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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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臀部の痛み 

臀部の痛み

仙腸関節は臨床で度々問題となる。
可動性は極めて低いものの
アライメントが重心に関わる影響が多い点、
股関節への影響が多い点、
脊椎のアライメントとに影響を及ぼす点など、
個別の機能というより連鎖的な影響として大きい。

今回は急性発症した臀部痛とともに
仙腸関節の関与が示唆された一例を紹介する。

昨日までは特に何ともなかったのに
今日の朝から急にお尻が痛いとのこと。
痛い場所を指すように示すと臀部の両側の内側を掌で示す。
圧痛は軽度あるものの、この痛みではないとのこと。

歩行時には立脚後期が両側とも減少。外旋歩行である。
外旋を修正することで臀部の疼痛が助長。
ベッド上での臀部の持ち上げが困難。
疼痛が出現するとの訴えがある。

臀部疼痛で炎症反応もなく、しびれなどの神経症状もない。
圧痛も疼痛の再現性はないことから、
筋性の疼痛は否定的で関節の可能性が示唆された。
部位から仙腸関節の問題を予測し、
評価により仙腸関節の副運動の低下が認められた。

仙腸関節の関節モビライゼーション施行後は
仙腸関節の副運動の改善が認められる。
疼痛の消失が認められるとともに
歩行時の外旋歩行の消失および
ベッドでの臀部の持ち上げが可能になる。

以上のことから今回の臀部痛は
歩行やベッド上での臀部持ち上げを阻害しており、
その疼痛の原因は仙腸関節の副運動の低下に伴う、
関節機能異常による痛みであることが推測される。

また患者への問診により、
昨日は座位でクロスワードパズルを行なっていたとのことで、
長時間による同一姿勢での作業が、
仙腸関節へのストレスおよび同部姿勢での
副運動低下を誘発したものと考えられる。
今後は長時間の座位姿勢は避けることや、
定期的に立位をとること、
また骨盤後傾位の座位姿勢の修正などを指導する。

効果の持続性や日常生活の修正による反応を確認しながら、
今後のリハビリテーションも検討して行きたいと考える。
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Category: 症例検討

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