Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

痛みを分けて考える 

一度大きな痛みを経験すると、
痛みそのものが怖くなり、不安がつきまとうようになる。
しかし、痛みというのはそもそも
身体を守ってくれるセンサーのような役割。
痛みにもいくつかの種類があり、
それをどのように解釈するかが、
身体とうまくつきあう為のコツである。

まず、一番気をつけたいのは傷んだ時の急性の痛み
強い痛みを発し、身体を動けなくさせる。
痛みの強さにより、気力も低下し、
その周辺の筋肉もこわばることで動かさないようにする。
骨折や炎症など組織が傷んだ時に生じる。
強い激痛なので顔の表情も変わる程度である。
こういった痛みが出る場合は、
傷んでいるのを教えてくれているので
傷んだところがある程度よくなるまで
無理に動かさないことが大切である。

次に筋肉を動かし過ぎた後で出る筋肉痛
遅発性筋痛とも呼ばれるものである。
普段しないことをした場合など、
2〜3日遅れて出るのが特徴である。
傷んだ筋線維から腫れが広がり、
神経の豊富な筋膜まで達するのに2〜3日かかるため、
痛みが出るのに少し遅れが生じるとも言われている。
入院していた患者さんが一時外泊をしたり、
退院後、元の生活に戻してすぐなどに生じやすい。
通常は2〜3日から1週間程度で回復するが、
不安が強い場合や繰り返し負担がかかる場合は長期化することもある。
負荷を1〜2割以上増加させると生じやすくなる。
負担のかけ方を調節するとともに心配しすぎないように
することが大切である。

また負担を察知した時の痛みもある。
長時間同じ姿勢をしている時に、
負担が集中すると痛みを生じるのがこと痛みである。
例えば、腰を曲げた不良姿勢で座っていたとする。
1〜2分では何の問題もなかったが、
30分経ってくると徐々に重だるい痛みが生じてくる。
これは「このまま続けていると傷みますよ。」というサインなので、
痛みが出る部分が問題なのではなく、
その姿勢に問題があることを示している。

身体に直接大きな問題が出ているのは
傷んだ時の急性の痛みのみで後の痛みは、
そこまで心配することはなく身体が痛まないように
教えてくれているようなものである。
動き過ぎた時に生じる筋肉痛や
姿勢が悪い時に生じる負担を察知した痛み。
こうした症状は身体が悪いから出るのではなく、
健常であっても使い方が悪いと生じるものである。

しかし、一度辛い思いをしたらなかなか痛みは不安なもの。
それぞれの痛みを適切に解釈し、
痛みそのものに過度に不安にならないことが必要である。
またその痛みのサインをしっかり生かし、
動かし方姿勢を調節することで、
より快適な生活を送ることができるのではないだろうか。
私たちはそれを患者さんに伝えていくことも、
役割としては大きいのかもしれない。
関連記事
スポンサーサイト

Category: 日常生活の影響

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/1350-23f07b9f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。