Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

2015年01月の記事一覧

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

選択する脳 

毎日、人は様々なことを選択している。
例えば、仕事で多くの問題を抱えている場合に、
何から行なっていくべきかや、
学生指導をする時に何に指導の重きを置くか。
また理学療法プログラムを何を選択すべきかや、
患者説明には何を一番に伝えるべきかなど、
少し考えるとこれだけのことを実は行なっている。

選択は置かれた環境において、
感覚を元に無意識に反応するものと違い、
いくつかの要素を導きだし、
それを分析し決断する作業となる。

選択とはいくつかの案を導きだすことから始まる。
A案・B案・C案とある場合に、
どれが将来的に良いものかや、
優先順位やメリット・デメリットを考慮することとなる。

では脳ではどの部位が働いているのだろうか。
fMRIの研究では皮質線条体回路の関連が報告されている。
まず無意識での反応は線条体の働きが強い。
経験や感覚を元に報酬の判断や身体運動の準備を行なう。
反応が早いのが特徴で行動と結びつきも強い。
欲求などの感情による反応もこの部分が強い。
それに対して意識が必要な選択に関しては、
前頭前皮質の働きが強い。
メリットやデメリットを考慮した優先順位や、
長期的な視点や判断においてはここが強い。
理性や論理を元に価値観や態度なども関わるとされる。
人間の線条体も爬虫類と大差ないが、
前頭前皮質は人間が特に発達している。
また前頭前皮質の発達は他の脳の部位と比べ、
20歳半ばまで発達するのが特徴である。

早い対応は線条体が優勢であるが、
反応的で短期的な報酬に向かいやすい。
時間はかかるが前頭前皮質は、
長期的な視点を含めて判断を下す。

食べ過ぎは体に悪いのがわかっているが、
つい食べてしまった。
今日はお酒は1杯だけと思っていたのが、
つい深酒をしてしまった。
などが前頭前皮質でなく、
線条体が優位に働いた状態の例である。
また他にも健康のために運動が必要なのにできなかったり、
姿勢を気をつけないと肩がこるのに、
なかなか直せないというのも、
前頭前皮質の働きが不十分なためかもしれない。

不安や疲れていたりなど精神的に余裕がないときや、
お酒を飲んで酩酊状態の時などに前頭前皮質の働きは鈍りやすい。
「つい」とか「うっかり」が多いと感じる場合は、
疲れていたり精神的な余裕をまずつくっていくことが、
大切なのかもしれない。

無題 1
関連記事
スポンサーサイト

Category:

TB: 0  /  CM: 0

top △

性格とDNA 

DNA検査でガンのリスクや
新型出生前診断でのダウン症など様々な分野で応用されている。
現在では性格的な側面もある程度わかるため
米国では教育やスポーツの適正・軍隊のマネジメントなどにも
利用する場面が増えている。
お隣の中国や韓国でも利用されており、
日本ではこの分野においては遅れているのが現状である。

ではなぜDNAで性格がわかってしまうのだろうか。
ここで関わるのは脳内物質の関連性である。
DNA検査ではセロトニントランスポーター
ドーパミン受容体の関わりがわかる。

まずセロトニンは落ち着きや心のブレーキに関わる。
セロトニントランスポーターの性質を決める遺伝子のタイプが、
L/L、L/S、S/Sに分類され、
Lがセロトニンの働きが弱く楽天的。
Sがセロトニンの働きが強く慎重である。

次にドーパミンはやる気や心のアクセルに関わる。
ドーパミンD4受容体の合成遺伝子のタイプがわかり、
DNAの塩基配列の繰り返しが2回から12回と人によって差がある。
繰り返しが多いほうがドーパミンが働きやすく、
好奇心旺盛となる。
繰り返しが少ないほうが地道なタイプになる。

これらの組み合わせにより日本人のタイプは4つ。
次回はこれらのタイプについてそれぞれ述べていく。
関連記事

Category: 健康

TB: 0  /  CM: 0

top △

DNAによる性格のタイプ 

DNA検査により
セロトニンのトランスポーターと
ドーパミン受容体の関わりがわかる。
大まかにいうとセロトニンは心のブレーキ。
ドーパミンは心のアクセルとなる。
ブレーキが強いか弱いか。
アクセルが強いか弱いかで、
性格のタイプを分析できるという。
ではDNAによる性格のタイプを述べていく。

楽観・好奇心タイプ
セロトニンの働きが弱く、ドーパミンの働きが強い。
好奇心旺盛で天真爛漫。積極的で社交的、人といるのが好きである。
気軽でのんきな反面、攻撃的なところもある。

