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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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慢性的な腰痛B2 

次に疼痛の軽減が期待できる運動時痛を確認する。
体幹の屈曲により疼痛の訴えがある。
部位はL5の椎間関節のやや右側。
体幹屈曲時には胸椎の屈曲、股関節の屈曲は少ない。
心因性疼痛も疑われるものの、
可動性の問題から生じる疼痛は管理できるかもしれない。
胸腰椎と股関節のモビライゼーションを施行し、
副運動が改善したのを確認した後、再び体幹の屈曲を行なう。

痛みは変わらないと訴えがあるものの
疼痛部位はL5の椎間関節のやや右側ではなく、
L3の椎間関節の中央である。
再びL3椎間関節のモビライゼーションを施行することで、
同部の疼痛は消失するも、
次は両側腰背部の伸張痛の訴えに変化する。
疼痛は体幹屈曲傾向に伴うストレスによるものと推測されるが、
背中を伸ばすように促すと胸腰椎移行部の可動制限があり、
それが背中を伸ばすことを阻害している印象を受けたので、
同部のモビライゼーションも施行する。
他の部位と比べ副運動の低下が強く、
長期間経過していることが疑われる。
副運動の改善は20%程度と考えられるが、
背中を伸ばすことはわずかに可能になった。

姿勢は何となく伸びやすくなった気がするとの発言があったので、
「今までひどい症状が多かったので、良い部分を見つけることが
 難しくなっていると思います。良くなったと思っても、
 また悪くなる時には精神的に余計に答えますから。
 そんな状況でもわずかな変化に気がつけるのは
 良い徴候だと思います。」
と気づきに対して肯定的な説明を行なう。
この強化刺激により、少しずつでも
良い変化に気づくことができれば、
心理的な良好な影響も期待ができる。
「症状が長期化する場合は、負担を繰り返しているか、
 気持ちの影響が大きく作用していることが多いです。
 当然、これだけ痛いのが続いたわけですから、
 気持ちも落ち込んでしまうのは当然だと思います。」
長期化する症状を具体的に理論的に説明する。
これにより得体も知れない不安や恐怖も具体化することで
薄れるとともにどういった行動をするべきか明確になる。
また心理面に対する説明は相手の解釈によっては非常に不快になる。
例えば自分が精神的に弱いと言われている。と解釈すると、
非常に不愉快な気持ちになるのは当然である。
話す内容やタイミングなど十分気をつけるべきである。
また相手がそのことについて話すまでは待つというのも、
一つの方法である。
そして姿勢を注意する点を自主訓練とし、
次回まで様子をみてもらうこととなった。
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