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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

頸部痛と頭重感の症例A4 

まず不良姿勢は症状の悪化させる可能性が高いため、
初回から生活指導をすることは必須である。
能動的に治療参加してもらうことも、
依存傾向を防ぐ目的としても重要である。
今回は姿勢を修正すると疼痛が出現するため、
まず同部のアプローチを最優先とした。
改善するべきポイントは姿勢を修正した際に出現する疼痛である。
この疼痛が消失すれば、能動的に姿勢改善を図ることができる。
姿勢修正時に出現する疼痛は頸部中心であり、
第6頸椎付近であった。周辺筋の疼痛の訴えもあるものの、
疼痛部位を尋ねるとfinger sign(指を指すしぐさ)で
第6頸椎部をさすことから、椎椎関節局所である可能性が高いと考えた。
炎症症状はなく副運動の低下が認められるため
関節モビライゼーションを施行する。

アプローチ後は副運動の改善とともに周辺筋の疼痛も消失する。
再び姿勢を修正するように支持すると、
疼痛は出現することなく、姿勢を正すことが可能となった。
ある程度、脊椎を伸展していくと
次に第12胸椎から第3胸椎にかけて、疼痛の訴えが出現する。
これも同様に同部関節モビライゼーションにより、
疼痛消失ある程度姿勢を修正することが可能になる。

ただ前方頭位は変化しておらず、
頭位の修正時には左頸部の筋筋膜性疼痛の訴えあり。
これは回旋時の運動時痛と同じ部位であることが確認できた。
左頸部に関してはマッサージと圧迫リリースにより
2割程度は過緊張の軽減と疼痛の緩和が得られるも、
それ以上の効果は得られなかった。
次に第2頸椎の副運動低下に対して、
関節モビライゼーションを行うことで、
左頸部の過緊張も大幅に軽減し、回旋時の疼痛も消失した。
症状が改善したことで患者も非常に喜んでおり、
初回のアプローチを終了した。

初回のアプローチで改善が示せた場合でも、
症状が再燃することは少なくない。
アプローチとともに効果判定を行い、
悪化する要因をどのように絞り込んでいくか
次回説明していく。
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Category: 症例検討

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