楽観・地道タイプ
セロトニンの働き弱く、ドーパミンの働きも弱い。
楽観的だが地道である。落ち着きがあるが社交的でもあり、
調整役や脇役として信頼も厚い。

慎重・好奇心タイプ
セロトニンの働きが強く、ドーパミンの働きも強い。
神経質で注意深いためストレスがたまりやすい。
自信過剰で自己に対する過大評価がある。

慎重・地道タイプ
セロトニンの働きが強く、ドーパミンの働きも強い。
熟考して取り組む完璧主義の努力家。
反省深いので不満は少なく気分の浮き沈みも少ない。

セロトニンの働きはアメリカ人のほうが弱く、
楽観的な人が多い。
L/Lはアメリカで3割だが、日本ではほとんどいない。
それに対し、S/Sは日本では70%と多い傾向となる。

またドーパミンの働きもアメリカ人のほうが強い。
アメリカでは約半数がドーパミンの働きが強いタイプだが、
日本では2割程度しかいない。

楽天的で好奇心旺盛のアメリカ人と、
慎重派で地道な日本人。
映画やドラマなどでも顕著な違いを感じるが、
実際のDNA検査においても
こうした傾向が浮き彫りになることは実に興味深い。
関連記事

Category: 健康

TB: 0  /  CM: 0

top △

自己責任と自由 

仕事のストレスは誰にでもある。
責任が重くなればなるほどストレスは大きくなりそうだが、
社長が一般的に長寿だというデータとは矛盾する。
社長の場合は平社員よりも多くのタスクについて、
短時間で決断しなければならないことが多い。
その一つ一つの決断には責任が重くのしかかることも多い。

実は責任が重いよりも責任が少ないほうがストレスは大きい。
これは仕事の責任から得られる報酬そのものよりも、
物事を自分自身で選択できるかどうかという、
自由への欲求が人間には強い傾向があるからである。
自ら責任を負わずに上司の指示どおりに動くことは、
楽そうに思えるが、実は苦痛を伴いやすい。
すべて管理され、自らの思考は表現できず、
行動もすべてコントロールされていたら・・・
考えただけで逃げ出したくなるのではないだろうか。

ストレスに対する反応は生物が生きるために必要なものであった。
敵が現れた時に戦うか・逃げるか。
瞬時に反応しなければ生命が危険にさらされる。
しかし、こうしたストレスは短時間で長くは続かない。
自ら選択することができたあとはストレスは続くことはない。
それに対して、現代は軽微な持続的なストレスが続く。
これは責任は少ないが自ら選択できる自由も少ないためである。

自らが責任を負った上で選択するという自由は、
動物の本来のストレス反応となる。
自由というのは自らが責任をもって選択できることでもある。
他人に自由を求めるという思考は、本当の自由ではない。
他人に求めている時点で他人に縛られており、
自らが選択するといった自由を手放していることになる。

仕事は耐えることではない。
自分の力で変えることができると思えるだけで、
自己決定権を手に入れることができる。
やらされている状態からやっている状態に。
今やっている仕事が自分にとってどんなことが得られるのだろうか。
わずかなことでも気づけるかどうかという認識が重要となる。
環境そのものの制約より捉え方の影響が大きい。
後天的な楽観主義は自由を手に入れるためには、
自分次第という考え方を持つことが
必要不可欠な要素なのかもしれない。
関連記事

Category: 仕事の戦い方

TB: 0  /  CM: 0

top △

徒手療法のポイント 

理学療法を行なう上で、
徒手的な操作をすることは少なくない。
アプローチをしていると、
自分でも患者のアプローチがうまくいっている時と、
あまりうまくいかない時を感じるのではないだろうか。
人が人の体に触れるのでわずかな影響でも
結果は異なってくる。

療法士のコンディションが重要であり、
療法士の調子が悪ければ、徒手的な操作の精度は低下する。
それではそのような点に注意すれば
安定した精度のアプローチができるのであろうか。

重要なポイントは3点ある。
一つは姿勢である。
つい一生懸命になると体が前のめりになる。
前のめりになり腰が曲がると姿勢を維持するために、
多くの筋が過緊張を生じる。
無意識下で脳内にこうした情報も入力され、
感覚の認識が乏しくなる。
また過緊張を生じると筋紡錘の働きも乏しくなるため、
わずかな感覚の変化もわかりづらくなる。
姿勢は直立で肩・肘・指に力が入らないようにする。
肩や肘が上に上がらないこと。
指の力が入っていないかをモニタする。
また背骨は直立でありながら、
骨盤は軽度後傾に持っていく。
このほうが支持基底面が大きく、
重心が下がるため安定感が増す。

次に呼吸である。
意識しすぎると実は呼吸が止まっていることが多い。
一日の仕事のあとでやけに疲れていることはないだろうか。
もしかしたら、アプローチ中に呼吸が止まっているかもしれない。
呼吸が通常通り行なえると、次に相手の呼吸と同調させる。
しっかりと感覚が入っていたら自分の手から、
相手の呼吸が感じ取れる。
その相手の呼吸の感覚と自分の呼吸を同調させることで、
徒手的操作において相手の抵抗が大きく減る。
そして呼吸のリズムのうち呼気のタイミングで、
操作するとより容易に操作することができる。

