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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

経過途中で生じやすい不安 

理学療法を開始してある程度の経過を過ぎた頃、
患者が不安になってしまうことは少なくない。

「少し使ったら痛みがひどくなった。」
「最近よくなっているのかわからない。」
「いつよくなるのだろう。」

これらの訴えは症状に対する焦りによるものが多い。
痛みは時間の経過とともに減少する。
しかしながら痛みの減少は徐々に緩やかになるため
はじめの頃の回復の速度と比べ時間とともにゆっくりになる。
はじめの2週間でこれだけ良くなったから
1ヶ月経てばもう痛みはなくなるな。
こういった期待を持つためその予測が外れることで
不安になってしまうのである。

軟部組織の治癒日数と治癒率

できれば痛みが減少して気持ちに余裕が出てきた時期に
こういった説明をしておくとよいのではないだろうか。

例えば軟部組織の受傷から2週間経過し
痛みがだいぶ良くなったと喜ばれている患者さんに対して
「この時期の回復のスピードが最も速いです。
 ここから回復の速度は半分ぐらいに落ちていくので
 予測よりは痛みの回復に時間がかかると思います。
 回復としては半分程度なので以前の動きの半分程度であれば
 許容できると思います。」

この話をしておけば、もし悪くならなければ
ラッキーと思うことができるし、
悪くなればあの療法士に言われた通りになったと
信頼関係が向上するかもしれない。

自らの予測通りにいかなかった場合や、
悪かった状態が改善し、期待を持ったときなどに
人は不安に陥りやすくなる。
様々な状況を想定し、精神的に安定した状態で
リハビリテーションを行なうことは
非常に重要である。
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Category: 治療

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