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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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慢性的な腰痛A1 

昔から腰痛があり、ずっと続いているとのこと。
疼痛部位を問うと、腰部全体をパームサイン(掌で部位を指す)で示す。
パームサインは疼痛が限局ではなく、
周辺にいくつかある場合や、
慢性的な腰痛で部位がはっきりしないときに表れる。
また急性疼痛ではない場合が多いので、
組織の損傷やそれに伴う炎症は否定的である。
下肢のしびれ感の訴えもなく、
SLRにおいても神経症上の誘発はなく、
ハムストリングスの伸張痛があるのみである。

運動学的検査では屈曲、伸展、回旋ともに
可動域制限とともに下部腰椎部分に疼痛誘発あり。
エンドフィールは筋性の制限をまず感じられる。
疼痛部位をさらに確認していくと、
第3・第4腰椎の両側椎間関節部に疼痛あり。
運動時の疼痛はやや鋭痛で表情の歪みあり。
疼痛は持続せず瞬時に消失するのが特徴である。

アプローチを中止するようなリスクもなく、
運動時に下部腰椎に疼痛が出現することがわかった。
神経障害や疼痛の持続性が乏しいことから
椎間板性や靭帯性の疼痛症状は否定される。
安静時痛もなく運動時痛が主体なので、
内臓からの症状も否定的と解釈した。

可動域制限とともに疼痛が出現するため、
可動域制限部位にストレスがかかって症状が出ているか、
その周辺の代償的に過剰運動となっている関節に症状が誘発しているか
判別する必要がある。
副運動検査をすると第3・第4腰椎の両側椎間関節の
副運動の低下が認められ第5腰椎は問題ないかやや過剰運動であった。
運動時の疼痛部位を再度確認したところ、
やはり第3・第4腰椎部の疼痛であった。
エンドフィールでは筋性の制限を感じるものの、
関節の副運動低下によって筋スパズムも生じることから、
筋の問題のみと断定することはできない。
むしろ運動時のみの鋭痛の出現と副運動の低下から、
第3・4腰椎の関節機能異常による痛みが疑わしいと考えた。

次回はアプローチについての推論を展開していきたいと考える。
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