最後にイメージである。
慣れないうちはどうしても目視を多用するため、
感覚入力やイメージが乏しくなりがちである。
また目視が強いと自らの緊張も強くなる。
できるだけ、目で見るのではなく、
感覚情報からイメージしていくことが大切である。
筋や関節に対して操作することが多いと思うが、
漠然とした部位としてイメージをすると
操作が大雑把になるだけでなく感覚情報も大雑把になる。
硬さのある繊維と方向がどこなのか。
mm単位で感じ取るように意識する。
例えば大腿直筋を緩めるというイメージではなく、
大腿直筋の外側のさらに外側から10分の3あたり。
といった感じである。
これができるようになると、よりソフトタッチでの効果が出せるので、
より深い範囲のアプローチが可能になり、
痛みが強いときでもアプローチが可能となる。
またアプローチ時間もぐっと短縮できる。

普段のアプローチ中に「今日は効果が出にくいな。」とか
「今日はいつもより緩んでくれないな。」と感じたら、
姿勢・呼吸・イメージを見直してみたらどうだろうか。
きっと安定したアプローチが可能になり、
効果も大きく変わってくるのではないだろうか。
関連記事

Category: 治療

TB: 0  /  CM: 0

top △

集団主義と個人主義 

集団の和を大切にする集団主義と、
他人に左右されず自分で人生を
切り開くべきという個人主義がある。
この2つの考え方は文化や思想、
宗教などの影響があり国によっても違いが分かれる。
日本の場合は島国と村社会の影響で、
集団主義が強かったのだが、
近年は徐々に個人主義の考えが広まってきている印象を受ける。
ではこの集団主義と個人主義についてもう少し詳しく述べていく。

集団主義は人口密度が高い地域や高齢者が多いところが、
優位となる傾向がある。
中国や他のアジアは集団主義が強い傾向となる。
個人主義は異文化との接触の多い地域や、
GDPが高い国また高学歴の地域が優位となる傾向がある。
アメリカ・オーストラリア・イギリスをはじめ
ヨーロッパ圏は個人主義が強い。
インド・日本・ロシア・アフリカはその中間的位置づけとなる。

集団主義は個人の目標より集団の目標を優先し、
集団の必要性が満たされてこそ、
個人が幸せになるといった考えである。
義務や宿命を大切にし、何をすべきかという
制約の中で行動する傾向がある。
ヒンドゥー教のダルマ(法)とカルマ(業)の
影響が強くそこから派生した、
仏教・シーク教・ジャイナ教も同様である。
また儒教では孔子が親を愛する天命と
君主に奉仕する忠を大切にするよう説いている。
ヨーロッパではカールマルクスの資本主義への批判も、
集団主義の考えの重要性を示している。

個人主義は他者の目標よりも自分を優先し、
自分の人生は自分で切り開くべきだといった考えである。
自己の選択を大切にし、何になりたいかという
思考と行動の自由を重要視する。
歴史的には古代ギリシアの
ソクラテス・プラトン・アリストテレスから、
我思う故に我ありと説いたデカルト。
そしてプロテスタントの宗教革命や
ガリレオ・ニュートンの科学の前進も影響として大きい。
その後も支配からの脱却といった思想を元に、
ロックの普遍的人権や
経済的利己心・社会的利益を説いたアダム・スミスの国富論など
そうそうたる顔ぶれが個人主義の歴史には含まれる。

こうした集団に重きを置くほうが良いのか、
それとも個人に重きを置くほうが良いのか。
こうした議論は哲学・経済・心理学など様々な分野で、
未だに議論をされている。
日本においても集団主義と個人主義は
意見が分かれやすい所でもある。
組織の上層部は集団主義を通そうとし、
現場では個人主義での反発を行なうというのは
よく起こることである。
こうした中でジョン・スチュアート・ミルは
相手が害と感じるものをこちらが強制するよりも、
こちらが害と感じるものを許しあることが必要と述べている。
関連記事

Category: 哲学・思想

TB: 0  /  CM: 0

top △

モビライゼーションの方法 

モビライゼーションは関節の遊び
いわゆる副運動が低下した部位に対し、
関節を操作することで改善させる。
副運動が改善することで痛みの軽減、
可動域の改善、周辺の過緊張の軽減の他、
可動域が改善することで筋出力の向上も期待できる。

操作の方法はいくつかあり、
学派によってもいくつか違いがある。
私が用いるものとしては3つあるので紹介する。

まずメイトランド(オーストラリアンアプローチ)で用いる、
振り幅を利用する方法や揺さぶりを用いる方法。
非常に弱い振り幅を用いるので緊張が入りにくく、
痛みも誘発することが少ない。
反応が強い方にも利用することができる。

