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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

Hoffaの分類 

炎症が繰り返されたり、不動によって体の関節は硬くなる。
この関節の可動性の制限に関わるものとして
関節拘縮というものがある。

古典的だが最も一般的な関節拘縮の定義は
Hoffaの分類である。
この分類では関節拘縮を5つの要素に分類する。
1.皮膚性拘縮
 熱傷や挫創後に生じやすい。
2.結合組織性拘縮
 靭帯・腱・腱膜(筋膜)などによるもの。
 デュピイトラン拘縮も手掌腱膜による
 癒着や瘢痕となるのでこれにあたる。
3.筋性拘縮
 筋線維の短縮や萎縮。
 フォルクマン拘縮も骨格筋の
 阻血によるものなのでこれにあたる。
4.神経性拘縮
 痛みの回避や、反射・痙性による
 緊張によって生じるもの。
5.関節性拘縮
 滑膜・関節包・関節内靭帯など。
 ただ結合組織と考えても問題ない。

このようなものになるのだが、
この分類では病変部位と原因が混在しており、
現在の病態や発生メカニズムが解明した状態では
当てはまらないものもいくつか存在する。
また臨床でこれらを応用するには
静止時緊張も考慮する必要があると言える。
しかし拘縮は筋緊張は含まないことが前提であり、
覚醒時は常に静止時筋緊張は常に生じている。
これを完全に排除するのは困難であるが、
これを含めた定義となるとより複雑になり、
混乱を招く原因となるとも考えられる。

次回は拘縮の病態と発生メカニズムが
解明されている昨今、どういった分類が
有効であるのか述べていきたいと考える。

1)安藤徳彦:関節拘縮の発生機序.上田敏,他(編):
 リハビリテーション基礎医学 第2版.医学書院,
 1994,pp213-222 
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Category: 可動域制限

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