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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

気分の影響と見えるもの 

一度、怪我をした後はどうしても不安になる。
「またこけたらどうしよう・・・。」
「なんであんなことしたんだろう・・・。」
「歳を取ったから・・・。」
「なんて最悪なことになったんだろう・・・。」

こういった感情の時はどうしても
物事を悪く捉えやすくなる。
「痛みがまだ続いている。」
「いつになったらよくなるんだろう。」
「リハビリしても結局無駄じゃないの。」

こういう気分の時は、良くなっている部分は見えずに
悪い部分ばかりが目につき余計に悲観的になってしまう。
前と比べて痛みが軽くなっているよりも
痛みが続いていることのほうに意識がいく。
できることが増えているけど、
まだ前できていたことができないことが気になっている。
こういった心理状態である。

これは体や心が傷つかないための防衛本能であり、
自分の身を守るためのものである。
しかしその暗い心自体が見えるものや感じるものを
全てを暗くしてしまっているのである。

これは心理学用語で投影と呼ばれるもので
自分の気持ちが他の物や他人に映り込んで
感じてしまうものである。
例えば空を見たときにひとりは
なんてさみしそうな空だろうと思うとする。
しかし同じ空をもう1人の人が見たら
その人は優しい空だと思ったとする。
これは空そのものというよりも
見る者の感情が映り込んでいる訳である。

この場合、考え方を変えるという方法も大切だが、
まず気分が変わらないとそうは思えないこともある。
プライベートトークやジョークを交えて、
楽しいといった感情を想起させるのは
とても重要なことである。
また患者自身ですることとしては、
気分を良くする回路のスイッチを入れてやればいいので、
目・鼻・耳・口などから好きな刺激を入れるのも良い。
綺麗な写真や絵画を見たり、アロマオイルなどで香りを楽しんだり、
好きな音楽を聞いたり、美味しいものを食べたり
その人にあったアプローチ方法が良い。

リハビリテーションの前にまず笑顔があれば
痛みに対しての効果がもう一段変わってくるかもしれない。
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Category: 心因性

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