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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

ケガの解釈と治癒1 

リハビリテーションにおいて患者の心理状態は
非常に大きな影響を受けることは言うまでもない。
不安や恐怖など悲観的な思考に固執した場合、
ノルアドレナリンの分泌や交感神経優位により、
末梢血管の収縮と筋の過緊張が生じる。
それらは治癒を邪魔し、慢性的な痛みの要因ともなる。

患者の心理はケガをした時にどう解釈しているかも
予後に影響すると考えられる。
例えば交通事故にあった場合、
自分が悪くないのに痛みが続き、
家庭や仕事などいろいろなことに影響が出てくる。
そういった状況ではどうしても、
「何で自分が・・・」
「あのとき事故にさえあわなければ・・・」
「あの人さえぶつかってこなければ・・・」
また別のところへ矛先が向くかもしれない。
「あの人が私を読んだばっかりに・・・」
「あの仕事さえ入らなければ・・・」
自分に向く場合もある。
「私はいつもこんなことばかりだ。」
「肝心な時にはいつもこうなる。」
「自分は不幸な運命なんだ・・・」
こういった解釈は過去に固執することになり、
この先どうすればいいのかなんて想像することが難しい。

このとき脳は扁桃体が過剰に活動して、
前頭前皮質は活動が抑制されている状態である。
要するに感情が優位になり、理性が働かない状態である。
長期化することで先ほどのノルアドレナリンや交感神経優位による
慢性疼痛だけでなく、脳の機能障害も生じてくる。
コルチゾールの分泌が高くなり、大脳皮質や海馬の萎縮が生じ
いわゆるPTSD。心的外傷後ストレス障害となってしまう。

ではケガに対してどういった解釈をすることがよいのだろうか。
療法士はどう助言やアドバイスをしていけば良いのだろうか。
次回は私見を述べていきたいと思う。
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Category: 心理学

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