次に患者に深呼吸をしてもらい、
呼気の際に操作する方法。
こちらも深呼吸を行なうことと、
呼気で操作するので緊張を緩めやすい。
2回から3回で操作できるので、
時間も短く行なうことができる。

最後に操作してしばらく止める方法。
こちらは最も強く操作することができる。
大きく変化を出すことができる反面、
操作によっては疼痛を引き起こしやすくもなる。

個人的には力の弱い手技でも十分効果は出すことができる。
しかし、弱い方法ほど感覚がしっかりと
捉えられているかが重要となるため、
技術やセラピストのコンディションに左右される。
様々な方法を行なうことができれば、
相手に合わせたり、自分のコンディションに合わせたり、
柔軟に対応することができる。

やり方や方法に絶対的なものはない。
まずは自分の得意なものからアプローチをしていくことも、
選択としては有効だと思われる。
効果が出ているのかどうかがアプローチには大切なことであり、
効果が出ない方法は修正や変更が必要と考えることが
重要なのではないだろうか。
関連記事

Category: 治療

TB: 0  /  CM: 0

top △

歩行と大殿筋 

立脚期では大殿筋の働きが重要である。
立脚の基盤になるとともに重心の上前方移動に
関わるからである。
歩行での大殿筋の作用は上部と下部で特殊な働きをする。
大殿筋の上部線維は股関節軸より頭側となるため、
作用は股関節の伸展・外転・外旋となる。
それに対して大殿筋下部線維は股関節軸より尾側となるため、
作用は股関節の伸展・内転・外旋となる。

歩行の立脚期では踵接地直後では、
大殿筋下部線維が働き伸展・内転・外旋し、
重心を支持側へ誘導する。
その後、わずかに遅れて大殿筋上部線維が働き、
伸展・外転・外旋し支持側へのブレーキとして働く。
もし大殿筋の下部線維の筋出力不全や遅延が生じた場合は、
支持側に多く誘導されることで骨盤のswayが生じる。

この股関節伸展にともなう大殿筋の働きだが、
通常の伸展では上部線維と下部線維を
分離して働かせることは困難である。
これには足部の動きの関係性が考えられている。
踵接地外側で大殿筋。
踵接地内側で大殿筋上部線維が働く。

立脚期からの股関節の伸展は重要なことは周知の通りだが、
大殿筋の上部線維と下部線維の活動の差異は
あまり知られていないかもしれない。
詳細に考えれば考えるほど体の動きは、
緻密に連動していることに驚かされる。
無題 1
関連記事

Category: 歩行

TB: 0  /  CM: 0

top △

自己と他者の関係性 

自分と他人については悩むことが多い問題である。
自分のことが強くなり過ぎると一貫性はあるものの、
柔軟性が乏しくなる。
また相手のことが強くなりすぎると柔軟性はあるものの、
一貫性は乏しくなる。

他人に自分のことは共感して欲しいと考える反面、
他人と自分が同じだとは思いたくない。
また自分のことは
愉快だが目立ちたがりではなく、
知的だがこれ見よがしではなく、
人当たりいいが自分の意見は持ちたいと
思われたく感じている場合が多い。

こうした中で常に一貫性を持ちたいし、
そう思われたいが人や環境に合わせなければならない
といったことが生じる。
ここで自分と他人の両者に意識をすることで、
理性と本音にギャップが生じてしまう。
これが認知的不協和となり、
心理的にストレスを感じる状態となる。

自分の自己像と他人からの評価というのは
大抵の場合ギャップがある。
他人は見た目そのものよりも、
経験で自分を判断するものである。

実際には人はだいたい同じように考えている。
実は自分が思うほど他人とは大きく違わない。
人が持っている自己像や理想像もそう大きくは違わないし、
誰もが自分を個性的だと
思っているというか思いたいものである。
無理して相手に合わそうとするから、
自分にも他人にも嘘をつくことになり、
信頼を失い、余計に苦しくなる。
等身大の自分できちんと向き合うことが
大切なのではないだろうか。
関連記事

Category: 会話

TB: 0  /  CM: 0

top △

膝の動的安定化 

膝の衝撃の吸収には動的安定化が重要である。
立脚期には膝の伸展から屈曲が生じる。
膝の屈曲に伴い靭帯の緊張は緩まり、
衝撃を吸収する。

その際には実は大殿筋の働きが関与する。
大殿筋による股関節の伸展で大腿骨遠位を
脛骨関節面上に押し付ける安定性、
股関節の外旋で脛骨は相対的に内旋し、
靭帯による安定性を高める働きが生じる。

膝OA患者の評価において
膝周囲筋の筋力を確認することはもちろんだが、
股関節の伸展はおろそかになりやすい部分かもしれない。
股関節の膝に与える影響を考慮し、
股関節の機能改善も確認することは必要である。

