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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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頸部痛と頭重感の症例A6 

1週間後、再び来院される。
以前と比べずいぶんと楽になり、調子が悪いときは
姿勢がよくないことにも気づけたとのことであった。
この部分は自己管理に大きく関わる気づきであり、
改善する可能性が高くなることやリハビリテーションに対する、
過剰な期待や依存を防ぐためには非常に大きい。
しかし、車に乗っていると痛くなることがあり、
姿勢も気をつけているが、心臓がドキドキして、
体中が痛くなるような感じがするとのことである。

疼痛が出現する場面が運動時ではない点、
姿勢を調節しても関係ないことから
心理的な要因が関わっている可能性も高い。
体中が痛くなるというあいまいな表現も心理的な要因を表す
ひとつの理由とも言える。
細かく聞いてみると赤信号で止まっているときに、
特に胸がドキドキして体が痛くなるとのこと。
「このまま車を乗るたびにこのようになったら、
大好きな旅行にもいけなくなる。」と発言があり、
とても不安になっている様子である。

これは事故による影響で、
車に乗るとまた事故に遭うのではないかという
恐怖にかられた状態である。
一種の恐怖症であり、繰り返し運転をすることで
改善していくことも多い。
1回1回事故に遭わなかったという経験が
不安をゆっくりと軽減してくれる。
現に初めほどは怖くなくなっていると発言もあり、
徐々に軽減はしている様子である。
1/100ぐらいの程度かもしれないが
少しずつ慣れていくことが多いと説明し、
これからも運転を続けていくとのことであった。

また極度のストレス反応を示し、
車に乗ることも困難な場合はイメージトレーニングにより、
段階的に運転に近づけていく方法もある。
まずは自分の家の中で目を閉じハンドルを持った気分になる。
徐々にドキドキしなくなったら、
エンジンをかけずにまず座るだけにする。
近所のみを走行する。そして最後に事故現場に近づいてみる。

不安は現実には起きていないことに対して、
精神的に恐れてしまう状態である。
少しずつ慣らしていくことで現実と向かい合い、
修正していくことが一つの方法である。
怖い思いをした場合、どうしても不安になってしまうものである。
しかし、実際にやってみるとたいしたことないというのも案外多い。
絶対的な保障はない現実世界でいかに信じることができるか。
これは事故に限らずいろいろなことに繋がることかもしれない。

その後、数回通われるものの、徐々に改善し
現在は問題なく日常生活を送ることができている。
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