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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

不眠 

不眠は生活の質を著しく落とす問題である。
また認知症の71%になんらかの睡眠障害が認められ1)
介護をする上でも夜間に眠れない患者がいた場合、
その家族の負担はよりいっそう大きくなる。

不眠にできるケアというものはどういったものだろうか。
不眠にはサーカディアンリズムが関係する。
サーカディアンリズムは約1日で変動する
生理的な体のリズムで、体内時計とも呼ばれる。
睡眠の他、摂食や脳波、ホルモン分泌や細胞の再生などに関わる。
このサーカディアンリズムを整えることが重要となる。

それでは具体的な不眠のケアだが
・規則正しい就寝と起床。
・日中は日光を浴びる。
・日常的に適度な有酸素運動。
・昼寝を制限。
・ベッドは睡眠以外に利用しない。
・入床3時間前までに食事・カフェイン・喫煙は済ます。
・入床1時間前までに刺激を避ける。
などが挙げられる。これはBPSD初期対応ガイドラインによるもの2)だが、
やはりサーカディアンリズムを整えることが重要である。

サーカディアンリズムは睡眠や食事、日光などにより、
リセットされることで微調整されている。
このリズムが崩れた状態は時差ぼけが一つの例ではないだろうか。
よくある例は日曜日が仕事が休みの人がつい土曜日に夜更かしをする。
そうすると次の日にいつもの時間に寝ようとしても、
前日の夜更かしの影響でなかなか寝付けない。
結果、月曜日に眠たい状態で
仕事にいかなければならないというものである。

また昼寝も長い時間寝てしまうと、深い睡眠となり
サーカディアンリズムを崩してしまう。
昼寝は30分以内であれば、
仕事の効率を上げることもでき非常に有効である。
うまく30分程度で目を覚ます方法としては、
昼寝の前にコーヒーなどのカフェインをとっておく。
そうすることで30分後には血中のカフェイン濃度が上昇し、
覚醒の手助けをしてくれる。

体のリズムが崩れたのを戻すのが大切であるが、
最も大切なのはやはりリズムを崩さないことである。
できるだけ規則の正しい生活をし、寝る前には刺激の量を少なくする。
とくに調子を崩しやすい季節の変わり目は得に気をつけておきたいところだ。

1)Rongve A,Boeve BF,Aarsland D:Frequency and corre lates of
 caregiver-reported sleep disturbances in a sample of persons
 with early dementia.J Am Geriatr Soc Vol.58 480-486 2010
2)服部英幸:BPSD初期対応ガイドライン ライフ・サイエンス,東京,2012,
 pp91-92
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Category: 健康

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