1)石井慎一郎:レクチャーノート 歩行の臨床バイオメカニクス
[改訂版],南西書店,2013
関連記事

Category: 歩行

TB: 0  /  CM: 0

top △

コミュニケーションと脳 

人間が言葉を話す時には多くの脳の領域が活性化される。
一般的には前頭回、頭頂回、側頭部、島、小脳、
視床、基底核などが働くといわれている。
では流暢に話す人と、流暢でない人はどう違うのでしょうか。

機能的fMRIを用いた比較では、
流暢に話す人は小脳の活性化が高く、
逆に流暢でない人は左の前帯状皮質の反応が
強いという報告がある。
小脳は運動機能のバックアップに重要で、
前帯状皮質は共感や情動といった認知機能、
報酬予測、意思決定や血圧・心拍の調整を行なう
自律神経機能を司る。
要するに流暢にはなせる人は苦労せず言葉を話し、
流暢に話せない人はこの前帯状皮質を
フル稼働させ話していることが予測される。

しかしながら、言語能力が高くても
他の処理能力が低いことはよくある。
言語能力によって他の能力が修飾されるためである。
言葉が流暢だとなんかできそうな感じがするが、
そうとも限らないのである。

流暢にしゃべることに誰もが憧れるが、
案外、流暢じゃないほうが親近感が持てる場合もある。
言葉は自分を表現するためでなく、
相手に伝えるためにあることを
忘れないようにしておきたいところである。

1)Gauthier CT, Duyme M, Zanca M, Capron C. Sex and
 performance level effects on brain activation during
 a verbal fluency task: a functional magnetic resonance
 imaging study. Cortex. 2009;45:164–176.
関連記事

Category: ブログテーマ

TB: 0  /  CM: 0

top △

天気と痛みの関係 

「天気が悪くなりそうだから調子が悪い。」
こういった言葉は外来でよく聞く。
あまりにも頻繁に聞かれるので、
たまたまではないのではと
感じることも多いのではないだろうか。
こういった天気による痛みは気象医学とも言われ、
1950年にドイツで研究が始まったのがきっかけである。

天気による痛みは特に上半身に優位で、
深部の筋や関節に症状が出るのが特徴である。
現在では気温の低下が冷受容器に、
気圧の変化が内耳に影響し、
脳が感知することが交感神経を優位に
働かせると言われている。

特に気圧の変化の影響は大きく、
心拍数や血圧の変動1)の他、
ノルアドレナリンの分泌増加の報告もある。
気圧の変化が内耳に影響を与え、
視覚情報と内耳の情報の不一致で脳が混乱し、
車酔いのような状態になる。
その後、脳へのストレスにより交感神経が優位になることで
痛みが増加してしまうのである。

10hPa以上の気圧変化が生じると痛みが生じやすく、
比較的緩やかな気圧変化である5hPaでも症状が出現することが、
モデルラットによる実験で確認されている2)

天気は変えることができないけれど、
辛い気持ちになるかどうかは自分で選ぶことができる。
「雨が降る前だから辛い。」と思うか。
「また天気になれば良くなる。」と思うか。
難しいことだがまずその選択を変えることからでも
はじめてみると良いかもしれない。

1)Sato J,Takanari K,Omura S,et al.:Effects of lowering
 barometric pressure on guarding behavior,heart rate
 and blood pressure in a rat model of neuropathic
 pain.Neurosci Lett 299:17-20,2001
2)Funakubo M,Sato J,Obata K,et al.:The rate and magnitude of
 atmospheric pressure change that aggravate pain-ralated behavior
 of nerve injured rats.Int J Biometeorol,in press,2010.
関連記事

Category: 痛み

TB: 0  /  CM: 0

top △

選択するための直感 

大人になればなるだけ責任をとることが増える。
その時に必要なのが選択することである。
選択とは置かれた環境において、
自分自身で変える力となる。
反応は環境に対して感覚的に応答することである。
深く洞察はせず、無意識で行なっている状態である。
それに対して選択は環境に対していくつかの案を提示し、
その中から最も優れているものを選ぶことである。

選択に必要な要素は直感理性である。
今回はそのうちの直感について述べていく。
直感知識経験によってつくられるものである。

知識が増えることで選択肢を多く考えることができる。
またそれらの選択肢を分類やパターン化したり、
優先順位を立てることができる。
こうしたことにより選択肢に意味付けや秩序を持たせ、
選択肢を処理するための価値の有無を見いだすことができる。

選択肢が増えることでデメリットも生じる。
より選択するのに時間がかかったり、
選択肢が増えることで逆に満足度は下がりやすい。
感情が考慮されていないと受け止めやすいことが関係する。
「あなたにはこれがぴったり。」というのと、
「これらの選択肢の中からどれを選びますか?」では
一見親切そうだがこちらに投げやりな気がする人もいるためである。

知識に関しては誰しもが専門性を身につけることが難しい欠点もある。
世界的にも通用する程度の専門性を身につけようと思えば、
時間に換算すると1万時間。(毎日3時間を10年程度)
さらに自己批判を続けることが必要である。

