となる姿勢の改善を行う。
姿勢に関しては次回詳しく述べていく。
また症状部位以外の可動域の改善も重要である。
症状が出現する場所は過剰に負担がかかっている。
その場合、その部位が悪いのではなく、
その周辺関節が機能していないことは非常に多い。
周辺関節の可動性を改善することで
症状が出現しなくなることも少なくない。

動作によって症状が再発することは非常に多い。
症状が楽になった頃に、運動量を急激に増やすことが多くなってくる。
組織の回復は疼痛が軽減しても脆弱性は残っている。
筋であれば1ヶ月でマトリックスは完成するものの、
張力が最大になるには2〜3ヶ月必要となる。
疼痛のみの指標でなく、これらの生理学的解釈も考慮する必要がある。
症状が楽になってきた時こそ、オーバーユースについて
あらかじめ説明しとくことは重要である。
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Category: 日常生活の影響

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症状の悪化 姿勢の影響 

症状が悪化する場合、何か変わったことをした場合は、
動作の影響が大きいことは前回述べた。
次は何もした覚えがない時に問題になるものとして、
姿勢の影響を述べていく。

姿勢の影響で悪化した場合は、
何となく悪いといった訴えが多いのが特徴である。
動作の影響と比べ症状が弱い。

姿勢の影響を受けやすいのは特に座位である。
くつろいだり、テレビを見たり、スマホでゲームをしたり、
座っている状態で長時間いることは少なくない。
そういった長時間の同一肢位というのは強い力ではないが、
弱い力を受け続けることで負担になってしまう。
体を丸める姿勢になると、頭部が前方に位置し頸部にストレスが生じ、
腰が屈曲すると腰部にストレスがかかる。
またこのような姿勢は体幹の深部筋の収縮力を減少させることになり、
上下肢の過剰な筋緊張を生じさせるきっかけにもなる。

患者さんへのアドバイスとしては、
良肢位を保つように心がける。
不良姿勢をとる場合は短時間にとどめる
またそのような姿勢になる理由が環境にある場合は、
環境そのものを変化させるというものがある。

アプローチとしては良い姿勢をするための
可動性を確保することが、最優先となる。
脊椎では下部頸椎・胸腰椎移行部・股関節などが、
可動域制限を生じると、姿勢の改善が困難となる。
良い姿勢をとるように指示して疼痛の出現する場所や、
可動していない場所に対して手を加えていく。
また長期間良い姿勢をとるためには、
脊柱起立筋の過緊張ではなく、
腹部深層筋を収縮させるよう、
インナーマッスルのセルフトレーニングを指導する。

次回は最も難しい、心理面の問題。
価値観はそれぞれの問題だが、
どういった考え方があるのか私なりの方法を説明していきたい。
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Category: 日常生活の影響

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症状の悪化 心理面の影響 

症状が悪化する時に、何か変わったことをした時は動作
特に何もしていない時には姿勢の影響が大きいことは述べた。
今回はその二つが否定される時に影響するものとして、
心理面の影響を述べていきたいと考える。

心理面の影響では症状が限局されず、
どこもかしこも調子が悪いような感じがするのが特徴である。
疼痛などの症状は意識によって増強することがある。
不安やいらだちなどの心理状態は症状を増悪させる。
副腎髄質ホルモンによるノルアドレナリンや
交感神経による作用で末梢血管の収縮と筋の過緊張が生じる。
また悲観的な思考は症状をより強く感じさせる働きをする。

心理面の改善にはストレスの発散解釈の変換が重要である。
ストレスの発散では女性ではおしゃべり・買い物・食事などが、
代表的なものであるが、趣味なども大きく影響する。
できればインドアとアウトドアにそれぞれ趣味があれば、
どちらかが困難な時でももう片方でカバーすることができる。

解釈の変換ではネガティブな思考に陥っている場合、
その逆を考えればポジティブにとらえることができる。
例えば家族のことが心配で考えるだけで調子が悪くなるときは、
それだけ家族のことを大切に思っていることを気づくことで、
気分はずいぶんと変わることもある。
ネガティブな感情はポジティブの感情の裏返しであるため、
正反対に考えればよい面も見えてくる。

では心理面のアプローチとしては
どういったものがあるだろうか。
まずは傾聴である。聴くことで患者さんは
自分が何について不安なのかが明確になる。
いくつかの問題がある場合は特に不安になるが、
一つ一つ話をすることで問題は明確になってくる。

また精神面が身体面に影響することを説明しても良い。
精神的な問題が身体面に症状として出現した時に、
余計に不安が強くなることは少なくない。
心理的な問題の影響で身体面に症状が出ることを知っておけば、
考え過ぎて体まで調子が悪くなっていることを
自ら認識することができる。

また不安の内容を具体的にし、対処法をアドバイスする方法もある。
傾聴し、心理的に落ち着いてきたら、
次にその問題についてどういう対処があるか説明すると良い。
対処しようがない問題と思っているものも、
対処法がわかれば不安は大きく減少されることもある。

