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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

症状安定のための3つの要素 

主症状が一旦落ち着いていても、
再び増悪することは非常に多い。
これはいったいどういった影響によるものであろうか。

主症状は過度にストレスを受けている場合が多い。
それは主症状の部位に動きが過剰に生じ、
その周りの関節は硬くなり動きが過小になっている状態でもある。
そのため、主症状の根本的な原因は
その部位にないことが多いのである。

痛みが出る場所があるとその周辺の関節の動きが悪い。
そのためその動きの悪い関節の可動性が改善しなければ
主症状はまた再発を繰り返すことになる。
これが運動連鎖の影響と言える。
例えば腰痛の患者さんがいたとする。
体を曲げたときに腰に痛みが生じ、
動作からは疼痛部位の過度な屈曲が認められる。
しかし胸腰椎や股関節の動きは乏しい。
主症状のストレスを軽減するためには
胸腰椎と股関節の可動性の改善が必要不可欠である。

また悪化を繰り返す場合には、
日常生活の影響を受けていることも多い。
症状は日常生活によってよくなったり悪くなったりする。
怪我や病気になった場合、
通常であればそこから少しずつ良くなっていくイメージがあるが
実際には途中で悪くなったりよくなったりを繰り返すことが多い。
要するに怪我や病気以外の要素が影響を与えていると言える。
これが日常生活による影響であり、
何か変わったことをした場合は動作の影響。
特に何もしていない場合は
静止時での小さな負担の蓄積による姿勢の影響。
そして動作も姿勢も管理できている場合に
考えられる心因性の影響が挙げられる。

一旦症状がコントロールできたとき
つい療法士も患者も安心してしまうが、
症状をコントロールするためには
これらの3つの因子がコントロールされておく必要がある。

運動連鎖は療法士が動作とともに他関節の評価をする必要がある。
そして日常生活は患者さんがコントロールする必要があるので、
療法士がいかに具体的で適格なアドバイスができるかが重要になる。
狭い視点と広い視点。具体的にはこういった視点を総合的に見ながら、
患者さんに合わせたアドバイスや
アプローチをする必要があるのではないだろうか。

臨床思考
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Category: 治療

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