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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

慢性的な腰痛A2 

まず第3・第4腰椎の椎間関節に対する
モビライゼーションを行い効果判定。
疼痛の原因がはずれていれば
筋に対するアプローチも続けて行なう。
ただ疼痛の第一の問題点が消失することで、
他の部位に疼痛が出現することがある。
これは新しい疼痛が現れたのではなく、
既に2番目3番目の疼痛が存在していても、
最も強い疼痛部位があるために
脳が2番目3番目の疼痛を認識していないためである。
その場合は次に出現する痛みを再び評価し、
アプローチと効果判定を行なうことは同じである。

今回の症例の場合は椎間関節のモビライゼーションで
疼痛は消失した。
腰部全体を指していた鈍痛も生じなくなったとのことである。
しかし、この腰痛は何年も続いた慢性腰痛。
そう簡単にこのまま症状が消失するだろうか。
患者さんは非常に喜んでいるが、再発したときには
喜んでいた分だけ落胆も強くなる。
療法士自身も気を緩ませずに再発の可能性となる原因に対して、
助言しておく必要があり、先回りして守りを固める必要がある。
やはり腰痛で最も着目すべき点は姿勢である。
背が高く、座るときには体幹の前屈が大きい。

そのため「今は症状が一時的に楽になっていますが、
日常生活の姿勢と動作が根本的な原因となります。
ここからは再発したときに何がきっかけとなっていったのか
一緒に考えていきたいと思います。
気づくところがあったら何でも言って下さい。」
と伝えることにした。

これでもし悪化することがあっても落胆するのではなく、
日常生活の何が影響しているのかに気が向くはずである。
ここから療法士もオープンクエッションと
クローズドクエッションを駆使して、
患者さんの根本的な原因を探っていく必要がある。
ではその後、どうなっただろうか。
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Category: 症例検討

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