直感に必要なのは知識の他に経験がある。
経験は主観の影響を非常に受けやすいのが特徴である。
そのためポジティブな考えか、ネガティブな考えか
自分の体験に左右されるフレーミングが生じやすい。
また自己の意見を正当化しやすい確認バイアスが生じること、
そして印象の強さや現在のトレンドにも左右されやすい。

直感を鍛えるためには知識をつけることが大切だが、
多くの時間が必要となる。
知識がない場合には経験を元に選択するが、
主観に左右されやすい点に気をつける必要がある。
また選択肢を増やすということは逆に選択に時間がかかったり、
感情が満たされないという部分も認識しておくことも必要である。
関連記事

Category: 心理学

TB: 0  /  CM: 0

top △

選択するための理性 

選択するために必要なのは知識と経験を元にした直感と、
もう一つは理性によるものがある。
今回はその理性について述べていく。
理性は主観的な解釈に対して客観的に分析する役割となる。
それにより、視野を広げ偏った視点にならないように
することが大きな役割である。
理性ではまずなぜその選択に至ったのかの理由を検証する。
それにより選択肢のメリットとデメリットを明確にしていく。
理由の検証とメリットとデメリットが明確になったら、
次は重要度を確認する。
どの方法を選択するかや目的が何なのかが明確であれば、
重要度は決定させることが容易である。
しかし、方法や目的が明確でない場合は
重要度を決めることは難しい。
方法か目的を明確にし、重要度を決定することが
選択するために必要な条件となりやすい。

選択とは選択するものを制限・排除することにより、
有用なものを組み合わせることである。
選択肢の数は多すぎると、
思考が困難になることが多くの実験からも示されている。
選択肢に有効な数についてはいくつかの報告があるが、
有名なものではマジカルナンバーといわれる、7±2。
人が覚えられるのは7より2多い9
もしくは7より2すくない5程度というもの。
また3の選択肢を繰り返す3×3というものもある。
まず3つの選択肢から選び、
その次にもう3つから選択するというものである。
また最近の研究では4程度が良いとの報告もある。
何れにしても多くの選択肢はかえって思考を停滞させ、
選択の意欲を阻害してしまうことを考慮する必要はありそうだ。

また選択するということは
現在の感情的な結びつきである相対低価値を、
理性的な価値である絶対的価値に置き換えることにもなる。
不平や不満がありながらも変化させるということは楽ではない。
また相対的な価値を客観的な価値に変えることは、
ストレスにも繋がることになる。
選択というのは主観的な中に客観的な要素を
含ませることが必要であるが、
必ずしも満足度を高めるアプローチではないことを
考慮しておく必要がある。
関連記事

Category: 心理学

TB: 0  /  CM: 0

top △

マスクの効果 

インターネットの普及で情報は入手しやすくなったものの、
情報の信憑性についての解釈が難しくなっている部分もある。
今回はマスクについて。
インフルエンザの予防目的でマスクをつけている人も
街中で多くみられるようになった。

冬は風邪やインフルエンザが流行しやすいものである。
風邪は200種類を超える病原体によって、
鼻や喉に症状が出現するものを指す。
ウイルスは脂質に覆われている構造をしているので、
冬には溶けにくくなって安定するのが特徴である。
肉の脂が冷えると白く固まるのをイメージするとわかりやすい。
暖かい季節であれば脂質は溶けやすいので、
人間に接触する前に死滅しやすくなるのである。
また寒くなると湿度が低下し、体温も低下しやすくなる。
それに伴い、人間の抵抗力が減少するのも
風邪やインフルエンザが流行する一つの理由でもある。

さて本題に戻るが、
「マスクをつけてもあまり効かないらしい。」
そんなことをちらほらと耳にするようになってきた。
「ウイルスって小さいからマスク通り過ぎちゃうんだって。」
なるほど。確かに理屈が通っているような気がする。
ウイルス飛沫・花粉を99%以上カットするサージカルマスク。
これは3μmぐらいの粒子を95%以上除去するといわれる。
ちなみにスギ花粉で30~40μm
ウイルスが0.08~0.12μm
確かにマスクを通り過ぎてしまう。
しかし、ここでポイントはインフルエンザは空気感染は少なく、
飛沫感染や接触感染が主の感染となることである。
ウイルス飛沫とは要するに咳やくしゃみのしぶきであり、
5μm以上の大きさとなるため、
サージカルマスクで十分防ぐことができるわけである。
さらに口の湿度も高めることができるので、
体の抵抗力も向上することが期待できる。

またもっと高性能のマスクであれば
ウイルスそのものも防ぐことができる。
アメリカのN95や日本のDS2がこれにあたる。
0.08μm前後の微粒子を95%除去するので、
ウイルスそのものも防ぐことが可能である。
デメリットとしては値段が高価、
顔に密着させなければならない。
そして息苦しいなどがある。

