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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

目標と運動の繋がり 

運動機能疾患や疼痛患者においても
中枢神経を考慮したアプローチでは
何を注意していけば良いのだろうか。

リハビリテーションにおいて
運動機能の向上と脳の身体地図の変化と拡大を図るのに、
課題志向型学習段階的難易度が重要である。

課題志向型学習では目標を明確にすることが大切なのだが、
「○○能力を向上させる」という曖昧なものではなく、
より具体的に結果がわかるものに設定することが必要である。
例えば「歩行能力を向上させる」ではなく、
杖歩行で100m歩行するや300mを○○秒で歩行するなど、
具体的になればなるだけやるべきことが明確になり、
また進歩の度合いも見えてくるようになる。

そしてそれに段階的難易度が設定できれば
具体的な長期目標と短期目標となる。
患者さんが「自分で買い物ができるようになりたい。」
というニーズに対して現在は5分の歩行が可能だったとする。
買い物では15分の歩行が必要とのことである。
まずは今週中に7分を目指し、来週は10分を目指す。
そうすると長期ゴールは自分で買い物ができる為の
15分の歩行が可能になること。
短期ゴールは7分歩行を可能にすることとなる。
これが課題志向型学習と段階的難易度となる。
療法士による機能的改善が目に見えない物でなく、
実際に課題の達成につながるように
どのようにプログラムしていくのかが大切になってくる。

痛みや不安感で身体が前のように動かせなくなった場合、
一つ一つの機能を改善していったところで、
患者さんの身体の感覚はなかなか元には戻らない。
どう動かしていたのか。どう動かせばいいのかは
一つ一つの分解した動作や認知から学ぶことも大切であるが、
今度は情報量が多すぎて統合することが困難となる。

そもそも理屈と身体の動きは脳の働く場所も違うので、
うまく身体に繋がらないことも多い考えられる。
陳述記憶と非陳述記憶なので、
うまくかみ合ってくれないことも多い。
課題志向型学習では動くことから、
身体で以前の動きを思い出し動作を繋げていく。
さらに達成できなければ、自信を失う学習性無力感が生じるため
段階的にクリア可能な状態に持っていく。

次回はさらにこれらの状態を円滑にするための
モチベーションについて述べていきたいと考える。
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