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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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狭く見るものと広く見るもの 

理学療法によるアプローチを考える上で、
根拠に基づいて行うことは非常に重要である。
特に急性期においての重要性は高い。
急性期では再骨折や炎症の増強など
問題点の高いものが集約できる。

しかしながら、家庭生活や本人のニーズを考慮した、
変性疾患や慢性疾患になってくると問題は多様化し、
優先順位も個々において様々になる。
問題点同士の相互関係や、日常生活による影響など
身体面だけでなく心理面や社会的な問題も含まれると
問題を完全に解釈するのは非常に困難なものかもしれない。

何が原因で症状が出現しているのか考えることは大切だが、
生きている人間の場合は多くの条件が存在する。
一つの原因により、一つの問題が起きるというのは
逆に不自然とも考えられる。

理学療法のアプローチ前とアプローチ後で
効果判定をすることはもちろん大切である。
しかし、アプローチの効果だけでなく
姿勢を変えたこと、触れたこと、患者の意識の変化、
心理的な影響など様々な条件の変化がそこに含まれる。
治療者と対象者との信頼関係や周囲の人の状況も
当然関わってくる。

こういったことを考慮すると細かく見ることと
大きく見ることの二つの視点はとても大切である。
アプローチによる効果を客観的に示すことと、
笑顔の一声で生じる主観的なもの。
どちらか一方ではなく両方が合わさってこそ、
大きな効果の出せるアプローチになるのだと感じる。

無題 1
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