Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

数値に頼る評価の弱点 

理学療法評価では関節の可動域や筋力など
数値化するかによって客観的な変化を示す。
それにより、他の人と比べてどうなのか?
アプローチの介入で変化したのかを確認することができる。
それぞれの機能面を把握することは大変重要だが、
こういった評価はあらかじめ代償を止めたり、
基本肢位から測定する必要がある。
これは数値化する上で統一化しないと
数値の意味がなくなってしまうからである。

ただ数値化を細かくしていると、
患者さんのことがわかるかといったらそうではない。
動作ではそれぞれの患者さんのクセがあり、
動きやすい姿勢や動作があるので、
その肢位での可動域や筋力は数値化したものとは
一致しないことも多くあるのである。
動作においてはその人の自然な動きが重要であり、
不良姿勢であったり代償があったりが多く見受けられる。
療法士はそれに対して正しい姿勢や動きを指導しようとするが、
本人の可動域や筋力等の問題で正しい動きが
必ずしも動きやすいとは限らないのである。

これは数値化する評価を否定しているのではない。
数値をとることで数値の変化と動作の変化が一致した場合、
その数値が変化した機能と動作に相関があることが認識できる。
また、数値化することで思い込みを軽減することができ、
本当に改善があったのかどうか確認することもできる。
しかし、人は数値を測定することで数値を過剰に信頼しすぎることがある。

例えば、膝の伸展角度が低下している場合。
可動域での制限があることを確認すると、
動作をみるときに膝が伸びないことを予測し、
視点は膝に集中してしまう。
その数字の変化が問題であると断定し動作をみてしまう。

実際の動作はひとつの機能の問題ではなく、
多くの機能の組み合わせになっている。
いわゆる複雑系というものである。
多数の要素が複雑に絡み合い相互作用しながら、
まとまっているようなシステムである。
よってそれぞれの要素からは予測できない特性が出現したり、
微細な変化が全体に大きく影響を及ぼすこともある。
それを数値で判断してしまうと異常値が高いものが
問題の大きな要素だと錯覚してしまいがちになってしまう。

動作を評価する上では局所のみでなく全体をみる視点も必要である。
全体というとあまりに抽象的なので具体的に
どういった部分を全体的にみれば良いのだろうか。
動作の評価のポイントを次回は述べていきたいと思う。
関連記事
スポンサーサイト

Category: 評価

TB: 0  /  CM: 2

top △

この記事に対するコメント

返信ありがとうございます。

返信ありがとうございます。今の職場は新人教育も何もなく、派閥があり悩みを相談できる相手もおらず自分は孤立している状態です。患者さんの力になりたいその一心で毎日仕事をしていますが上司の圧力が強くしんどい毎日を送っています。ご無理は承知していますが、藤原先生のご指導を仰いでみたいです。よろしくお願い致します。

謙 #- | URL | 2014/01/28 23:25 * 編集 *

Re: 返信ありがとうございます。

職場教育はなかなかできてるところが少ないので、
自分で講習会行くのがいいと思いますよ。
とても刺激になり、また熱心な仲間とも巡り会えると思います。
職員同士の関係性は大変ですよね。
うまいことやっていけば患者さんの関係にも影響が出てくると思います。

できることからお互いがんばっていきましょう。

藤原大輔 #- | URL | 2014/01/29 21:50 * 編集 *

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/1287-15521030
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。