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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

アプローチの選択 

患者さんのデマンドとして
「また以前のように旅行に行きたい。」
といったものがあるとする。

この患者さんは膝が痛くて旅行に行けないとのことだ。
では私たちにできるアプローチはどういったものだろうか。
一番に頭で考えるところは機能に対するアプローチではないだろうか。
患者さんも療法士も機能が良くならないかをまず考えることが多い。

機能に対するアプローチでは
膝の痛みが炎症であれば負担を減少させたり、
筋の緊張によるものであれば筋肉を緩めたり
そういったことを考えると思う。
しかしこの機能に対するアプローチは
効果までに時間がかかることも多かったり、
改善ができないこともあるのがデメリットでもある。

次に能力に対するアプローチがある。
動作そのもののやり方を変えることで
機能に問題があってもその部分に負担がかからないような
動き方をする方法である。
膝に痛みが出ない程度の体重の掛け方をして
かばうなどの代償動作を用いるのである。
この能力に対するアプローチは他の関節に負担がかかるため、
長時間用いることで他の障害が生じる可能性がある。

また環境に対するアプローチがある。
杖や押し車、車いすを利用して膝に負担をかけないようにしたり、
社会保障などのサービスを利用したり自分以外の
人やモノを利用する方法である。
この環境に対するアプローチでは
お金やサービスを受けることができる条件が満たされているか
などが重要になってくる。

できないものを可能にするためには機能だけでなく、
能力や環境など多角的な視点からのアプローチが可能である。
患者さんの求めているものや利用できる条件を考慮し、
適切なアプローチを選択・提供することも
療法士として大切な役割になるのかもしれない。
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Category: 治療

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