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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

力が抜けない場合のアドバイス 

歩くときに不安や恐怖、そして痛いかもしれないといった
無意識からの感情により力が入って抜けない患者さんは多い。
そして力が入りすぎることで筋の過緊張を生じ、
疼痛を誘発してしまうことも多い。

ではどのようにして力みをなくすよう
アドバイスをすれば良いのだろうか。
左右の足を動かすときに
頭の中で思い浮かぶことの違いを言ってもらう。
おそらく痛みが生じる側では
痛みが出るのではないかと自覚される場合も少なくない。
また動かさないとと過剰に意識している場合もある。
痛みが出ない側ではほとんど無意識で
何も考えていないことを改めて感じると思う。
同じような思いで動かせば
同じような筋肉の力の入り具合になると伝える。

また感覚に意識を集中する方法もある。
過度に力み、痛みが生じる側は
痛みの感覚に意識を集中させていたり、
動かさないとと過剰に意識している場合が多い。
無心になるのが最も良いがなかなか
それは難しいものである。
そこで運動感覚や関節覚に意識を促すように声かけをする。
「足首の関節がどこに向いてるか?」
「膝の関節がどれだけ曲がっているか?」
「股関節がどれだけ曲がっているか?」
痛みが生じない側ではこれらの感覚が非常に鮮明に感じるのを
患者さんは自覚する。
それに対して力みやすく痛みが出る側では
感覚がぼんやりしており
明らかに反対側と違う感じがするのに気付く。
これは力みにより筋が緊張しているため、
筋紡錘が正常に機能していないことを意味する。
関節の位置や動きは筋の伸び縮みの状態で認識している。
しっかり集中して感じようとすれば、
脳は力を抜かなければならないことを知っており、
自然と力が抜けてくるのである。
そしてそのときは力みも痛みもなくなっていることに
気付くよう声かけすれば良い。

力をうまくコントロールするには
体の位置がどうなっているかの感覚に集中したり、
反対側との違いに気付くことなどがコツである。
これらのアドバイスは患者さんの脳に対して
言語から介入する方法になる。
信頼関係はもちろんのこと患者さんが理解しやすい言語や
普段用いる言語で伝えることも重要である。
また声かけのトーンや高さ、タイミングなども重要であり
リラックスを誘導する穏やかでゆったりとした声を
適切なタイミングで促すことが必要である。
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Category: 心因性

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