理学療法の評価と治療
理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。
歩行とアライメントの関係
2013/08/06 Tue. 20:57 [edit]
例えばまっすぐの棒がありそれを地面に押し付けたときには
まっすぐの力が返ってくる。
これが床反力である。
もし棒が曲がっていた場合、
力はその曲がっている部分に逃げてしまう。
逃げた力はストレスとなり、
繰り返しの力などでダメージを受けることになる。
歩行では下肢が地面に接地したとき、
アライメントが良好であれば
力はまっすぐ伝わることになる。
もし曲がっていた場合は、
繰り返しのストレスで障害を起こすことになる。
これがアライメントが重要な理由である。
膝関節であれば立脚初期に
膝のscrew home movementにより
膝は完全伸展となる。
しかし膝の伸展制限や外側に変位する、
lateral thrustが生じた場合は、
膝が曲がった状態で地面につく。
そうすると図のように曲がった部分がストレスを受け、
地面を蹴る力も逃げてしまうことになるのである。
適切なアライメントを形成するために必要な
可動性や副運動、そしてその方向に骨運動を生じさせる
筋力こうした機能を改善させることが必要である。

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Category: 歩行
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