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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

回復の阻害因子3 

前回は心理的なブレで
オーバーユースを引き起こしやすくなったり、
過度に自信を失ったりすることがあることを説明した。

またこうした心理的な影響は
調子の良いときに楽観的に、
調子の悪いときに悲観的に極端に傾くので、
NRSやVASなどの主観的な評価は
こういった傾向を考慮する必要があると言える。
そのため、理学療法評価では改善傾向であるが、
主観的な尺度ではあまり改善していないと
訴えられることもある。

こういったことを考えていくと、
回復を阻害するオーバーユースをいかに
コントロールするかが重要である。

オーバーユースはいわゆる使い過ぎであるが、
運動の量や時間、そして姿勢が関与することもある。
運動の量はなかなか具体することは難しいかもしれない。
家の家事を量的に図ることは難しい。
よって時間を目安にするのがよいのではないだろうか。
痛みが0でも時期的に治癒率が50%であれば、
運動時間は50%にする必要がある。
今まで掃除を50分していた人は、
痛みがなくても2週間の経過であれば、
25分程度にしておくことである。

しかし家事をしているとなかなかそうもいかない。
それでは家のことが終わらないのが現実ではないだろうか。
こういうときにわかって責任をとってするのと、
わからずにするのでは、後に痛みが出たときの
精神的な不安感は大きく違うのである。
理屈で治すことはできないが、
理屈を知ることで安心することはできるのである。

療法士は体を一時的に調節したり、
使い方のルールを説明することはできる。
しかし本当に体のことを守ってあげれるのは
患者さん自身でしか無理である。
そこを手伝いながら一緒に進めていき、
最終的に自分でコントロールできるように促すことが
我々の求めるリハビリテーションの自立というものなのかもしれない。
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Category: 痛み

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