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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

質問と患者ニーズ 

患者さんの不安や求めているものを把握することは、
リハビリテーションを行なっていく上で重要である。
しかしながら、精神的な要素を把握するのは難しく、
また患者さん本人もうまく伝えられないことも少なくない。

重要なのはこちらの質問を工夫することである。
質問はオープンクエッションクローズドクエッション
そしてポジティブクエッション
ネガティブクエッションを使い分ける。

まずは患者さん本人の言葉をできるだけ誘導しないためにも、
オープンクエッションが使われる。
「何か困っていることはありませんか?」
「調子はどうですか?」
「気になることはありませんか?」

そして少しずつ具体的にしていくために、
クローズドクエッションに切り替えていく。
「どこの痛みが気になりますか?」
「どんな症状ですか?」
「右と左はどちらがきついですか?」

そして、調子が良くなってくると
今度はネガティブクエッションでは見えにくくなってくる。
「何か気になることはありますか?」
「特にないです・・・。」
こういった時に切り替えていくのが、
ポジティブクエッションである。
「だいぶ良くなってきましたので、
何かやってみたいこととかはありますか?」
「次の目標で何か思いつくものはありますか?」

こうして様々な角度から質問していくことで、
患者さんが自分自身でも気づいていない感情を
理解することができる。
この質問の切り替えは視点を変えるきっかけにもなる。
抽象的なものを具体的にしていったり、
ネガティブなものをポジティブにしていったり、
視点を変えることではじめて見えてくるものもある。

気持ち抽象的なものであるが、
行動を起こす時には具体的にする必要がある。
具体的にすることで何をすべきかは見えてくる。
またネガティブ守りを固めるためには大切だが、
攻める時にはリスクを許容する必要がある。
外に出るとこけるかもしれない。大けがをするかもしれない。
でも外に出なければ大好きな買い物にも行けない。
守りは安全を保障できるが、楽しみは得られない。
守りだけで本当の自分が満たされない場合は
ポジティブ攻めが必要である。

こうして質問の中から患者さんの本当の気持ちを捉えるとともに、
現実的に進むべき方向性を明確にしていく必要がある。
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Category: 会話

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