Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

習慣を変えるためのモチベーション 

痛みという症状は、一時的に回復しても
また症状が再発することは非常に多い。
その原因は日常生活の影響が大きい。

例えば腰部に疼痛があったとする。
筋肉の張りなどの症状があり、
姿勢を気をつけることで痛みは消失する。
しかし、しばらくすると姿勢への注意は減少し、
再び同じように痛みが生じてしまう。

結局、姿勢という習慣をいかに
良好な状態を保つかということがポイントとなる。
こういった習慣を改善させるためには、
体がよくなるという「アメ」と
体が悪くなるという「ムチ」を
正しく認識することが大切である。

痛みが良くなることが重要なのだが、
その痛みが姿勢によるものだと認識するには
姿勢を良くした時に痛みが少ないことに気づく必要がある。
また痛みが再発した時に、姿勢が悪くなったことに
気づく必要がある。
この痛みに対して姿勢が関係していることを、
実体験を元にして感じることで
「アメ」と「ムチ」を認識し、
姿勢の重要性を感じることができる。

しかし、痛みは認識しやすいものの、
姿勢との関係性は意識しなければ気づきにくいものである。
療法士がしっかりと確認し、患者さんに伝えることで、
関係性を気づいてもらう必要がある。

痛いという状態は、「ムチ」となり
何かを変えなければという動機に繋がる。
しかし、この「ムチ」は強い意志が生まれる反面、
長く続かないのが特徴である。
また良くなった状態は「アメ」となるが、
これは案外気づきにくいものでもある。
痛みは意識されやすいが、良くなったというのは
すぐに当たり前の状態となるため、
よくなったことにも意識しないと気づきにくいものである。
そのため、別の痛みが意識されたり、
他の部分の問題の方に目が行ったりすることも多い。
良くなったところを意識的に探したり、
療法士がうまく伝えることで、
「アメ」ははじめて認識され、目標となり、
長期的なモチベーションの維持に繋がっていく。

習慣を変えるということは決して容易なことではない。
しかしながら良好な状態を維持するためには必要不可欠である。
常に良好な状態に持っていくことは、
習慣を常にモニタリングすることになるので、
現実的には困難なことである。

症状が出たら、再び気をつける。
このぐらいの気持ちの方が現実的かもしれない。
症状そのものに不安を覚えるのではなく、
症状が体の声だと思って、
うまく修正していくのも大切なのではないだろうか。
療法士が時にはその症状という体の声を翻訳し、
患者さんに伝えてあげることも役割の一つかもしれない。
関連記事
スポンサーサイト

Category: 日常生活の影響

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/1390-d242074f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12