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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

歩行の運動連鎖 

運動が正確に生じない時や疼痛が出現するとき、
運動連鎖から考えていくことで
症状の出ていない部位からアプローチすることができる。
これは炎症を起こしている関節があった場合、
その関節の周辺関節の可動性を改善することで
炎症部位のストレスを軽減するといった応用に用いることができる。
その結果、治癒を阻害するストレスを軽減するため
回復を最大限に促すことができるのである。

例えば膝のO脚が強く、立脚初期のラテラルスラスト。
その際の関節内側裂隙の鋭痛が主訴とする。
立脚前期から中期にかけて
下肢は外旋方向のベクトルが強く
内旋の動きは認められない。
その結果膝は外側にスラストしているようである。

立脚前期から中期にかけて下肢が内旋方向に動くには
地面から第1中足骨の屈曲、足部の外返し、腓骨の挙上と内旋、
下腿の内旋、股関節の内旋、骨盤の前傾が必要である。
これらの運動方向に可動域制限があったり、
副運動の低下があると運動は途中で止まるか
もしくは他の関節による代償などが生じる。
例えば膝の疼痛がある患者さんの
第1中足骨の屈曲可動域が極端に低下しているとする。
それに伴い足部の外返しが生じず、下腿が外旋、
股関節も外旋していくとラテラルスラストが生じてしまう。
そこで第1中足骨の屈曲可動域を改善すると
足部の外返しが促され下腿の内旋が生じることで
ラテラルスラストが減少するということが起こるのである。

こういった運動連鎖の理解は他の部位から
主症状に効果を出すことができる他、
症状の再発予防においても非常に重要である。
運動療法の効果においても可能性が広がるため
より臨床での思考の幅を持たせてくれるものと
言えるのではないだろうか。

臨床思考1
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Category: 運動連鎖による影響

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