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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

課題の分離 

人間関係においてトラブルになりやすいのは、
他人の問題に踏み込み過ぎた場合や、
自分の問題に踏み込まれたときに多い。
どうしても人間関係の距離が深くなると、
自分の問題と他人の問題の境界線が不明瞭になる。
こうした状態で相手の問題に踏み込んだり、
自分の問題に踏み込まれたときに
ストレスを感じトラブルが生じる理由となる。

例えば職場の場面で、
相手の仕事がうまくいってないとする。
「何であんなやり方をするんだろう?」
腹が立って「もう少しちゃんとやって!!」と相手に言ったとする。
客観的にみるとこれはトラブルになるだろうと思うが、
本人としては自分が正しいと思っているので難しい。

学生指導でも同様のことが生じやすい。
学生がレポートを提出してきたとする。
レポートの視点がどうも間違っていると感じた。
「どうしてこういう視点が持てないんだ!」
と相手に言ったとする。
学生がわずかに怪訝な表情になったのが
余計に腹が立ち「どうしてわからないんだ。」
と考えてしまう。

職場の例も学生指導の例も同様に、
自分の問題相手の問題がいっしょになってしまっている。
相手の仕事は相手の問題であって、自分の問題ではない。
相手に頼むことまでは自分の問題だが、
相手が頼まれた通りにするか、
それを拒否するのかは相手の思考行動なので、
相手の問題になる。
そう考えていくと、
自分と相手の問題を分けて考えることができ
相手に対して腹が立つこともなくなる。
自分がどう思うかも自分が選ぶことができるので、
腹を立てるか、別の言い方に変えてみるか。
それを自分で選ぶようにすればよい。
こういった自分の問題と他人の問題を区別することを、
課題の分離と言う。

「あなたのため。」という言葉は、
実際には自分のためであり、その言葉の目的は
世間体や見栄、支配欲であることが少なくない。
誰の問題なのかがわかりにくい場合は、
誰がその結果を引き受ける人なのかを考えれば良い。
放任ではなく、援助はするが踏み込まないこと。
知った上で見守るという形がとても大切になる。
では他者の課題をうまく切り捨てて考えるには
どうすればよいのだろうか。
次回は具体的に述べていきたいと思う。
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Category: 心理学

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