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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

座位のアプローチ 

体の症状は良かったり悪かったりを繰り返す。
そしてそれに最も影響しているのは
日常生活によるものである。

「悪い姿勢をしてはいけない。」
と言った言葉よりも
「どうすればよいのか。」
の言葉のほうが魅力的である。
それにはより具体的に日常生活の姿勢や動作を
捉えていく必要がある。

まず腰を曲ると痛くなる患者さんは
座位姿勢で症状が悪化することが多い。
これは座位によって屈曲が強調されるためである。
では症状が出現しない座位とは
一体どういったものなのだろうか?

症状が悪化する姿勢は体幹が屈曲し
頭部も前方に突出した姿勢をとる。
股関節の屈曲は乏しくなり、
骨盤は後傾が強くなる。
これにより下部腰椎の屈曲が大きくなり、
椎間板症状や脊柱起立筋の緊張が生じることとなる。

良い姿勢にするためには脊椎を伸展することが必要なため、
脊椎の伸展の可動性が重要になる。
特に胸腰椎移行部の椎間関節の副運動が
低下していることが多く、
脊椎の伸展を阻害していることは多い。
また頭部の前方突出が強い患者さんは
下部頸椎から上部胸椎の副運動の低下も確認する必要がある。

脊椎の伸展が確保できたら
股関節の屈曲角度を増やすように促す。
そうすることで自然と骨盤は前傾して
坐骨結節に体重がのるようになる。
骨盤がニュートラルになると
脊椎も自然と良好なアライメントに移行する。

それらができたら最後は体幹深層筋を働かせる。
背中を無理に伸ばそうとする姿勢は、
脊柱起立筋の疲労を招きやすく
30〜40秒程度で不良姿勢に戻ってしまう。
体幹深層筋は赤筋優位なため収縮の持続時間は長く、
良好な姿勢を保つことが可能である。
お尻の穴をわずかに締める感じ。
このイメージにより骨盤底筋群から
腹横筋に連鎖的に収縮が入り体幹の安定性に影響する。

座位姿勢の指導。
正しい姿勢が身に付くことで
座位保持時間は圧倒的に長くなる。
自分で座位の疼痛をコントロールできる喜びを
うまく伝えることは大切である。

臨床思考
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Category: 日常生活の影響

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