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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

変形性膝関節症の重要な歩行周期 

変形性膝関節症は立脚初期の
ラテラルスラストが特徴的である。
変形が重度になればラテラルスラストが
増加するといった相関があるのではないか。
といった論文が海外も含め数多くある。
しかしながら相関があるとする論文と
相関しないとする論文があり決着はついていない。

歩行周期でのラテラルスラストを確認すると、
膝の内反角度は立脚中期に最も大きくなる。
立脚初期では重度の膝OAと中等度の膝OAともに
内外反の角度はあまり変わらない。
しかし立脚中期になると明らかに重度の膝OAの方が
内反角度は増加しているようである。
これにより、変形の度合いとラテラルスラストの相関は
立脚初期では認められないものの、
立脚中期では明らかに相関が認められる。

また正常の膝関節の内反角度と
膝OAの内反角度の大きな違いはなんであろうか。
正常の膝の場合は立脚初期では
膝OAと同様に膝は内反する。
しかし立脚中期には、一旦元に内反が元に戻る動きが認められる。

よって立脚中期の正常膝、軽度膝OA、重度膝OAでは
内反角度に明らかな違いが認められること。
そして正常膝の場合は、立脚中期に内反していた膝が
一旦元に戻る方向に移動すること。
この2点が大きな違いになる。

そのため立脚初期のラテラルスラストも
正常と膝OAでは違いがあるが、
重要なのは立脚初期から立脚中期にかけての
運動になるのではないだろうか。

変形性膝関節症の歩行

1)石井慎一郎:関節機能障害と動作分析〜変形性膝関節症 編〜 講習会資料,2013
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Category: 膝関節

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