こうした知識を元に胸を張って
堂々とマスクをつけることができるのではないだろうか。
関連記事

Category: 医療

TB: 0  /  CM: 0

top △

インフルエンザワクチンの否定論 

インターネットの普及の影響で、
情報は多く入るものの、情報の選別が難しくなってきている。
最近ではインフルエンザワクチンの効果について。

最近ではネット上で「WHOがインフルエンザワクチンの予防で
有効性を確認できず。」といった内容が流れていようである。
このインフルエンザワクチンの予防で有効性が確認できなかったのは、
高病原性鳥インフルエンザのことである。
WHOではワクチンは最も有効な手段としており、
特に妊婦や高齢者には強く推奨している。

ではインフルエンザワクチンの否定論。
どういった内容が根拠になっているのだろうか。
反対の先駆けとなったのは1980年代母里啓子の著書である。
これをきっかけに前橋市の医師がワクチンに疑問を持ち、
こうした考えは全国に広がっていく。
そして1994年集団ワクチンは中止される。
これにより流行は拡大するのだが、
インフルエンザ患者が増えたため、
ワクチンはやはり効かないと誤った情報がさらに流布される。
こうした影響は高齢者医療に最大1兆円の影響を与えるとされる。

ではこのワクチン否定論の根拠は何なのであろうか。
実はこの根拠となったデータは30~40年前のものになる。
当時の医療技術では風邪とインフルエンザを
はっきりと区別できていなかった。
当時、インフルエンザとされていた基準は
37℃以上の発熱2日以上の欠席の2項目であった。
この時点でもインフルエンザと風邪が曖昧な基準となっている。
また接種地域非接種地域を比較しているものの、
接種地域においても接種していたのは5割程度であり、
ここにも統計的な問題が生じている。
ようするに風邪かインフルエンザかがわかっていないので、
風邪にインフルエンザワクチンが効いていない可能性がある。
また接種地域での接種が5割なので比較したところで、
統計的な問題が生じていることが言える。
この30~40年前のインフルエンザの特定技術や、
統計そのものに問題が多く否定する根拠としては
EBMのない時代のアバウトなデータとなっている。
現在PCR法を用いたデータでは有効性が確認できている。

また副作用に関しても課題に評価されている。
死亡例はインフルエンザによるものという因果関係は不十分であり、
ギランバレーについては新型豚型ワクチンのみでの副作用と
日本神経学会が述べている。
アレルギーによる問題も20年前にアレルギー物質であるゼラチンを中止。
現在は精製品質が向上し卵白も微量になっている。
(アメリカは精製がやや粗い)

インフルエンザワクチンの有効性は多くの論文で実証されている。
流行を有為に減少するという結果も観測されている。
今後もさらに研究が進んでいくこととなるだろうが、
否定的な意見ほどフレーミングにより印象に残りやすいものである。
肯定的な意見と否定的な意見両方を吟味することが、
真実に近づくためには大切なことなのかもしれない。
次回はインフルエンザワクチンの効果について、
もう少し詳しく述べていく。
関連記事

Category: 医療

TB: 0  /  CM: 0

top △

インフルエンザワクチンの効果 

インフルエンザワクチンは効くのだろうか?
こういった話題は時々耳にするようになった。
古いデータによるワクチンの無効については、
前回述べた通りである。

では近年の信頼できるデータでの
インフルエンザワクチンの効果は
どういったものなのだろうか。
インフルエンザワクチンは効くのか?という疑問に関しては、
効くほうではないだろうか。このあたりは主観になるので、
実際の数字を見てもらいたい。
65歳以下のインフルエンザ発症のうちワクチン接種で、
70~90%を予防することができる1)といわれている。

また予防よりこじらせないことの効果が大きいといわれる。
これは具体的にどういったことなのだろうか。
高齢者や持病をもたれている方に関しては、
インフルエンザの予防効果は減少してしまい、
30~40%になってしまう。
また重症化に関しては約50~60%防ぎ、
死亡に関しては約80%防ぐことが示されている2)

要するに65歳以下の場合はワクチン接種により、
約70~90%が予防できるのだが、
高齢者や持病のある方に関しては30~40%程度となる。
しかし、重症化は50~60%防ぎ、死亡は80%防ぐ。

腕が腫れたり、ワクチンで体調を崩すこともある。
また風邪をひいて寝込むことにもなるので、
接種するかどうかは本人の意思次第ではある。

現代社会は情報にあふれており、そこから距離を置き、
個人的な価値を追求することも一つの生き方である。
しかし、否定論に代表される個人的な価値観は
フレーミングや確認バイアスにおちいっていることも多く、
一般化しようとするものに関しては
注意する必要があるのではないだろうか。

