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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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高齢者の骨折とリスク 

日本での高齢者の骨折に関する文献は意外に少ない。
高齢者の転倒発生率に関しては
おおよそ20%という報告がある1,2)。

アメリカにおいては高齢者の骨折は
重大性の高い問題として着目されている。
年齢による骨折頻度は50歳以上の男性で13%。
同年齢女性では40%である。
90歳以上になると約2割が大腿骨骨折を生じている3)。

大腿骨の骨折や脊椎の骨折を生じたものの、
5年死亡率は20%にも上り、
70歳以上ではその割合はさらに大きくなる。
骨折後の死亡率は6ヶ月で最も高い。
骨折後、50%は以前のADLに回復するものの、
1年で60%のものはADLの一部困難。
40%で自立歩行困難となり、
約80%のものがIADLに支障が生じると言われている。

また身体のみではなく転倒後症候群という、
転倒による精神的なトラウマも
50%のものに出現するとも言われる4,5)。
活動制限や自信喪失。転倒の不安などにより、
結果的に廃用症候群が進行し、自立困難になってしまう。

骨折はそれによる問題そのものだけでなく、
それによる活動制限の低下が身体や精神に影響を及ぼす。
骨折後のアプローチも大切であるが、
転倒を防ぐための環境整備や身体機能の向上も
重要になってくると考える。

1)眞野行生(編):高齢者の転倒とその対策,pp2-24,76-82,126-132,
 133-139,医歯薬出版,1999
2)渡辺丈眞:高齢者の転倒の疫学,理学療法18:841-846,2001
3)星文彦:高齢者の加齢変化と転倒要因:PTジャーナル36,
 pp307-314,2002
4)Bougie JD,and Morgental AP:The Aging body,Conservative
 Management of Common Neuromusculoskeletal Condititions,
 pp1-45,McGraw-Hill,New York,2001
5)Perell KL,et al:Fall risk assessment measures:an analytic review.
 J Gerontol A Biol Sci Med Sci56:M761-766,2001
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