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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

力が入ることで痛い患者さんを平行棒でアプローチする 

歩くときに不安や恐怖、そして痛いかもしれないといった
無意識からの感情により力が入って抜けない患者さんは多い。
そして力が入りすぎることで筋の過緊張を生じ、
疼痛を誘発してしまうことも多い。

ではどのようにして力みをなくすよう
アプローチすれば良いのだろうか。
私がよく用いるのは平行棒を使う方法である。
平行棒は患者さん本人が安定して歩くのに向いている。
それに荷重量を自分で調節することができるのが特徴である。
それにより、歩く時に安心感を得た状態で、
荷重量を調節することができるのである。

まずは痛くない範囲で平行棒で支えながら歩いてもらう。
平行棒の中を歩くと安心して痛みがでないことをまず確認する。

今度は少しずつ手の支持を減らしていく。
途中で力みが生じると痛みが生じたり違和感を感じると思う。
その時の足の感覚を確認してもらう。
力が入りやすいほうの足、痛いほうの足が重たいことが多い。
これは足の質量には左右差はないはずなので、
同時収縮が生じ力が相殺されているためと示唆される。
「足の重たさは左右に差はないはずです。
足を前に出そうとする筋肉だけでなく後ろにもっていく
筋肉もいっしょに力が入ってケンカしている状態なんです。」
このような説明により重さと力みの関係を認識してもらう。

「両手で持っている時は安心しているから軽いと思います。
少しずつ手を離していっても足の力が入らなければ、痛くないですよ。」
こういう問いかけにより何回か力が抜けたときに
重くなくなったり、痛みが減ったら成功である。
これがいつでもできたら力が抜けた状態で歩いていることになる。
ゆっくりと支持を減らしていったり、
1往復ずつ両手支持から片手支持、フリーと移行していったりと
繰り返しながら力の入り具合を確認していく。

それでもうまくいかない時はどうするか?
次回はさらにもう一押しのアドバイスが必要な時の対処を説明する。
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Category: 心因性

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