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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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痛みと感情 

痛みの伝導路は基本的には侵害受容器の末梢の情報が
脊髄に入り延髄・中脳を視床に入り、
大脳で認知される。

痛みの中枢伝導路は外側系と内側系に分かれる。
外側は大脳皮質の体性感覚野(S1、S2)に至る。
他にも触圧覚や温度覚も伝わる。
内側は大脳の島皮質から前帯状回、前頭前野、
扁桃体、海馬に至る。
情動や認知など痛みの意味を伝達する。
辺縁系にも作用することから、
イライラや不安など不快な感情を生じさせ、
さらに視床下部にも影響を生じさせると、
血圧や脈拍上昇などの自律神経症状を引き起こす。

つまり、痛みは感覚としての外側系だけでなく、
情動としての内側系も考慮する必要がある。
不安や恐怖などの感情は扁桃体の過活動を生じ、
内側前頭前野の活動を減少させることが知られている。
怖いとやる気をなくし、海馬との連結から記憶されやすくなる。
痛いという経験が動くことをやめてしまい、
長期化することでそれは活動性の低下や抑うつ状態をも
引き起こす可能性が出てくる。

痛みを軽減させるにはまず安心してもらうこと。
これからのすべての行動の原動力になる大事な部分である。
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