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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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機能と能力の結びつき2 

一人暮らしだが歩くことができない患者さんの
歩行能力を考えていく。
歩行が困難な理由は右膝の痛みが原因である。
機能的な問題を評価していくなら
右膝をさらに細かく評価をしていく。

痛みはどの部位でどの程度の痛みなのか。
どういうときに痛むのか。
炎症症状などの兆候や水腫の貯留はあるか。
力は入るのか。関節の動く角度はどうか。
硬さは筋によるものか。関節によるものか。
周辺の関節はどうか。(痛い部位をかばうのに必要になってくるし、
周辺関節の機能障害が痛む部位に負担をかけている場合もある。)

こういった評価がアプローチをした後の効果判定や
経過観察で良くなっているのか悪化しているかの
判断材料になってくる。

しかし幅広くアプローチをしていくためには
このような細かな評価のみでは不十分である。
歩行といった能力に機能が
どのように結びついているのかといった
広く考えていく必要がある。

痛みは右足の体重をのせたときに生じる。
この患者さんの場合は炎症による痛みが強く、
過重時にはよりストレスがかかっているようである。
足を振り出すときには症状は出現していない。
そのため、歩き方は体重を必要以上にかけないように
右足に体重が最ものるときに、左足に早めに重心移動をさせる。
そうすることで、最も痛みの出現する動きを回避し
なんとか歩くことを可能にしている。

要するに痛みは体重をかけるときのみにかかっている。
能力的な問題に焦点を当てた場合は、
ここにアプローチすることになる。
「体重をかけないようにするためにはどうしたらいいか。」
そこで杖を使う、歩行器を使う、手すりを使う、
それからこの患者さんが行っているように痛くない歩き方をする
などの方法を選択することになる。
どの動きで痛いかがわかればその動きをしないように
どうすればいいか考えるのである。

この痛みがどのように歩行に関わっているのかや、
他にも可動域制限が歩行のどのときにどのように
影響しているかが患者さんの能力を知る上では大切になる。
今回の場合でも炎症があるというのがわかっても、
それだけでは十分とはいえない。
歩くときのどの動きで痛みが関わるのか。
これが理解できると動きに対するアドバイスができるようになる。

無題 1
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