1)Wilde JA, et al.: JAMA 1999;281:908-13,
 Bridges CB, et al.: JAMA 2000;284:1655-63,
 Palache AM: Drugs 1997;54:841-56, Demicheli V,
 et al.: Vaccine 2000;18:957-1030
2)Patriarca PA,et al.: JAMA 1985;253:1136-9, Arden NH,
 et al.: Presented at the Options for the Control of Influenza
 Conference, 1986:155-68, Monto AS,et al.: Am J
 Epidemiol 2001;154:155-60
関連記事

Category: 医療

TB: 0  /  CM: 0

top △

原因論と目的論 

日本が集団主義から個人主義に変わりつつあることで、
対人関係のあり方や考え方に変化が必要になっている。
ベストセラーとなったアドラー心理学は
こうした変化において効果的に
方法論を示しているのではないだろうか。

対人関係から幸福に生きる方法まで
どのように捉え考えていけば良いのか、
アドラー心理学について述べていく。

まず私たちが最も親しんでいるのは
フロイトの心理学ではないだろうか。
人の行動は過去の出来事によってつくられるものであり、
親の育児やトラウマなどの因果律を
元に行動をするといった考えである。
これは原因論であり、
それに対してアドラーの見解は違いがある。
アドラーは人は目的のために動くのであって、
過去の出来事は事実ではあるが、
それをどう解釈するかは自分自身で決まるとする。
要するに人は目的によって感情を
無意識のうちに選択している目的論といった立場をとる。

例えば非行をした少年に対してどう解釈するだろうか。
原因論で考えると「親の育て方や家庭環境が原因で非行をした。」
と解釈されるのではないだろうか。
目的論で考えると「親への復讐の目的で非行をした。」
と解釈される。
親の育て方や家庭環境が悪くても必ずしも、
非行に走るとは限らない。非行をするという選択を
目的のために実行したことがその少年の理由だと言う。
非行に走ることで、両親は悩み、苦しむことになる。
自分の受けた悲しみや苦しみを
親も同じように受けて欲しいという目的があったから、
非行という行動を選択したと言うことである。

こう考えていくと変えることのできない
過去やトラウマが原因ではなく、
なぜそのような行動をとったのかという点に
焦点を絞ることができる。
人はどのような感情を選ぶかどのような行動を選ぶかは
自分で決めることができる。
人間はそんなに弱くはないことを示す一つの解釈ではないだろうか。

目的論では人の行動は過去やトラウマが関係するのではなく、
自ら感情と行動を目的によって選択できるとする。
起きた出来事そのものは事実ではあるが、
それに意味付けをし、複雑にするのは自らの主観である。
ようするにその捉え方そのものを変えることで、
人は前に進むことができるという。
この感情や行動は性格によってつくられるのではなく、
あり方(世界観)を感じるライフスタイルというものであり、
自ら選ぶことができる。
しかしながら、これは簡単なことではないのは
皆が感じることである。
不平や不満があるけれども
なかなか考え方を変えて努力をするのは難しい。
これは人は不満や不自由よりも楽を選ぶためであり、
今のままが楽だというところに落ち着きやすいためである。
またライフスタイルを変えることで多くの犠牲も生じる。
努力をすることで楽しみとなる趣味や遊びが
奪われなければならないのも理由の一つとなるのだろうか。
ただ変わらなければ得られないものも多くあることは
知っておく必要があるのかもしれない。
関連記事

Category: 心理学

TB: 0  /  CM: 0

top △

全ての悩みは人間関係 

悩みの根源は全て人間関係に集約される。
腹が立ったり落ち込んだりするとき、
社会的最小のユニットである自分あなたを中心に、
悩みの原因は生じていることがほとんどである。
例えば孤独感。自分が孤独だと感じることはないだろうか。
仮に宇宙で一人きりしか存在しないのであれば、
孤独は感じることはない。
無人島など島を渡れば人がいることを考えると、
孤独感は感じることになる。
要するに誰かから疎外されていると感じるから、
孤独を感じることになると言える。
劣等感はどうだろうか。
劣等感は客観ではなく主観である。
事実そのものは動かすことができないが、
自分がその事実にどう意味付けするのかは
自らの主観で選択することは可能である。
要するに人間関係の悩みというものも、
案外、自分自身が作り出しているものだったりする。

腹が立ったり、落ち込んだりは何からきているかというと
自らの主観によるコンプレックスによるものである。
他人と比べ自分が劣っていると考えると、
劣等感コンプレックスとなり、悩みの原因になってしまう。
しかしながら劣等感や無力感そのものは決して悪いものではない。
その状態から脱したいと感じ、
理想や向上に近づこうとすることは正常であり、
これは優越性の追求であり人生を豊かにする。
それに対して、その劣等感に対して言い訳をする状態になると
劣等感コンプレックスとなり、悩みの原因となってしまう。
次回はこのコンプレックスについてもう少し細かく述べるとともに、
どのように解釈すれば良いのか説明していく。
関連記事

Category: 心理学

TB: 0  /  CM: 0

top △

2015-01
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。