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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

股関節伸展と歩行 

歩行の鍵になるのはやはり立脚期である。
足が地面に接地し、その力をうまく利用しながら
前方への推進力に変換していく。

可動域制限があればこれらの力は
効率よく促されなくなり、
力が途中で逃げてしまったり、
一部分に集中しストレスとなってしまう。
股関節の伸展制限があれば
地面をしっかり蹴ることができないため
前傾姿勢となったり、
内旋の可動性が低下すると
膝のラテラルスラストを助長したりも
こういった要因が含まれる。

これらの下肢の可動域の低下の中でも
特に歩行に影響の大きいのが
股関節の伸展である。
歩行時立脚後期には股関節の伸展角度は
20°必要になる。

1〜15歳未満では伸展可動域は約20°以上あるのにも関わらず、
15〜60歳未満では約10°弱。
60〜80歳未満では約10°と半分程度の可動性となる。
伸展の可動性が低下すると、
立脚中期から後期の前方推進力が小さくなるため、
足関節の底屈を過度に利用し
ふくらはぎの過用症候群に繋がったり、
前方推進力を補うため体幹を前傾して歩行するようになる。
体幹の前傾は引きずり歩行を助長したり、
体幹深層筋の促通を阻害することで
安定性の低下に繋がったりもする。

股関節の伸展の可動域、大殿筋の収縮。
これらは高齢者では非常に減少しやすいものである。
もう一度日頃の評価でチェックしておきたい。

股関節の伸展

1)渡辺英夫 他:健康日本人における四肢関節可動域について
 -年齢における変化-.日整会誌,53/1-17,1979.
2)岡部とし子 他:各年齢における健康人の関節可動域について
 -性別による変化-,総合リハ,8:41-56,1980
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Category: 運動連鎖による影響

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