Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

意識の違いによる痛みの変化 

脳の意識の違いによって痛みはどのように変化するのだろうか?
臨床でも意識の持ち方の違いで痛みを感じやすい人と、
感じにくい人がいることは経験することと思う。
では脳の領域ではどの部位が活性化しているのだろうか。

まず痛みを感じやすい人の特徴では
一次体性感覚野・二次体性感覚野・前帯状回・前頭前野の
活性化が強い傾向にある。1-3)
いわゆる急性刺激で生じる痛み関連領域が活性化している。
また痛みの注意がそれた場合は、
前頭前野の一部と中脳水道灰白質・前帯状回が活性化する4)
痛みの予測をした場合は、
一次体性感覚野・前帯状回・中脳水道灰白質・
島・前頭前野が活性化する4)
また強い痛みを予測すると
視床・前頭前野・前帯状回が活性化し、
痛みが増幅されやすくなる。
弱い痛みを予測すると
一次体性感覚野・島・前帯状回が減少5)し、
痛みは減少しやすくなる。
注射の針をさす時に「少しだけ痛いですよ。」とか
「細い針だからそんなに痛くないですよ。」というのは
痛みを軽減させるのには実は有効な手段なのである。

1)Coghill RC,Mc Haffie JG,Yen YF.Neural correlates of
 inter individual differences in the subjective experience of
 pain.Proc Narl Acad Sci USA 2003;100:8538-42.
2)Jackson PL,Meltzoff AN,Decety J.How do we perceive
 the pain of others?A window into the neural processes
 involved in empathy.Neuroimage 2005;24:771-9.
3)Saarela MV,Hlushchuk Y,Williams AC,et al.
 The compassionate brain:humans detect intensity of pain
 from another face.Cereb Crtex 2007;17:230-7
4)Valet M,Sprenger T,Boecker H,et al.Distraction
 modulates connectivity of the cingulo-frontal cortex and
 the midbrain during pain-an fMRI analysis.Pain 2004;
 109:399-408.
5)Sawanmoto N,Honda M,Okada T,et al.Expecttation of
 pain enhances responses to non painful somatosensory
 stimulation in the anterior cingulated context and parietal
 operculum/posterior in sulfa:an event-ralated functional
 magnetic response imaging study.J Neurosci 2000;20:7438-45.
関連記事
スポンサーサイト

Category: 痛み

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/1244-d088dc84
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12