Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

フェロモン 

フェロモンとは無意識のうちに生物の様々な行動を引き起こす。
それは性行動だけでなく、アリのフェロモンは道しるべになるし
ウサギのフェロモンは赤ちゃんに乳首の位置を導くためにも使われる。
フェロモンの発見に対して有名なエピソードは、
やはり「ファーブル昆虫記」のフランスの
ジャン=アンリ・ファーブル(1823-1915)であろう。

ある夜、メスの蛾をかごに入れておくと、
どこからともなく20匹のオスの蛾が群がっていたという。
音も匂いもない状態でどうやってオスの蛾はたどり着いたのだろうか。
この出来事をきっかけにファーブルは7年を費やし研究した。
その後、ファーブルは微妙な匂いのようなものが
関係するのではないかと確信した。

ファーブルの研究から60年後の1959年。
ドイツの化学者アドルフ・ブテナント(1903-1995)は
蛾の物質の中に0.012gの物質を発見する。
そしてこれらの物質は蛾のみでなく他の昆虫でも見つかっていた。

こうしたフェロモンは仲間を導いたり、逃がしたり、
集合させたりと様々な役割を持つ。
それにより虫たちは集団で何かを行なったり、
また危険を知らせることで逃がしたりする。

哺乳類のフェロモンはどういったものになるのだろうか。
多くの哺乳類はフェロモンを感知するセンサーが2つ存在する。
鼻腔の上面にある嗅粘膜と底辺や内側にある管の鋤鼻器官である。
人間の場合はフェロモンの存在に関しての証拠は不十分な状態である。
フェロモンの感知には鋤鼻器官が機能していない可能性が高いため、
嗅粘膜が感知されている可能性が高いとされる。

現在のところ人間のフェロモンとして有力なものは
男性から多く出る汗や尿の匂いである。
これらはテストステロンやその前駆物質によって作られるとされるが、
アンドロスタジエノンアンドロステノンは汗や尿のにおい、
アンドロステノールはおしろいのにおい(麝香臭)がする。
アンドロスタジエノンを女性にかがせた場合PET画像にて
視床下部が反応することがわかっており、
アンドロステノールをかがせると男性への接触が増えたという報告もある。

においに関しては現在、様々な香りのするものが商品として売られている。
しかし、天然のにおいもなかなか捨てがたいものなのかもしれない。

1)Newton,2014 3,14-33
関連記事

Category: 男と女

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/1407-e1e2c0f8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12