理学療法の評価と治療
理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。
アウトサイド・インとインサイド・アウト
2013/06/14 Fri. 22:43 [edit]
人は生きているうちに人間関係や環境の影響を受ける。その人間関係や環境の関係をどう考えるかで、
ストレスや行動力に大きな変化を
もたらすことは意外に知られていない。
この人間関係と環境と個人の関係を
外の影響を重要視する考え方を
アウトサイド・イン。
中の影響を重要視する考え方を
インサイド・アウトと言う。
ではそれぞれの特徴を述べていく。
アウトサイド・インは
環境や人間関係によって自分は影響されると考える。
環境→人間関係→自分といった視点である。
この考え方では環境や人間関係が自分に影響を与えているので
環境や相手が変わるべきだと考えてしまう。
「会社が悪いから・・・。」
「相手が○○してくれないから・・・。」
といった愚痴がどうしても多くなる。
この場合、他責的で被害者意識が強いばかりでなく、
自分の人生までも環境や人間関係にあると考えるため、
自分は何も変えられないものとしてひたすら
耐えるという選択肢を選んでしまうこととなる。
インサイド・アウトは
環境や人間関係は自分次第で変わるものだと考える。
自分→人間関係→環境といった視点である。
過酷な状況でも自分のできることを考えたり、
相手の望むことを予測して動くのが特徴である。
この考えではうまくいかないときでも自分次第と考えるので、
どうしてうまくいかなかったか?
どうすればうまくいくかを常に考え、
行動を自ら変化させることができる。
自分が変わるから相手も変わる。
まず自分から。
そういった意識は人生を有意義に過ごすためにも
まず一番に大切な考えではないだろうか。
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Category: 哲学・思想
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