最後に解釈の変換
先ほども述べたが、悲観的な解釈は楽観的な解釈の裏返しである。
死にたいと言われる方もリハビリを希望される時点で、
よくなりたいという気持ちの現れであり、
死にたいというのは死にたいぐらい辛いという意味であることも多い。
自分の本当の気持ちに気づくことで目的や目標が明確になるので、
具体的に何をすべきかも見えてくる。

心理面は非常にデリケートな問題であり、
どう接すればよいか、個人個人によって違ってくる。
まず、目の前の相手がどんな気持ちなのか。
そして自分はどういう手助けができるのか。
患者さんの力をうまく、引き出せるようなそんな声かけが、
必要なのかもしれない。
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習慣を変えるためのモチベーション 

痛みという症状は、一時的に回復しても
また症状が再発することは非常に多い。
その原因は日常生活の影響が大きい。

例えば腰部に疼痛があったとする。
筋肉の張りなどの症状があり、
姿勢を気をつけることで痛みは消失する。
しかし、しばらくすると姿勢への注意は減少し、
再び同じように痛みが生じてしまう。

結局、姿勢という習慣をいかに
良好な状態を保つかということがポイントとなる。
こういった習慣を改善させるためには、
体がよくなるという「アメ」と
体が悪くなるという「ムチ」を
正しく認識することが大切である。

痛みが良くなることが重要なのだが、
その痛みが姿勢によるものだと認識するには
姿勢を良くした時に痛みが少ないことに気づく必要がある。
また痛みが再発した時に、姿勢が悪くなったことに
気づく必要がある。
この痛みに対して姿勢が関係していることを、
実体験を元にして感じることで
「アメ」と「ムチ」を認識し、
姿勢の重要性を感じることができる。

しかし、痛みは認識しやすいものの、
姿勢との関係性は意識しなければ気づきにくいものである。
療法士がしっかりと確認し、患者さんに伝えることで、
関係性を気づいてもらう必要がある。

痛いという状態は、「ムチ」となり
何かを変えなければという動機に繋がる。
しかし、この「ムチ」は強い意志が生まれる反面、
長く続かないのが特徴である。
また良くなった状態は「アメ」となるが、
これは案外気づきにくいものでもある。
痛みは意識されやすいが、良くなったというのは
すぐに当たり前の状態となるため、
よくなったことにも意識しないと気づきにくいものである。
そのため、別の痛みが意識されたり、
他の部分の問題の方に目が行ったりすることも多い。
良くなったところを意識的に探したり、
療法士がうまく伝えることで、
「アメ」ははじめて認識され、目標となり、
長期的なモチベーションの維持に繋がっていく。

習慣を変えるということは決して容易なことではない。
しかしながら良好な状態を維持するためには必要不可欠である。
常に良好な状態に持っていくことは、
習慣を常にモニタリングすることになるので、
現実的には困難なことである。

症状が出たら、再び気をつける。
このぐらいの気持ちの方が現実的かもしれない。
症状そのものに不安を覚えるのではなく、
症状が体の声だと思って、
うまく修正していくのも大切なのではないだろうか。
療法士が時にはその症状という体の声を翻訳し、
患者さんに伝えてあげることも役割の一つかもしれない。
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知識と行動の違い 

本を読んだり、人の話を聞いたりすることで
知識を得ることができる。
そして新たな知識を得た時は、
なんだか新しい自分になれそうな気がして
喜びを感じたりもするものだ。

しかし、わかっていることと実際にできることは違う。
頭で理解はしていても、それを変えることは
そう簡単にはいかないことが多い。
これは人の行動は思っている以上に
習慣に支配されているからである。

特に姿勢を変えることなどはこれにあたる。
良い姿勢をしなければならないことは皆知っているものの、
なかなか良い姿勢をし続けるというのは難しいものである。

ではどうすれば姿勢などの習慣を
変えることができるのであろうか。
人が習慣を変えるためのポイントは、
強化刺激嫌悪刺激である。

行動はなんらかの影響により変化する。
よい姿勢をして楽になったという認識があれば、
良い姿勢をしようとする。
悪い姿勢をして痛くなったという認識があれば、
悪い姿勢をしなくなる。
ただ姿勢がそれらの症状と関連するという
ことを知らなければならない。

その知識があるからこそ、起きている事象が
どういった意味を持つのか理解できる。
ならば、知識を元に一日中意識しておけば、
良い姿勢を維持しよい状態を保てるのか。
それは現実的に不可能であり、
そんな毎日は苦痛であり充実することはない。

現実的には痛くなったら気をつける
この程度が無難なのではないだろうか。
完璧に良い状態を毎日続ける。
というのはむしろ自然ではない。
体が痛みというサインを出した時にどうするかが、
重要になってくる。
知識は万能なものではない。
しかし、うまくいかない時の反省材料になるのは
まぎれもなく知識に他ならないのではなかろうか。
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2014-06
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