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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

体の反応する速度 

体が何らかの刺激において反応する時間は
最速で0.1秒(100ミリ秒)と言われていることが多い。
これは陸上のスタートでも
現在ではこのルールが採用されている。
これは音を聞き筋肉が反応するまでの時間が
0.1秒(100ミリ秒)とされているので
これより早ければフライングになるとしている。

しかし2009年の国際陸上連盟の研究レポートによると
この反応時間は0.08秒〜0.085秒(80〜85ミリ秒)まで
短縮できるとしている。
これは一体どういうことなのであろうか。

通常のピストルの音を聞き体が反応するまでの経路は
ピストル音(0秒)→耳に音が届く<聴覚神経>0.015秒(15ミリ秒)→
脳幹に電気信号0.055秒(55ミリ秒)
→脳内で電気信号の伝達<脳幹→大脳,聴覚野→運動野>
→脊髄に電気信号0.065秒(65ミリ秒)
→膝下に電気信号0.09秒(90ミリ秒)
→蹴りだす動作0.1秒(100ミリ秒)
と考えれられていた。

しかし大阪体育大学の石川昌紀博士によれば
脳内での訓練でショートカットを行なうことと、
足でなく腰から動き出すことで合計で
0.02秒(20ミリ秒)の短縮ができるというものである。
ピストル音(0秒)→耳に音が届く<聴覚神経>0.015秒(15ミリ秒)→
脳幹に電気信号0.055秒(55ミリ秒)
とここまでの経路は同じなのだが
ここから
→脳内で電気信号の伝達<脳幹→大脳,聴覚野→運動野>の
伝達スピードがショートカットすることで0.01秒(10ミリ秒)短縮し、
さらに脊髄に電気信号を送ったあと、
脚から動き出すのではなく腰から動き出すことで
腰回りの電気信号で動くことになり
ここでも0.01秒(10ミリ秒)短縮されることになる。

陸上のスタートもこういった努力の影響により
どんどん人間の限界に挑むことになるのであろう。
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Category: 神経

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