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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

インフルエンザワクチンの効果 

インフルエンザワクチンは効くのだろうか?
こういった話題は時々耳にするようになった。
古いデータによるワクチンの無効については、
前回述べた通りである。

では近年の信頼できるデータでの
インフルエンザワクチンの効果は
どういったものなのだろうか。
インフルエンザワクチンは効くのか?という疑問に関しては、
効くほうではないだろうか。このあたりは主観になるので、
実際の数字を見てもらいたい。
65歳以下のインフルエンザ発症のうちワクチン接種で、
70~90%を予防することができる1)といわれている。

また予防よりこじらせないことの効果が大きいといわれる。
これは具体的にどういったことなのだろうか。
高齢者や持病をもたれている方に関しては、
インフルエンザの予防効果は減少してしまい、
30~40%になってしまう。
また重症化に関しては約50~60%防ぎ、
死亡に関しては約80%防ぐことが示されている2)

要するに65歳以下の場合はワクチン接種により、
約70~90%が予防できるのだが、
高齢者や持病のある方に関しては30~40%程度となる。
しかし、重症化は50~60%防ぎ、死亡は80%防ぐ。

腕が腫れたり、ワクチンで体調を崩すこともある。
また風邪をひいて寝込むことにもなるので、
接種するかどうかは本人の意思次第ではある。

現代社会は情報にあふれており、そこから距離を置き、
個人的な価値を追求することも一つの生き方である。
しかし、否定論に代表される個人的な価値観は
フレーミングや確認バイアスにおちいっていることも多く、
一般化しようとするものに関しては
注意する必要があるのではないだろうか。

1)Wilde JA, et al.: JAMA 1999;281:908-13,
 Bridges CB, et al.: JAMA 2000;284:1655-63,
 Palache AM: Drugs 1997;54:841-56, Demicheli V,
 et al.: Vaccine 2000;18:957-1030
2)Patriarca PA,et al.: JAMA 1985;253:1136-9, Arden NH,
 et al.: Presented at the Options for the Control of Influenza
 Conference, 1986:155-68, Monto AS,et al.: Am J
 Epidemiol 2001;154:155-60
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Category: 医療

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