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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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回復の阻害因子2 

前回は治癒率50%程度でオーバーユースを生じ、
症状が再発することが多いと述べた。

無題 2

この治癒率は理屈での話だが、
患者さんは理屈だけでなく気持ちが存在する。
この気持ちは主観的な評価に左右されるため
自信が出ると必要以上によくなったと感じたり、
また悪化すると必要以上に悪くなったと感じることもある。

そのため主観をグラフに表すと次のようになる。
無題 3
青のラインが治癒率の曲線。
緑のラインが主観的なブレである。
心理的にどのくらいよくなったと
感じているかを示している。

痛みが楽になったことでうれしくなり、
もうほとんどよくなったと錯覚してしまう。
これがオーバーユースを生じさせ、
悪化してしまうとはじめの頃ほどは
痛くないのにも関わらず、
とても悪くなってしまったと感じるのである。
これはいったん良くなって楽観的になって、
心の防御が完全に外れてしまうため
悪くなったときによけいに精神的ダメージを受けてしまうのである。
絶対に落ちたと思った試験にやっぱり落ちるときは
そんなに精神的なダメージを受けないが、
絶対に受かったと思った試験に
落ちたときのショックは計り知れないものになる。

2週間程度経過し、順調であれば軟部組織の痛みが減少してくる。
患者さんが楽観的になったときが要注意である。
「この時期に使いすぎて悪くなる人が非常に多いんですよ。」
「痛みがだいぶ楽になってますが、回復は50%ぐらいなんですよ。
以前動いてた量の半分ぐらいしか耐えられません。」
「悪くなったけれど前のことを考えると
前ほどじゃないんじゃないですか。」
「いったん良くなって悪くなると精神的なダメージが
大きくなるんです。でもまた良くなってきますよ。」
こういった声かけを相手によって、
タイミングを計りながら伝えていく。

声のトーンも重要である。
安心感を与えれるようにゆっくり穏やかに温かく。
そして表情も柔らかく。
患者さんが不安になったときは
療法士が舵を取ることが必要なときもあるかもしれません。
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