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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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安静の弊害 

腰痛において安静は一般的によく聞く。
痛くなったら無理をしないように。
日本でも病気やケガは「ゆっくり休んで治す。」
といった概念は現在でも浸透している。

医学の世界では追跡調査による研究などから、
できるだけ安静は早期に解除するように勧められる。
術後においても安静の期間は短く、
次の日や2〜3日後からリハビリが開始されることも少なくない。
確かに炎症や痛みを増加させるリスクもあるのだが、
それ以上に他の組織の拘縮や
動けなくなるのではという心理的な問題の方が、
長期的にみると問題となることが多い。

こういった意味でもできるだけ早期から動くことが勧められる。
非特異的腰痛においても同様で世界的に安静は勧められていない。
これは安静は予防にも治療にも不利益が大きいという見解である。
またぎっくり腰においても安静にする意識が強いと
再発するリスクが3倍増加すると言われている1-4)
過剰に腰の筋肉を収縮させてしまうことや、
動かないことで体中が硬くなり、
より負担に繋がりやすくなることも考えられる。
不安により疼痛の閾値の低下や交感神経優位、
また末梢血管の収縮なども痛みが増加する理由となる。

1)Fuji T,et al.:The association between compensation and
 chronic disabling back pain.J Orthop Sci 17:694-8,2012
2)Fuji T,Matsudaira K:Prevalence of low back pain and
 factors associated with chronic disabling back psin in
 Japan.Eur Spine J22:432-8,2013
3)Waddell G,Burton AK:Occupational health guidelines for
 the management of low back pain at work:evidence review.
 Occup Med 51:124-35,2001
4)Matsudaira K,et al.:Comparison of physician’s advice for
 non-specific acute low back pain in Japanese workers:
 Health 49:203-8,2011
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Category: 腰椎

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