Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

痛みと心の関係 

痛みは心の影響を多く受ける。
心の痛みは痛み関連領域が活性化することがわかっており、
痛そうな表情の写真などによる痛みの連想1,2)
前頭前野や前帯状回(他者の痛みや心の痛みに関連)の活性化を示す。
心により痛みの軽減が図れることも知られている。
痛みを意識からそらしたり、弱い痛みの予測をすることも痛みを減少させるが、
他にもねたみや瞑想が痛みを軽減することがわかっている。

ねたみという感情は人の不幸を願うというもので、
前帯状回・前頭眼窩皮質・腹側線条体が活性化する。
この部位は報酬系と相関がある3)もので、
人の不幸は密の味というのは脳の活性化の領域からもうなずける。
人の不幸による喜びで痛みが軽減しているのである。
瞑想では痛みの関連領域の働きが低下することが知られている。
その他に中脳被蓋野・前頭葉・頭頂葉などは
安静時には活性化しない瞑想特有の活性化を示す。
これらは下行性抑制系の働きに重要4)な部分で、
痛みを減少させる働きに関わる。

これらのことから気持ちをどのようにもっていくかは、
痛みを減少させるのには非常に重要である。
また余裕のないときには他人の不幸により、
気分が良くなるということは趣味は悪いが
実際に効果があることは否定できないのである。

1)Jackson PL,Meltzoff AN,Decety J.How do we perceive
 the pain of others?A window into the neural processes
 involved in empathy.Neuroimage 2005;24:771-9.
2)Saarela MV,Hlushchuk Y,Williams AC,et al.
 The compassionate brain:humans detect intensity of pain
 from another face.Cereb Crtex 2007;17:230-7
3)Takahashi H,Kato M,Matsuura M,et al.When your gain is
 my pain and your pain is my gain:neural correlates of envy and
 shcadenfreude.Science 2009;323:937-9.
4)KakigiR,Nakata H,Inui K,et al,In tracerebral pain processing
 in a Yoga Master who claims not to feel pain during medication.
 Eur J Pain 2005;9:581-9.
関連記事
スポンサーサイト

Category: 痛み

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/1245-7a12967e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12